キミノ名ヲ。(1)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
4.62
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本棚登録 : 160
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048687072

感想・レビュー・書評

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  • 2007年夏、不思議な白い手によって700年前の日本へ導かれた千鶴子。
    そこで護良新王と運命の出会いを果たす。

    携帯小説って何度か読んだ事ありますが、どれもイマイチでした。でもこの小説はとても綿密に作られていて読んでいてワクワクしました。そして悲しい恋。

  • 歴史の本=キミノ名ヲです笑
    ケータイ小説とは思えない深い話です!
    私はこの本きっかけで、歴史が大好きになりました。「みんな生きてたんだ」って当たり前だけど、ちゃんと分かったのがキミノ名ヲだったので。

    確かに難しい言葉もあるし、人間関係とか大変だけど、勉強になるし、読み終わったら絶対歴史に興味持ってますよ笑

  • 700年、

    キミだけを

    想ってた・・・

    平凡な女子高生・千鶴子は鶴岡八幡宮付近の神社の鳥居で不思議な声に呼ばれ、鎌倉時代にタイムスリップしてしまう。

    現代に帰りたいと望む千鶴子だったが、そこで護良親王と運命の出会いを果たしてしまう・・・。

  • ケータイ小説とは思えないぐらい素晴らしい作品でした!
    とにかく、言葉一つ一つが綺麗で百さんの世界に引き込まれてしまいます。

  • すごいややこしい時代が、キャラとか、物語の運びが良いから、なんかわかった気になる(笑)
    みんな生きてたんだって、歴史をもう一回学び直したいな、と思わせてくれる。とにかく、真白くんがイイ(笑)切ない。

  • 初めてケータイ小説を読みました。
    ケータイ小説というと私の苦手とする恋愛要素が強くヒロインに悲劇的な出来事が立て続けに起こるというイメージがあり自分の読む小説のカテゴリからは除外していました。
    この小説もそういった点では外れていませんが、手に取ったきっかけがトリップものということです。
    さらに、主人公のトリップ先が王道の戦国や幕末ではなく鎌倉末期という点でも好感が持てました。
    歴史小説は時代背景が難しそうで苦手だな…という方でもキャラクター性の強い登場人物が事細かく説明をしてくれていますので、飽きずに読めます。
    また、作者さんは史実とオリジナルを上手く織り交ぜていらしゃいます。

  • ただの携帯小説と侮ってはいけない。ときに歴史の教科書にもなりえる、とても切ない恋愛小説。後醍醐天皇の第三子・護良親王を祀る鎌倉にある、鎌倉宮にはこの小説のファンが多く参拝している。それほどリアルなファンタジー。歴史好きならすんなり読めるはず。

  • これで、この話を読んだのは約3ターン目です。・・・何度読んでもいい。
    元がケータイ小説といえど、しっかりしているし、歴史上の人物と出来事を上手いこと現代風にアレンジしてあって読みやすい。
    時折出る色の描写も、よりいっそうこの話を美しくしている、、、。
    あっさり、なめらかだけれど時に残酷でもある、美しい純愛物語。

  • 一瞬にして物語に引き込まれました。
    パソコンで読みましたが、本を買おうか迷い中。
    大和くん好きです。個人的に。

  • 現代、そしてタイムスリップした鎌倉末期の話。
    一番好きな時代だけど、一番勉強してない時代(天皇関係が苦手)で、でも受験期に覚えた単語が出てくるのが面白かった。
    何より純粋な恋愛ってところがステキ。きれいな愛だと思った。
    過去へのタイムスリップは、結果がわかってる場所へのタイムスリップで。
    それほど悲しいことってないと思った。
    でも、唯一の人に出会えるなら、それもありなのかなぁ。
    文の書き口が好きでした。

著者プロフィール

魔法のiらんどより刊行した『キミノ名ヲ。』はコミカライズされ、大ヒットとなった。メディアワークス文庫からは『上倉家のあやかし同居人』シリーズ、『妖怪のご縁結びます』シリーズ、『平安かさね色草紙』シリーズを刊行。歴史をこよなく愛する。

「2022年 『天詠花譚 不滅の花をきみに捧ぐ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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