神様のメモ帳5 (電撃文庫 す 9-13)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
4.09
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本棚登録 : 1111
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048685436

作品紹介・あらすじ

ニート探偵アリスとその助手である僕は、深刻な事件の合間にも、ばかばかしくてつまらない、けれど忘れられない揉め事にいくつも巻き込まれている。今回はそんな僕らの事件簿から、いくつかをご紹介しよう-ミンさんを巡るストーカー事件「はなまるスープ顛末」、アリスご執心の酒屋を襲った営業妨害事件「探偵の愛した博士」、平坂組のバカども総勢を巻き込んだ誘拐事件「大バカ任侠入門編」に、特大100ページ書き下ろしのオールスター野球騒動「あの夏の21球」を収録。泣き笑いの日常満載のニートティーン・ストーリー、待望の短編集が登場。

感想・レビュー・書評

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  • 短編集だけど、読み応えがありました。平坂組の馬鹿たちの活躍は見ものです

  • 今回は短編集です。

    第一話「はなまるスープ顛末」は、ミンさんの家にストーカーが押し入り、その行方を追う話。第二話「探偵の愛した博士」は、小さな酒屋を経営している岡林友造(おかばやし・ともぞう)が、店の酒に異物を混入されるなどの被害を受け、アリスたちがその犯人をさがす話。第三話「大バカ任侠入門編」は、平坂組の事務所に、大家の娘の陣内(じんない)カオリを誘拐したという脅迫電話がかかってきて、鳴海が事件を解決にみちびく話。第四話「あの夏の二十一球」は、少佐たちの行きつけのゲームセンターがヤクザの「ネモさん」こと根本喜一(ねもと・きいち)強迫を受けており、鳴海たちが店の存続をかけて野球の勝負をする話。

    いずれも、他巻の長編より軽いテイストに仕上げられており、ライトノベルらしいキャラクターの立ちまわりとマッチしているように感じました。個人的にはこのくらいのギャグ成分強めの内容のほうが好みです。

  • シリーズ初の短編集。悪くはないが、長編に比べると深みはあまりない。

    ラノベ書評:
    <a href=\"http://blog.rashita.net/?eid=1042344\">ラノベ書評 神様のメモ帳5</a>

  • この巻は主人公 鳴海がありすと共に行動してきた過去を語る番外編的なものである。しかし内容は濃く、最終章のやくざと野球をする話は特に肩入れされている。それは作者が野球に対して、如何に強く思い入れがあるのかが垣間見える。今まで出てきたキャラクターたちが一致団結して一つのお店(ゲームセンター)のために必死になって戦う姿は、中途半端でなく本当に真剣に描かれていて、野球をよく知らない読者でも彼らの本気が伝わることは間違いない。

  • 今回は短編でまとめられてました。
    日常に起きる事件を中心に書かれてました。(それ以上のものも何個かありましたが…。)
    とても、面白かったです。

  • 短編集

    ドラッグや殺人事件のように重くない話。

    「探偵の愛した博士」が個人的には好きだな。
    「大バカ任侠入門編」は平坂組の対応に笑った。

    どれもいい話だった。

  • 君は詐欺師に向いているんじゃという、アリスの台詞がどの巻でかありましたが、確かにそうなのかなぁと思います。

    そういった意味で、アリスのいうナルミが『物語』を作れる人間という言葉は、当てはまるのかなと。
    嘘が、真実となれば、それはもう嘘ではなく事実。詐欺ではなく、本当のことになるわけです。

    はなまるスープ
    ピーツが複雑に絡まり合うと、真実が見えづらくなる。
    でも、一つ一つ紐解いていくと案外簡単な構造。

    探偵の愛した博士
    タイトルを最後になって理解できるオチ。というか、そんなに種類があるのかぁと。
    思い込みが原因ってのはあると思いますが、疑うのはまず身内からってね。

    大バカ任侠
    アリスが唯一敗北感を味わう話なのかもしれない。
    バカだからこそという大事なお話。

    あの夏の第二十一球
    このときのナルミって、一般人であって既に肉体的には一般人でない気がしますね。
    自分では思っていないけど、経験積んでわりと普通の人以上の力を持っているような?
    だからこそ、打てたという気がします。
    でなければ、目だけ良くても打てはしない。

  • やきう

  • 短編集。
    まあまあ。

  • 9784048685436 371p 2011・6・2 10版

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著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》受賞者。代表作に『神様のメモ帳』『さよならピアノソナタ』など

「2023年 『楽園ノイズ6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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