初恋彗星 (メディアワークス文庫)

  • アスキー・メディアワークス (2010年5月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (338ページ) / ISBN・EAN: 9784048685849

みんなの感想まとめ

人間関係の複雑さと恋愛の切なさが絡み合う物語が描かれています。幼馴染みの男女とその周囲の人々のすれ違いや重い想いが、時に痛みを伴いながらも純愛として綴られています。登場人物たちの感情や選択が、彼ら自身...

感想・レビュー・書評

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  • 幼馴染みの男女とその周りと。
    巡り巡るすれ違いが引き起こす恋愛物語。
    人を想う切なさと、壮絶な身の回り。
    引き込まれて読んでいました。
    登場人物に「舞原」は出ては来るけど、財閥色は今回はなく。
    ただただそれぞれの純愛が綴られていました。
    時は流れての物語で、心温かくなりました。

  • シリーズ第二弾。
    小学生で仲良し4人組となった柚希、紗雪、星乃叶、琉生の
    大学生になるまでと、それからのお話し。
    なんというか、重い・・・
    重い想い・・・
    執着とでもいうのだろうか?
    ある意味、それを貫いたお話しだと思う。
    これこそが守るということなんだろうけど
    経験が無いから想像するしかないけれど
    これは受け止めきれなくて辛いわぁ~
    変な意味で引きずりそうです(-。-;)

  • 「満天の星空に君の声が」
    絶望し全てを終わらせようとした矢先。
    言葉にしていないのに態度で分かれという彼女は無茶を言うな。
    しかも弁解の余地も無く怒られるのは中々に理不尽だな。

    「流星群と未来の行方」
    変わらない日々に突然訪れた終わり。
    言い辛い事だろうがわかった時点で伝えれば、後悔のない思い出作りが出来るのでは。
    ただ何時もと同じようにというなら言わないほうがいいのかもしれないな…。

    「星降る君の公転周期」
    胸のざわめきを無視して出会う毎日。
    自分に向けられた好意に気付きながらも知らぬふりをして接するのはどうなのだろう。
    期待を持たせたあげく断るというのは何だか狡いな…。

    「巡り合う星」
    5年半の年月を経て彼女の元へ。
    病院という場所を目にした瞬間嫌な予感がしたが…。
    もしかして、彼以外はこの事実を知っていて隠していたのだろうか…。

    「初恋彗星」
    引っ越した先で起きた悲劇。
    父親の甘さを責めることは出来ないが、彼女を守ると決めたなら何かしら出来なかったのだろうか。
    少しずつ崩れ始めた嘘の世界だが、逆に言うとよくここまで隠し続けれたな…。

    「星の家族」
    全てを忘れた彼女との再会。
    ついていい嘘ではないが、彼女の嘘の世界があったからこそ何時迄も忘れること無く近くにいたのではないだろうか。
    狂っているようだが、それだけ好きな人に尽くせるのは凄いことだよな…。

    「星空にお祈り」
    母と父と一人娘の生活。
    愛する人に忘れられた挙句、父親として認知されるなど考えたくもない。
    ただ二人共彼女のことを本当に愛していたからこそ最期まで一緒にいれたのだろうな…。

  • 昨年の夏ごろに1と3作目を読み、シリーズを通して読んでみたいなと思った。遠くへ行ってしまった恋人への一途な思いと、幼馴染としてその男性のそばにずっといながら、男性の恋人に関する秘密を守り通すためにずっと嘘をつき続ける。切なさ満開の展開。最後にはそれぞれのキャラに「救い」があり、読んでいて一安心。一言で物語を例えるなら「切ない!」という言葉に尽きる。感想はこんなところです。

  • 「命の木って可哀想だなっていう話。善悪の知識の木より先にそこにあったのに、聖書の中にもきちんと記述されているのに、多くの人に忘れさられている」 不器用な紗雪、それが切ない・・・

  • 最後の方は大号泣してしまいました。

    柚希も紗雪も本当に強いな。
    本当にそう思います。
    もしも私の愛する人が星乃叶のようになってしまったら、
    最後まで添い遂げられる自信がありません。

    やっぱり強いなぁ。

  • 最後の語り部が紗雪で良かったと思う物語だった。みんなを見送ったからこそ、人生で最高の本音を吐露出来たのかもなぁと。

  • 賛否両論あるなぁと思いました。秘密、と言えるのか微妙なところです。2人の心情が丁寧にかかれているところが良かったです。

  • 逢坂柚希と美蔵紗雪は幼馴染。
    継母を殺そうとしている同級生の舞原星乃叶を見かけた二人は、星乃叶を預かることに決めた。

    柚希と星乃叶の恋。
    紗雪の想い。

    切なくて苦しかった。

    紗雪は大切なものを片手で数えられる。
    この文章が、とても好きです。

    大切なものは多い方が良い。
    でも、そんなにたくさんあったとしたら、大切なものを大切にし続けることが出来なくなる。

    紗雪は、柚希と星乃叶だけが大切だったから、どれだけ自分が辛くても壊れそうでも…もう壊れていたとしても、守り続けていくことが出来たんだろうな。

    彗星、見れて良かった。
    どうか紗雪が、またどこかで柚希と星乃叶に逢えますように。

  • ツッコみどころは山ほどある。
    未成年がそんな人を雇う財力はどこにあるんだとか、それはいったいどんな手続きを取れば実現できるのかとか。
    何よりは、彼女が少しずつ成長していくのなら、いつか必ず真実を知るときが来るということ。
    一体それをどうやって乗り越え、彗星までたどり着いたのだろうかということ。

  • 綾崎隼の第2作。まさかそんなことが…。のさいごの後で知ったがノーブルチルドレンの最後のあたりでこの件について触れられていた。

  • 展開が斜め上を行く作品。
    星が降る夜、仲のいい4人がある約束をした。
    その約束が叶うまでに儚い苦難と葛藤があり、
    結末は捉え方によってはハッピーエンドであり
    バッドエンドでもある。

    恋愛、友情、嘘が行き交い、終始ドキドキしながら
    読める内容でした。

    綾崎隼さんの作品の中で一番好きな話です

  • 長編恋愛小説。
    幼い頃からの淡い恋愛が軸になってストーリーが進んでいく。
    子供の頃の純愛が、それぞれ相手のために嘘をつき、秘密を作り、綺麗すぎるストーリーの裏側で、実はとんでもないことが起きている。
    嘘と秘密が増えるたびに、正論と感情論がぶつかり合い、正直こんなことはありえないだろうと思う。
    とにかく表向きは綺麗なストーリーで、美しい純愛の話です。
    が、綺麗な話の裏には、嘘や秘密があり、誰かの犠牲のもとに美しいものは保たれているんだなと思わせられる。
    序章の文章が、最初に読んだ時と、ラストに読んだ時で全く印象が違う。
    そう繋がるのかと最後に思います。

  • 先日読んだ「蒼空時雨」が面白かったので、続編も借りてみました。
    うわー。うわー。うわー・・・。
    この本も初版が2010年やけれども・・・。

    危うい。

    「蒼空時雨」同様、恋愛をテーマにした物語・・・。かな・・・。
    ミステリではないもんね・・・。

    「どうしてそんなバカなことに全力になるんやろう」
    と、どのくらい思われるのが、10代の特権と財産やと思います。
    (いや、もしかしたら20代でも)

    先達には
    「バカなこと」
    と、いわれても、それがバカなことなのかどうかは、自身も体験してみないとわからない。
    最近は情報がたくさんあるから、「体験した気になって」いっぱしのことを語れる10代もたくさんいてられるんやろうけれども・・・。

    それはよくもあり、悪くもあるんやろうなあ、なんて、思った。

    このシリーズは、登場人物が誰かを思うことにバカみたいに全力になっている。
    そんなことができるのは10代のうちだけやから、
    「危ういなあ」
    と、思うけれど、小説としては、いいと思う。
    こういう本も、いいと思う。

    バカみたいに一生懸命になる人を(フィクションとして)読むのも、いいと思う。

    相変わらず登場人物の名前は読みづらいけれども(ここらへんに時代を感じる・・・)、柚希はすっごい、いいやつやなあと思った。
    なかなかおらんやろ、こういう子!!

    で、星乃叶は「蒼空時雨」の礼央と同じ苗字なんやけど、どういう関係なのかな・・・?
    そういや、「蒼空時雨」の終盤で「星乃叶」と、いう名前も登場してたっけ。

    群像劇のようなので、あまり深くは考えずに次作を読みます。
    幕間が一番長く、客観的に状況をつづってくれるのも、面白い構成やなと思った。

    (2015.11.13)

  • 表紙イラストを手掛けるワカマツカオリさんがきっかけで読み始めた綾崎作品。

    普通に恋愛小説として読み始めると、段々と不穏な空気がまとわりついてくる感じに、あぁ、綾崎さんの描く恋愛だもの…と我にかえる。

    甘い味に次第に苦味が加わって、昔数回食べた事の有るお菓子で小さな飴のかけらに仕込まれた、口中でパチパチピリピリするものが弾ける感じ。地味に痛いやつ。

    を思い出した。。

    そんで…あとがきで著者が男性と知るw(゜o゜)w

  • 再読です。

    結婚して、子どももいますが、今でも学生時代の淡い恋は思い出します。
    結婚してからは学生時代の想い人には会っていませんが、ちょっと作中の子達と同じで、私の学生時代の恋も叶わぬ恋でした。(ただの既婚者)
    思い思われ三人が一生一緒に過ごす。羨ましいなあと思いました。事故で退化した星乃叶は不幸であるけれど、幸せ。



    紗雪は、転校生の星乃叶が三日も学校を休んだので、担任からプリントを届けるように任される。
    紗雪は、同級生でお隣さんの柚希が、星乃叶に気があることを知っている。
    だから柚希も連れて星乃叶の家に行った。
    そうすると、星乃叶が家を燃やそうとしてるとこだった。
    星乃叶は継母に虐待されていた。
    父は事業が失敗して働き詰め。
    虐待を知らない。
    紗雪の提案と、両親の良心的な計らいで星乃叶も紗雪の家で過ごすことに。
    紗雪は友達がいなかった。
    唯一無二の友達ができた。

    中学に上がると、父親の仕事で新潟に転勤になった。
    しかし、新潟に行った矢先、継母と出くわして逃げた時階段から転げ落ち、植物状態に。
    紗雪は目覚めると信じて柚希には内緒にして、紗雪が星乃叶のふりをした。

    六年つき続けた嘘も、終わりを迎える。
    星乃叶の父が末期ガンに。
    今月で星乃叶の延命治療を止めることに。

    柚希は、紗雪と共謀して嘘をついていた琉生に連れられ病院へ。
    そこで星乃叶が六年も植物状態だったと知る。

    そして奇跡が起きて星乃叶は目覚めた。
    記憶を失って、幼児化した星乃叶。
    それでも柚希は星乃叶と生きるといい、父親が死ぬ前に婚姻届の欄にサインを求めた。
    だが、父は受け入れなかった。
    星乃叶と生きるのは、別に結婚しなくてもいい。
    君を思ってくれている人と結婚してもいいじゃないか。
    そうして、柚希は紗雪と結婚し、星乃叶を娘として二人で一生をともに過ごした。

  • 運命の人。ずっと忘れられない人。
    この方の本はそれがメイン。
    にしてもほのかの人生残酷だな。

  • ある夜、逢坂柚希は幼馴染の紗雪と共に、重大な罪を犯そうとしていた舞原星乃叶を助ける。彼女は紗雪の家で居候を始め、やがて、導かれるように柚希に惹かれていった。それから一年。星乃叶が引っ越すことになり、次の彗星を一緒に見ようと、固い約束を三人は交わす。しかし、星乃叶と紗雪には、決して柚希に明かすことのできない哀しい秘密があった・・・

    なんていうか、こういうの昔好きだったな。主役よりも脇役の方がいい味出してた。先が読めるような読めないような感じ。

  • 超展開。
    出てくる女子キャラが、男性が思う理想の女子って感じでまったく共感できなかった。
    文章は綺麗で読みやすいです。

  • オススメされて読んだ一冊。
    いやぁー……
    電車のなかで読みつつ辛過ぎてうるっときた。
    今年読んだ恋愛話の中で一番心にズシンと重たく、本当に重たくのしかかってきた一冊だと思う。
    最後の最後までしっかりとオチをつけて持って行ったあたりが妥協と言うかある意味希望を許されない話だと思った。

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著者プロフィール

2009年に第16回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞し『蒼空時雨』(メディアワークス文庫)でデビュー。「花鳥風月」シリーズ、「ノーブルチルドレン」シリーズなど、メディアワークス文庫にて人気シリーズを多数刊行するほか「命の後で咲いた花」などの単行本も刊行。講談社タイガでも「君と時計と」シリーズ(全4巻)を刊行。恋愛青春小説の書き手として10代20代女性読者から多くの支持を集めている。

「2021年 『セレストブルーの誓約 市条高校サッカー部』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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