ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 5438
レビュー : 734
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048691895

感想・レビュー・書評

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  • 栞子と大輔を取り巻く人間関係がどんどん複雑に。
    欲しい本のためなら、人を傷つけることも厭わない人達。栞子もそういう人たちの血をしっかり受け継いでる。今後どういうふうに物語を終わらせるのか、続きがとても楽しみ。

  • NO.6は、太宰治特集。
    栞子、大輔、その他各登場人物が、祖父母の時代から繋がりがあるとは!
    前世の因縁か、何やらおどろおどろしたものになってきた感じ。
    ともかく、このシリーズも、次回あるいは次々回で終了とのこと。最後まで楽しませてもらおう。

  • 久しぶりに本を読みたい!と思わせてくれたビブリアに、今回は怖さを感じたのだった。


    相変わらず二人はラブラブでいい。とてもいい。
    ただ、今回はそれどころではなかった。

    ビブリアを2、3巻読んだ頃、登場人物はそこまで多くないと感じていた。
    しかし、本作を読みんでみて、その頃すでに底知れない人物関係のパズルに引き込まれていたことがわかったのだった。
    栞子さんの母・智恵子が登場したあたりから、巻を重ねるごとにこのパズルが手に負えないことがわかり、そして今では、怖いとさえ感じている。

    ああ、早く続きを読みたい!

    でも次巻で終わり!
    この物語にカタルシスはあるのか!
    信じて疑わなかった栞子さんの潔白さまで裏切られるのではないか!
    いや、むしろ裏切ってほしい!どうした自分!?


    関係ないけれど、ガンダムユニコーンと同じ7巻完結となった。
    適度な長さでまとめるということは大事なことだと、改めて思った。

  • シリーズ第6弾、今回も長編な感じで。

    最初の事件と同じく、太宰を題材としていますが、
    そこからの、主人公2人の成長も読み取れるような。

    一葉の写真が語り始める物語と、込められた想い、
    そして2人を取り巻く点と点のつながりが密度を増していきます。

    これもまた“運命”と言ってしまえるのかどうか、
    小説ならではの物語の在り様かな、とも。

    残り1巻か2巻とのことで、いよいよクライマックス、
    甘酸っぱい要素も若干増えてたりもします。

    太宰治に夏目漱石、掘り返してみようかなぁ、なんて。

  • 今回も大いに読書欲を刺激された。
    第1巻以来の太宰治作品をめぐるミステリー。
    シリーズ中でもとりわけ登場人物が多く、謎も複層的で面白かった。

    栞子さんの古書に関する博識ぶりは健在で、「へえ~」と思いながら読む。
    巻末には50冊近い参考文献が掲載されている。
    著者の徹底した下調べが物語の面白さを支えているのだろう。
    次巻も楽しみだ。

  • 人気シリーズの第6作。ドラマが終了した以降も人気が安定しているように伺えるのは、やはり「面白い」から。本作も期待に違わず楽しむことができた。

    第6巻は『太宰治』。
    私も『走れメロス』『斜陽』『人間失格』程度は読んだことがあるが、文学史的な意義や作品の寓意性など深く考えて読んではいなかった。
    いつもながら、「稀覯本をめぐるミステリ」の面白さと「その本や作者にまつわる様々な薀蓄」の組み合わせの妙。

    あとがきでは「このシリーズもあと1~2冊」とのことだったが、急がなくていいから、まだもうちょっと読みたいなぁ(^^;

  • 三上延のビブリア古書堂の事件手帖6を読みました。

    栞子さんと五浦大輔の物語、6冊目です。
    今巻も太宰治がテーマとなっていて、栞子さんがけがをする原因となった稀覯本「晩年」と太宰治が自家用で持っていた「晩年」をめぐる物語が語られます。

    大輔の祖母の五浦絹子と田中嘉雄との関わりや、栞子の祖父が修行した久我山書店の人たちとの会話により栞子さんがけがをした事件の真相が明らかになってきます。
    そして、大輔も今回の事件で大けがを負ってしまうのでした。

    この物語も終盤にさしかかってきたようですが、どのような結末になるのか楽しみです。

    そういえば、ブクログさんから三上延のサイン本が届きました。ありがとうございました。

  • 僕は栞子さんが大好きだ。このビブリアではそんな栞子さんの陰と陽の部分が明らかになる。
    あと、個人的に大輔ともっといちゃいちゃして欲しかった。
    それと、僕は太宰が大嫌いだ。あのネチネチとしていてまどろっこしい文は好きになれない。が、この本はそんな僕にさえも興味を持たせてしまった。ビブリアの良さはこういうとこにあると思う。
    そしてこの副題の『巡るさだめ』について。これを見たときに「いつもより重い内容なのかなぁ」と思った。言ってしまえばヘヴィーだ。様々な人々の過去が明らかになる、そしてそれが少し見苦しい時もある。だが予想もしなかった伏線が回収されていく様は本当に鮮やかで美しい。
    一巻を読み返そうと思った。
    この副題通り大輔と栞子さんは一冊の古書を『巡って』鎌倉のあちらこちらを『巡り』ます。でもこの『巡る』は時間的な意味が大きいと思う。
    簡単に言えば“篠川栞子は自分の血に逆らえず同じ過ちを繰り返してしまうのか?、また時は巡ってしまうのか?”ということだ。そうこの『巡る』はまだ終わっていないのだ!次のビブリアではここに重点が置かれる気がする。
    最後に、この本
    は間違えなく人生を変える一冊だ。俺はこの本を読んでからは、古本屋になるのが夢だ。本当に感謝している。だからこそ俺が言いたいのは、こんなレヴューを読んでる暇があったら、鶏の雛でも売って本を読んで欲しいってことだけだ。

  • 悪人ひしめく北鎌倉の古書店業界。栞子さんは敵が多いなぁ。@1冊!

  • 読みたいです

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著者プロフィール

1971年、神奈川県横浜市生まれ。 武蔵大学人文学部社会学科卒業。中古レコード店、古書店勤務を経て、『ダーク・バイオレッツ』で2002年デビュー。2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』が人気作になる。同作は2012年に本屋大賞にノミネート。2012年、「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」(『ビブリア古書堂の事件手帖2』に収録)で第65回(平成24年度)日本推理作家協会賞短編部門にノミネート。2014年3月14日、『ビブリア古書堂の事件手帖4』(メディアワークス文庫)で第67回(平成26年度)日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にノミネート。

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