海の上の博物館 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
3.29
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本棚登録 : 177
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048692410

感想・レビュー・書評

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  • 【あらすじ】
    瀬戸内海に浮かぶ小さな島に建つ、茅埜辺市立博物館。遠くから見る光景は、まるで海に浮かんでいるかのよう。美しい自然に囲まれたその博物館では、個性豊かな学芸員たちが日々、懸命に働いている。そして訪れる客たちも、いわくつきの人ばかり。そんな素敵(?)な環境の中、臨時職員として働きはじめたばかりの新人女子・若菜は、悪戦苦闘しながらも、笑顔を忘れず、成長していく。書き下ろし。

    【感想】

  • 博物館の学芸員になりたくて、就職した主人公。

    個性豊かな職員と来館者。

    悩みながらも、一歩ずつ進んでいくお仕事小説。

  • 海の上にたっているのは架空の博物館だが、仕事は細々とした雑用が多く本当に大変そう。

  • 「春風と宝の地図」
    借りたまま返しに来れなかった訳は。
    信じていた相手に裏切られた上、想い入れのある物が戻ってこないというのは相当辛いだろうな。
    ただ、誤解したままこの世を去ってしまったお父さんに対して何とも言えない気持ちになった。
    娘さんの誤解だけでも解けてよかったと考えるべきなのか…。

    「初夏の森で」
    学校をさぼってでも毎日草原に向かった理由は。
    欲望のままに狩られ、数を減らされ絶滅危惧種と言われようと狩り続ける人間の考えは分かりたくないな。
    人間がいなければ絶滅しなかった、もしくは絶滅危惧種認定されなかった動物・昆虫はどのぐらいいるのだろうか。

    「秋の嵐」
    自分の居場所を求め向かった先は。
    環境としては変わらずとも、いつも隣にいた人がいないというのは大きな変化になるんだろうな。
    後、連絡手段がメールで相手の顔が見えないからこそ、不安はすごく大きかっただろうな。

    「真冬の迷路」
    みんなの思い出の詰まった屋敷を守る為。
    何かしら考えがあるのなら、まずは自分で動かなければ誰も動いてはくれない。
    誰かに頼っていて行動しなければ何も変わらないからな…。

  • 2017.1.5

  • 学芸員の資格は取れたけれど採用試験にはことごとく落ち、やっと小さな市の小さな博物館に非正規職員として採用されて・・・なんかどこぞの世界でもよく聞く話かも、と思いつつ読んでみた。
    お話的にはまあまあ。でも読みやすく、楽しく読めました。

  • 博物館の有る田舎の町を舞台に臨時職員の女性のちょとした成長を描いた物語。
    春夏秋冬と4つのエピソードで構成されている。

    なんというか最初のエピソードが背景や人物紹介を兼ねることもあってちょっととっちらかった印象で、どうなることかと思ったけど回を追うごとによくなった。
    基本的に、毎回、町の人のトラブルを解決する筋立てだけど、なんだかんだと放っておけない主人公若菜はお人好しだよなあ。

    4つのエピソードの中ではラストのエピソードがよかった。
    若菜がちゃんと自分で努力して問題を解決しようとするところがいい。
    個人的なハイライトはそんな若菜が議会で古民家の保存を訴える演説に望む場面。
    『祖母がここにいたら、あたしのことを応援してくれたでしょうか?』
    それはこれからの演説のことだけでなく、自分の選んだ道を認めてくれただろうかという想い。
    それに対する応え
    『きっとコテンパンにのしてこい、と言うだろうな』
    その爽快さ。
    勇気づけられる若菜の姿は読者の姿でもある。

    ちなみに物語的には恋愛要素も欲しかったかな(笑)
    本命は秋吉君だろうけど、穴で高校生の鷹臣君を押したい(爆)

  • 3.5

  • やっと、登場人物に慣れてきたところ。
    つづきに期待。

  • 学芸員モノは珍しいので期待していたのだけどお仕事小説としてはちょっと物足りないな。
    ストーリーには全く関係ないのだけど水害の危険がありどうなとこに史料運び込んじゃダメだよということばかりが気になっていた。

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プロフィール

第19回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉を受賞し、『路地裏のあやかしたち 綾櫛横丁加納表具店』でデビュー。

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