サディスティックムーン (電撃文庫)

出口きぬごし そりむらようじ

• KADOKAWA (2014年11月8日発売)

作品紹介・あらすじ

　幸徳秋良は稀に見る美少女である。 腰まで伸びた漆黒の髪はしっとりとした光沢を放ち、切れ長の瞳と端正な顔立ちは、男女を問わず人の心を惹きつける魅力がある。けがれのない白い肌は、ほのかに光ってみえるほど美しい。まるで月のように、艶めかしく。 そう、彼女は美しい――薄気味悪く、かつイタイという点に目をつぶれば。
　この物語は、彼女に目をつけられた少年・久遠久が、無意味に思えた自分の人生を取り戻すまでの愛と感動の、卑猥で残虐でゲスな物語である。……かも？

感想・レビュー・書評

[gf111さんの感想 · 2018年10月7日]

コメディを期待してたけど、全くちゃうかった。
浅い、暗い、ヒドいの三拍子が揃っとったわ。
よう刊行する気になったもんやわ。

[mokurenさんの感想 · 2015年1月31日]

ヒロイン秋良の表面的な奇矯さ、嗜虐的に振る舞う姿の裏に隠された純情で幼い恋愛観にいつ気がつくかでこの作品を楽しめる長さが変わってくる作品です。

著者プロフィール

電撃文庫「恋する鬼門のプロトコル」でデビュー。他の著作に「サディスティックムーン」（電撃文庫）がある。

「2018年 『天華百剣 -乱- 』 で使われていた紹介文から引用しています。」