舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • アスキーメディアワークス
3.32
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  • (132)
  • (24)
  • (4)
本棚登録 : 655
レビュー : 92
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048685818

作品紹介・あらすじ

工学部の大学院生・舞面真面は、ある年の暮れに叔父の影面からの呼び出しを受け、山中の邸宅に赴く。そこで頼まれたこととは、真面の曽祖父であり、財閥の長だった男、舞面被面が残した遺言の解明だった。従姉妹の水面とともに謎に挑んでいく真面だったが、不思議な面をつけた少女が現われたことによって調査は思わぬ方向に進み…。

感想・レビュー・書評

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  • ミステリーだと思っていたら……いや、もうジャンル分けの話は本当にいいわな、特にこの著者に関しては。マジックリアリズムさを醸しつつ、徐々に謎が解かれていくようでありつつ、実は解かれていたのは主人公の人格だったのね、という感。正直、人に勧められる面白さかというと首を傾げてしまうのだが、ワシは主人公の描き方が好き。著者はこのキャラを書きたかったのだろうな(推測)。この主人公のような(ある種で厨二感溢れる)思考は、身に覚えのある人にとっては面白いだろうし、自らを省みるキッカケにもなると思う。

  • 2010年刊行。野崎まどのメディアワークス文庫は刊行順に読め!とのことなので、最後を楽しみにして読んでいく。こちらの本も、アムリタと同様の趣向。アムリタに比べて、序盤が若干物語に入り込みにくいと感じた。最後まで読んだ時に著者の仕掛けに気付くことができる、ちょうどいい文量は変わらず。

  • こ、これは、殊能将之の作品で俺が一番好きな「黒い仏」!
    もしくはジョン・ディクスン・カーの「火刑法廷」!

    というだけで全部ネタバレになるので、ネタバレの内容を含むのボックスにチェック入れておきます。

    まあ、、郷土資料の件で妖怪がうんたらという言及が2回ほどあったし、お面が世代を超えている時点で、これは憑き物そのものだな、と真相に気づくには十分。

    案の定面白いのは真相ではなくて、主人公のペルソナが指摘されるくだり。ペルソナの上にペルソナを被せるってのは自分自身に照らし合わせても思い至る、ある種複雑な自己欺瞞だと理解。

  • 「2」を読む為に読んでおいた方が良いという事で読破。まいつらまとも、という変わった名前の頭の良い大学院生が、面の妖怪みさきと何だか良からぬ感じになってゆく…と言った内容。相変わらず読みやすくて途中はサクサク読んでいける。その点では良いエンタメ。

  • 舞面家を久々に訪れた大学生の真面。叔父からの依頼は、ある謎を解くことだった。ラスト手前までは米澤穂信の伝奇ミステリぽくて面白かったんだけど、このラストは〜「面白さ」ってそんな世俗的な方向にいかない方が好きさー。ちぇ。どうもこの作者さんとは、ラストの好みが違うっぽい。

  • 前作『アムリタ』に比べて随分設定もキャラクターも良く、面白かった。
    あとあまりジャンル分けしてと意味ないと思うので、この作者に対してはミステリーがどうとか言わないことにした。

    ラスト何だけど、色々と調べてみたけど見つからず、私が勘違いしてるみたい。
    次の○○○が、○○だと思ったのだが。。。
    そうした方が驚きが大きくて良い気がするんだけどなー。

  • 『のざきまどはのぞき窓とかけているのか?』


    野崎まど(変換で正しい漢字が出ないのが歯がゆい)という字面を見ると、いつもゆめにっきというゲームの主人公を思い出す。ただそれだけなんだけど。

  • 何しろ謎解きだと思っていたら
    謎解きではない という
    着地点に驚かされます
    真面は 「人でなし」に
    なってます
    小粋で軽妙な会話だけでも
    楽しめる小説です
    ヒロイン水面ちゃんが
    大化けして欲しかったなぁ
    やはり 美女には
    大暴れしてもらいたいのです

  • 順番で読むと良いと聞いたので、順番に消化中。
    うーん、なんと表現したら良いのかわからないけど、アムリタと同じような雰囲気を感じます。
    ミステリーとは呼べないけど、話に引き込む話作りは上手だと思います。

    あー、だいたいこういう感じの作家か!と納得はしました。

  • 『2』を先に読んでしまっていたが、そのスポンサーの舞面真面の話。不思議に思っていた仮面の女の正体がわかって納得。

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著者プロフィール

【野崎まど(のざき・まど)】
2009年『[映] アムリタ』で、「メディアワークス文庫賞」の最初の受賞者となりデビュー。 2013年に刊行された『know』(早川書房)は第34回日本SF大賞や、大学読書人大賞にノミネートされた。2017年テレビアニメーション『正解するカド』でシリーズ構成と脚本を、また2019年公開の劇場アニメーション『HELLO WORLD』でも脚本を務める。講談社タイガより刊行されている「バビロン」シリーズ(2020年現在、シリーズ3巻まで刊行中)は、2019年よりアニメが放送された。文芸界要注目の作家。

「2020年 『タイタン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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