俺の妹がこんなに可愛いわけがない(6) (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048685382

作品紹介・あらすじ

ヤバイ。桐乃ヤバイ。俺の妹マジヤバイ。まず偉そう。もう傲岸不遜なんてもんじゃない。超居丈高。「オマエ何様」って妹にきくと、「チッ」って舌打ちするだけじゃなく、その後腕組んで「うざい」って睨みかえしてくる。スゲェ!なんか遠慮とか無いの。妹なんだから兄貴のことを敬って、もっと仲良くしなきゃいけないんじゃ-と思っていた時期が俺にもありました。けど桐乃は違う。そんなの気にしない。むしろ誇らしげ。とにかくお前ら、ウチにいる妹のヤバさをもっと知るべきだと思います。そんなヤバイ桐乃と一緒にいる俺、超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。

感想・レビュー・書評

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  • この6巻は桐乃がアメリカから帰国してからの話となる。
    モデルの仕事で加奈子が再びメルルのコスプレをしてイベントに出るとの事で、京介はあやせに加奈子のマネージャーのフリをして加奈子がちゃんと禁煙出来ているのか確認して欲しいと頼まる。相変わらずの態度の加奈子だが、同じイベントに出ていたブリジットちゃんのピンチにある行動を取る。
    ある日の日曜に京介は友人の赤城に誘われて秋葉原へと買い物へ行くことになるがひょんなことから18歳未満立ち入り禁止のお店へと行くと2人のテンションが凄いことになり・・・まぁ男子高校生ならではのバカ騒ぎ。
    また別の日、なんだか元気がないような様子の沙織を心配して桐乃と京介と黒猫で沙織の家に行くことになる。いざ沙織の家に着くと沙織の姉であるという香織が出てきた、しかし実はこの香織は・・・
    そして4章では桐乃がアメリカに留学していた際にルームメイトだったリアという世界最速の小学生が日本に来ることに。その目的は1度だけ桐乃との勝負に負けたことのリベンジだという。果たして勝負の行方は。
    今回は割りと笑いの要素が多い感じだった。赤城と京介との話では男なら頷けてしまうようなことが多くとても面白かった。そして沙織の本名や素顔がわかるので今まで気になっていた人には嬉しいかも。また最後の桐乃の気になる一言から今後どうなるかが楽しみ。

  • 兄と妹の関係から始まったシリーズももう6巻。
    なんか、最初とはすごくテイストが変わってきたなあ。

    京介がすっかりオタクになっちまったのはまあいいとして(笑)
    なんだかエピソードやキャラの扱いがすごくテンプレ的になった気がする。
    どっかで見たような、と言うか、ねらってる感ばりばりで、なんか落ち着かない。
    このシリーズは本来もう少し心に響く展開がウリだった気がするんだけど。
     
    たぶんあれだな。
    物語の基本のはずの妹との関係が今回けっこうおざなりだったからだろう。
    それとこの巻はある意味短編集みたいで、個々の話にあまり深みがなかったからかな。
     
    そう言う意味で”作者の意図通り”笑えるお話だったけれど、このシリーズの中では物足りない気がする。
     
    次号への引きがえらく意味深だけど、新たに妹と京介との関係性を描き直すような内容ならば、いいなあと思う。

  • 友情っていいなぁ...って思ってたのに、そんな展開ってアリなの?

  • 桐乃の帰国に伴って、京介の周りはまたもわいわい。
    ツンツンな桐乃や桐乃の友人たち。
    そんなツンツンしつつも何だかんだ友達思いな姿が心を優しくしてくれる。
    沙織の素性も遂に明らかになるし、沙織のことが気になる私にとっては良き内容でした。

  • アニメを視聴してから原作を初めて読むと、この内容をよくアニメ化したなと感じた。
    かるく読むだけでもアニメでは使えない描写が存在する。調べるとその辺の話は回避しているようだったな。まあ、当然だな。
    部活の話は面白そうだから部活でもやれたんじゃないかと思うけど、そちらは桐乃が全く関われなくなってしまうから扱わなかったのだろうか。
    [more]
    そういえば京介は初期の頃の普通の人っぽい部分から大きく逸脱する時があるんだよね。特にあやせと関わる時はほぼそうなっている気がする。桐乃のことで相通じたのだろうか?

  • ライトノベル

  • 沙織、いい子だなぁ。第2弾。まぁ、本巻は、各キャラクターの性格描写・背景描写を軸とした短編集ですね。

  • アニメではここから以降第二期となる。


    桐乃を連れ帰って来た京介。
    桐乃は復学手続等をしながら生活中。
    京介、何か納得出来ず。
    コスプレ覇者の加奈子(メルル)とブリジット(のアルファ)。加奈子が禁煙出来ているか確かめて欲しいとあやせから頼まれる京介。
    加奈子とブリジットのイベントに桐乃と黒猫が・・・

    親友赤木とアキバにて妹に頼まれたエロゲーを買い、その後アダルトショップのお店へ。
    そこで見つけたラブドール。
    瀬名によく似て、赤木はうっかりトリップしていた…
    赤木は瀬名と待ち合わせて、買い物後映画に行くという。
    待ち合わせのハンバーガーショップで瀬名登場。
    ラブドールのカタログを発見され…
    後は知らなーい♪


    アキバのカフェを貸切にして、桐乃帰国パーティーを開く事に。
    が、幹事の沙織が当日ドタキャン。
    なので高坂家にて黒猫と遊ぶ。遅れて沙織参戦。
    いつもよりも元気のない沙織の姿を見て3人は沙織の家にアポなしで押しかける。
    そこにいたのは…深層の令嬢である素の沙織だった。
    本名 槙島沙織 嬢。


    リア登場。
    アメリカで桐乃とルームメイトだった『世界一足の速い小学生』(桐乃談)だ。
    リアが高坂家にホームステイする事に。
    京介が帰宅するといきなりまっ裸なリアと玄関先で出会う。
    続けて桐乃のまっ裸。
    何故か京介に懐くリア。
    観光地にアキバを選び、桐乃&リアを連れて京介がお供。
    帰りがけに桐乃の中学の校庭で100m走。
    リアの本当の目的。リベンジ。
    アメリカで、タイムアタックで桐乃に負けたリア。
    リベンジで勝ち、ロスに帰って行った。
    リアはアキバで桐乃の好きなものを見て、感じて。
    京介がどれだけ桐乃の心に食い込んでるかを知り。

    桐乃から爆弾発言を受ける京介。
    『あたしの彼氏になってよ』とお願いされる。

  • そして、帰国してからの日常。

    何も言わずに行ってしまったわけですから
    当然あちらこちらにフォロー必須。
    連絡をし続ける妹を見て、何だか微妙な感じになる兄。
    戻ってきてよかったね、では
    確かに現実は終わらない。
    もちろん、他の人達の動きも終わらない。

    すっかり忘れていたモデル希望の、妹の友人も
    シスコン友人の思考回路も止まらない。
    確かにこれを兄からされれば半殺しの刑ですが
    人がやっている分には、にやにやしながら眺めます。
    友人がしそうになったら…まぁ一応止めます、一応。

    そしてついに(?)彼女の本体(!)も出現。
    一度勝ってきた女の子もやってきたりで
    ものすごい充実した…というか
    行きつく暇もない日常。
    やっと休める…と思いきや、最後の台詞。
    これはあれですか?
    振りをしろ、という事ですか?
    うっかり、は? と思ってしまいましたが
    多分そういう事ですよね?!

  • アニメは2期の初期のほう、だいたい4話ぐらいまでに対応。ラノベのイラストとアニメのキャラデザが同じ人、そして、作者が一部だがアニメの脚本を担当、と、アニメの原作再現度は2期も1期同様きわめて高い。
    内容は留学した桐乃が帰ってきた後の話で、沙織の人となりが語られたり、桐乃の留学の顛末が総括されたりと、物語が大きく動いた1期ラストを引き継いだアニメ2期の導入部。5巻に比べるとややパワー不足を感じます。

    そして何より、多くの読者が「あれ、黒猫ルート入ったんじゃなかったっけ?」と感じたと思います。あれほど大げさに言っていた割に、京介と彼のハーレムの構成人員との間の関係性に大きな変化は見られません。特に桐乃に対しては「人生相談」って言葉を使わなくなっただけで、やっていることは相変わらず。桐乃のウザさも相変わらず。
    コミカライズ作品もありますが、こちらはタイトルから「俺の後輩がこんなに可愛いわけがない」って変えてしまっています。これぐらい思い切って貰いたかったなあ。

    相変わらずアニメを先に見てしまっているのですが、話数が進むにつれ、先細り感がどんどん強くなっていきます。結局、ヒロインとのハッピーエンドを提示できなかったのがこの作品の最大の弱みだったということを、この先どんどん強く感じることになっていくのでしょう。

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著者プロフィール

電撃文庫『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『エロマンガ先生』著者。

「2022年 『エロマンガ先生(13) エロマンガフェスティバル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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