“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店7 (電撃文庫 お 9-10)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.96
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本棚登録 : 269
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048684026

作品紹介・あらすじ

咲と刻也、二人は予期せぬ形で出会い、物語は始まりました。ですが、それは本当に偶然だったのでしょうか?出会い、想いを育み、共に歩んできた今まで。そこに大きな偽りがあったとしたら-。この出会いは許されぬものだったのです。都和子は決断します。大きな偽りによって歪んでしまった世界を正すことを。-自らの手で咲の命を奪うことを。咲を守りたい刻也、殺さなければならない都和子。二人の哀しくも激しい戦いが幕を開けます。大きな偽り-咲と刻也の秘密とは?そして、二人を待ち受ける運命とは?これが、二人について語る最後の物語となるでしょう。

感想・レビュー・書評

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  • 【再読】

    これまでに出てきたアンティークを駆使して、物語の根幹に触れた最終巻。しっくりきていない部分もあるけど、シリーズを締めるためには仕方ないのかな。個人的にはドンパチやるよりも、じっくり話を進めてほしかった。少し分厚い割には内容が薄いかも。思わせぶりな文章が、この巻はなにかと目についた。そして、魔道書が強すぎる。前巻で倒した(?)ライバル達に全く触れられてなくて、それも可哀想だったな。あの2人はあれで終わりだったのか…。

  • 不思議な力をもつ品物「アンティーク」を扱う物語の最終巻。
    刻也と咲の運命は!?二人に関わるアンティークとは!?

    この巻のために今までの巻があるよなまとめ方なので懐かしいアンティークがでてきたりと面白かったですね。
    でも、やはりこのラノベの魅力は刻也と咲のやりとりが好きだったので最後までそれが出てこなかったのは残念だったな。
    まとめるにはこのようにまとめるしかないが、やはりこのラノベらしい要素は欲しかったなぁ。

  • 最終巻!
    一章 爪痕。殺人犯が通り魔的なやつじゃなかったなんて。『アンティーク』が人を不幸にする率高すぎる。
    二章 真実。刹華さんの存在感。全てが明らかになって、一体これからどう決着つけるのだろう、と思ったら都和子さんと刻也の白々しい会話、辛い展開を示されて涙腺が…。
    三章 幻想。都和子さんと刻也の読み合いも面白かったけど、それ以上にこの章は咲に全部持ってかれた。『コトノハ』ずるい。
    四章 罪。すれ違い続ける咲と刻也にそわそわしながら読んだ。どうしたって刻也との出会いをなくしたくない咲に泣ける。もう繰り返したくないと思うのも本当、まだ繰り返したいと思うのも本当だよね。刻也が付喪堂にやってきたときの、来た来た来た!って感じがたまらなかった。でも刻也の出した答えが、私には本当にそれでいいのかすっきり理解できてない……。世界を戻さず自分たちだけ戻すってどういうことになるんだ。だけどまあ刻也と咲がわだかまりなく一緒にいられるのなら、文句なくそれはハッピーエンド。
    エピローグ。ナチュラルにイチャイチャする刻也と咲を見れて満足です。末永く爆発しろ!

  • 主人公の持っているアンティークが実はヴィジョンではなく、違うものだったというこれまでの話が全てひっくり返るほどの内容になっていた。

    咲を殺してすべてを元に戻そうとする都和子とそれを意地でも阻む主人公の攻防がなかなか面白かった。前回と同じく、急にバトルものになって戸惑いを感じる部分はあったが、ラストである以上仕方が無い面もあるだろう。
    誰もが不幸にならないようにするためにはあの終わり方しか無かったように思えるが、無理にハッピーエンドっぽくする必要も無かったと思える。そこらへんは個人の好みだろう。

  • 終わってしまったぁ(つД`)ノ
    読み終わった瞬間の自分は本気で目がうるうるしてた。この巻は本気で泣けた‼
    何を言ってもネタバレになりそうなんでストーリーには触れませんが、凄い悲しくて、でも凄い心が温まる作品だった。
    そして最終巻と言うことで伏線回収も行い、ホントにラノベの見本とも言えるような出来だった…
    ホント最後までこの作品を書き上げて頂いた御堂彰彦先生に感謝m(_ _)m

  • これはオススメできる。

  • 最終巻。二人の関係が、ずっと前から続いていたものだったという事実。二人が下した決断は、悲しすぎるなぁという印象でした。二人がいいならいいけど、残された人間は・・・とか色々考えたらせつなかった。

  • 7 完結
    好みのタイムトラベルものにも関わらずそれほど共感出来なかったのは、
    刻也に自覚がなくタイムトラベルしている事実がクライマックスまで伏せられていたから。
    それほど好きになれなかった刻也だけど、咲を救うための対策を前もって魔道書や箱に残していた頭脳に惚れた。
    付喪堂骨董店に残れそうな結末だが、火事でアパートを失ったことに変わりはなく家族からの同居要請を回避出来るのだろうか。

  • まさか過ぎる最終巻の展開。
    それをちゃんと1巻で締めてくれたのはよかった。
    自分の中で最終巻で評価爆上げしたお話だったけど、裏を返せばそれだけ著者を舐めてたことになるので、本当に申し訳ないです。

  • 最終巻で単なる恋愛小説になってしまった。
    せっかくアンティークという小道具を使い、また伏線をいろいろ設定していたと思われるが、すべてが無駄になった気がする。

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