ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 5437
レビュー : 734
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048691895

感想・レビュー・書評

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  • 三上延さん「ビブリア古書堂の事件手帖6」読了。今回は太宰治の「晩年」にまつわる、もう1つの物語。47年前の盗難事件と「晩年」の繋がりとは。。久しぶりに読んだので登場人物を忘れてて慣れるまで時間がかかった。栞子さんと五浦の恋愛あり、太宰治の詳細の記述もあり。なかなか楽しく読めました。栞子の祖父のビブリア古書堂の名前の由来や運営内容もわかって良かったです。次の続篇も楽しみに読みたい♪

  • ◇目次
    ○プロローグ
    ○第1章:太宰治『走れメロス』
    ○第2章:太宰治『駈込み訴へ』
    ○第3章:太宰治『晩年』
    ○エピローグ

    いよいよ終盤に相応しい話の展開。話は47年前の古書『晩年』にまつわる謎を紐解く。そこには大輔の祖母の話や、栞子実母・智恵子出生の謎にも関わってくる。
    この謎に関わる人物たちには、今回の古書の作者・太宰治の人間として弱さを抱えた人間が多く登場する。たとえ太宰治の著書を読んだことがなくても、その著作物にまつわるエッセンスがこのミステリーに注ぎ込まれていることを感じとることができようし、改めて太宰作品を読み返してみたくなった。

  • 【最終レビュー】

    映画化原作本。

    シリーズ・第6弾。図書館貸出。

    *今作(第5弾)までのアーカイブ・既読レビュー

    https://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4048662260

    鎌倉の初夏に近い光景を、淡くイメージを浮かべながら

    [ゆったりと自然に、じんわりと染みて伝わる「静寂さ・情緒さ」が互いに融合しあうような「世界観」]

    既読後、淡く、自分の中で感じ入っていました。

    それは、以下の重ね合わさるテーマの数々が綴られていたからでした。

    〈裁断されていない、糸だけで綴られた『独特の装丁の冊子に隠された謎』〉

    〈江ノ電沿線のある駅の界隈が、今作の物語のポイントのひとつであること〉

    〈古書交換会の仕組み〉

    〈栞子さん・大輔を軸にした、複雑に入り組んでいる『家族間の構図』を巡る『過去から流れてきた物語』〉

    〈太宰治:作家等の友人関係を含んだ、更なる詳しい経歴〉

    〈走れメロス・晩年以外の太宰治の作品の数々に隠された『背景』を通して見えてくるもの〉

    〈ビブリアという『屋号』に秘められた『本来の意味』〉

    〈太宰の書物を巡る、男女の所有者・それぞれの『目に見えない戦いの「長きに渡る年月」』〉

    等々…

    これらの全体像を通して

    栞子さん自身、忘れかけていた

    [自らが、今、改めて、一番に大事にしなければならない『原点』に『立ち返ることに気付いた時』の『率直な想い』]

    強い実感として込められていたこと。

    栞子さん・大輔の姿勢から見えてくる

    [耳で『聞き取る力』『物事を読み取る力』]

    いかに

    『大事』かつ『重要度の高い要素』として伝わっていたこと。

    この二点において、今作は、特にポイントが高かったといった感じでした。

  • 鎌倉にある古書店、ビブリア古書堂の店主である栞子と、そのアルバイト店員の大輔が古書にまつわる謎を解き明かすシリーズだ。
    5作目からかなり時間があいて、久しぶりに手に取った。

    久しぶりに読むと栞子さんのキャラの非日常感がすごい。・・・清楚な美人で恥ずかしがり屋で若干ドジっ子で巨乳って男性の夢の権化みたいだな・・・・等と思いつつ、物語に織り込まれた古書をめぐるさまざまな豆知識は楽しく読んだ。
    太宰治の「晩年」をめぐる物語なんだけれど、『走れメロス』にモデルとなった詩編があったことは初めて知った。
    栞子と母親、血縁者をめぐる因縁はいよいよクライマックスを迎えようとしている感じがする。

  • 太宰治の稀覯本や、彼の生涯にまつわる蘊蓄がふんだんに盛り込まれているのですが、ストーリーとの親和性に欠けていて必然性が感じられない。
    もう少し作品として作り込んで欲しいものです。

  • それなりに楽しめた。 おもしろいけどちょっと地味かなという印象もありつつ。 色々と繋がってきたりするし最終巻に向けての準備と考えると良いかなと個人的には思ったり。

  • シリーズ6作目
    シリーズ初期ほど軽快に進んではいかなくなった。
    栞子と大輔の淡い恋物語と
    古書にまつわる謎解きと人間模様
    って感じだったのが
    次第に濃ゆいドロドロした人間関係になってきた。
    そのため読みやすさがなくなってきてる?
    最後どう締めくくるのかなってとこ。

  • もう1冊の太宰治の「晩年」の初版本を巡る6巻。「お前は嘘がうまいから、行いだけでもよくなさい」の言葉が最後になって刺さる。「駆込み訴へ」の持ち出しトリックは読めたけど、黒幕は読めなかった。

  • 筆者のあとがきに、この小説を書くために調べ物をしていて、「そうだったのか!」と興奮したと書かれていた。この小説も、第6巻、これまでの登場人物が、どんどん繋がっていく。本当に「そうだったのか!」という事実(小説上の)がどんどん明らかになっていく。
    小説家というのは、すごい。小説を書き始めるときから、ここまでの人間関係を考えてから書き始めるのだろうか。
    早く、7巻を読んでみたくなった。

  • 古書への執着が凄く、理解が追いつかなかったけど話は面白かった。太宰治が読みたくなります。

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著者プロフィール

1971年、神奈川県横浜市生まれ。 武蔵大学人文学部社会学科卒業。中古レコード店、古書店勤務を経て、『ダーク・バイオレッツ』で2002年デビュー。2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』が人気作になる。同作は2012年に本屋大賞にノミネート。2012年、「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」(『ビブリア古書堂の事件手帖2』に収録)で第65回(平成24年度)日本推理作家協会賞短編部門にノミネート。2014年3月14日、『ビブリア古書堂の事件手帖4』(メディアワークス文庫)で第67回(平成26年度)日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にノミネート。

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