ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (6) (電撃文庫)

著者 :
制作 : さんば 挿 
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
4.15
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本棚登録 : 181
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048690119

作品紹介・あらすじ

軍事クーデターによって、カトヴァーナ帝国軍はイグセム派とレミオン派に二分され、戦乱の様相を呈する。ヤトリも騎士団を離れ、激しく揺れる帝国で、イクタたちにできることは……?

感想・レビュー・書評

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  • 評価:☆5

    前回、イクタが旭日連隊を立ち上げたので三すくみの状態からスタート。
    トリスナイの企みによってクーデターは泥沼状態に陥ってしまう。
    イクタは何とか争いをコントロールし、レミオン派有利の痛み分けにすることによってイグセムの、ひいてはヤトリの職責を減らそうとするが…といったところ。
    両大将にも引けを取らずにガンガン攻めていくイクタのカッコよさは安定してますな。

    隻腕のイグセムことヨルンザフの跳騎兵部隊の戦いっぷりは鳥肌ものだった。
    そしてそのヨルンザフとトルウェイの戦いも大きな見所だったのではないかと。
    マシューもそうだけどこうやって戦いを経験することで逞しくなっていくのがいいね。

    トリスナイがラスボスって感じですが一体どうなるか。

    「命を狙えなかったから……だから、代わりに誇りを狙ったんです」
    「ねぇ、ヤトリシノ・イグセム。……あなたは、何のために戦うの」

  • クーデター編。マシュートルウェイvsヨルンザフ。

    いつの間にやらイクタは2人のお父さんと三つ巴な関係になっちゃって、、ガンガン成り上がってますねえ

    サリハ兄さまはあんなキャラにする予定だったの?最初の登場のときはひたすら悪キャラだった気がするけど、、
    また出るにしても憎んで敵として出てくるのかと思いきや、トルウェイ大好きお兄さんでした。

    今回はイクタ少なめだったし、ヤトリがどんどん孤立してくし、その辺が次から掘り下げられてくのかな?
    という期待で次に。

  • 9/10.
    シバ少将がイクタの副官になったのは少し納得がいかなかった。相変わらずイクタが関連する事は御大層で、それ以外の事はほぼ完璧なバランスで書かれている。

  • クーデター中編。ヘタレ狙撃手とじじいの話。
    話はいつも通りなんやけど、絵があかんことになってた。
    目元がぬるすぎやろ。

  • 図書館で。
    ひっじょーに残念な事に何故かネタバレを読んでしまい彼らのその後を知ってしまったんだなぁ…
    イクタとヤトリの魂の絆みたいなのが熱くて、そしてツライ。ヤトリみたいな軍人は愛国心を良いように政治の材料として使われるんだろうな…と思うとさらに辛い。そしてミニスカはどうなんだ?(笑)この世界観にあってないよなぁ~と思う。

    というわけで海はマシューだったからか今回はトル…えと、トルエン?…違う…彼の名前微妙に覚えられないんだな… まあ三男坊が一皮むける話。お兄ちゃんも悪い人じゃなかったんだ~

    個人的には副官の女性がえらいウェットで恋愛脳で正直びっくり。このお話、あまり恋愛に振りきった人が居なかったんで…。個人的には彼女はあそこで投降するべきだったと思う。死ぬよりも生きて彼女の選んだ将に最後まで付き従うべきであった、と思うんだけどどうなんだろう?
    ヤトリにえらいマウント取ってましたけど…そこもなんだか唐突で良くわからなかった。女の幸せが結婚して子供産む事だったらアンタ、軍人辞めて奥さん業してた方がよかったのでは?自分だって軍役で血なまぐさい戦争してるくせにアタシの方が女として幸せ、とか言われてもねぇ(笑)そりゃヤトリも困惑しかないわな(笑)

  •  遂に(ただし、勿論のこと予想どおりではある)クーデター。そして内乱から三つ巴の戦いへ。
     しかし、もっとも重要な「玉」を握るのは狐。

     本巻での人物像の掘り下げはトルウェイか。
     ただ、主展開が風雲急を告げているので、今一歩、踏み込み足らずの感じは否めない。

  • 登場時は嫌なヤツだったのが、後に良い人になって仲間になるってパターンは

    何であのバカを許せるの?とか、何であのクズが急に改心するの?とか
    納得出来ない事が多くて好きじゃなかったんだけど

    今回のサリハスラグは、その辺の展開が上手くて良い!

  • ヤトリのヒロイン力

  • 戦いが盛り上がれば盛り上がるほどやるせなくなる構図。どっちが勝つのかではなく、どうやって矛を収めさせるのか、という演出がとても良かった。ヨルンザフやシバ少将らジジイ共がカッコよかった。
    前のイラストに特に思い入れがあったわけではないけど、妙に幼児化してて変な感じ。絵を変えるならついでに違和感ありまくりのミニスカも止めて欲しかった。

  • トルウェイ巻だった。
    これは確実に…レミオン家の言い合いに割って入るイクタの辺りがすごく…えーと…女子層にも受けるなと思いました!
    レミオン大将かわいい。ルシーカ…っ好き…。
    絵の人変わったのねー。まだ慣れないけどそういう事情では致し方ない。しかし作者あとがき・旧イラストレーターあとがき・新イラストレーターあとがきと、こんなに丁寧に説明してくれるなんて改めて人気と愛を感じるなあ。

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著者プロフィール

2010年に「神と奴隷の誕生構文」(電撃文庫)でデビュー。「スメラギガタリ」シリーズ(メディアワークス文庫)、「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」シリーズ(電撃文庫)を刊行。

「2023年 『七つの魔剣が支配するXII』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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