官能小説を書く女の子はキライですか? (電撃文庫 た 24-1)
- アスキー・メディアワークス (2010年8月10日発売)
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感想 : 15件
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- Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048687669
感想・レビュー・書評
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同種のライトノベルである「ライトノベルの楽しい書き方」がツンデレなら、これは素直クールの作品と言えるだろう。
官能小説作家を目指す彼女が、幼なじみの彼と幼い恋愛をしている様は、素直に互いを思い合っているのが明らかで快いものである。
個人的には好みな物語なのだけど、ちょっと誘因が少ない感もある。正統派のラブコメとして楽しむには、いま少し密度の濃い物語が望まれるところだろう。
特に、第四話の展開は困りものだった。リスクを犯すポイントがおかしい。熱を出しがちだっていうなら、数日の風呂なしくらい我慢できそうなんだよなあ。
とはいえ、これがデビュー作なのだそうだから、ある程度のつたなさはむしろ当然だろう。読者としては温かな目で見たいところだ。(結局、二巻でギブアップしたが)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「えっちなのはいけないと思います!」は、ラノベとして当然の事だけれど、官能小説書きがそれを言うのは、どうなんだろう?
まあ、微エロラブコメとしては歯止めが必要なんだろうし、そこそこ面白かったので星三つです。