φの方石 ―白幽堂魔石奇譚― (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 188
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048692441

感想・レビュー・書評

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  • 方石なるアイデアが面白く、世界観も好き。
    賑やかなでありながらも静謐な空気を持つ作品。

    題名でもあるφの方石の秘密であり、瑛介の秘密がわかった時は、なるほどなぁ〜〜って思った。方石て、そんな事にもなるわけ!?ていう、ここの部分が特にアイデアが光ったんじゃないかな。

    ファンタジックでありながらも、ストーリーの内容は中々シビア。ラノベ感覚で読めるけど、決して子供用ではなく、人の感情の機微がわかる大人のが楽しめそう。
    結構心に響くセリフがあちらこちらにあって、気持ちがいい。


    想像力(妄想力とも言う)豊かな私の頭の中では完全に鮮やかなアニメーションとして再生されていた。

    深夜にやってるちょっと年齢層高め向けなアニメになったらいいのになー!とか思ったり。

  • 女子目線だとこういう男モテそう。
    話のアイデアは面白かった。

  • 初めましての作家さん。
    物語は、盗まれた魔石を取り戻すところから始まるんだけど
    盗人の黒幕は、とある目的の為に魔石を集めている。
    方石研究者・涼子の依頼で連続方石窃盗事件を
    調査することになった瑛介と相棒の猿渡。
    そこに黒須宵呼が絡んできて、後半はドタバタに・・・

    とまぁ、サクっと説明すると、あまり面白そうじゃないけど
    これは結構好きだったりする。
    この方石の仕組みが面白い。
    森岡 浩之の「夢の樹が接げたなら」を連想しました。
    これは言語デザインの話だったんだけど
    こういう職人系の話には、何故か惹かれるんですよねぇ

  • 方石という、様々な服飾品になる立方体の
    直しばかりを引き受けている彼の元に
    下宿人として少女がやってきた。

    方石とはなんなのか、ただの服飾品ではないのか。
    そんな疑問も、読んでいたら分かってきます。
    現代ではあるけれど、現代ではない世界。
    歴史も同じですが、すべてに方石が絡んでいます。

    始まりから出てきた方石はなんなのか、誰なのか。
    泥棒の目的はなんなのか。
    穏やかな日常の学校が始まっただけ、のようで
    うっかり忘れそうになる、その事件。
    ちょこちょこと閑話にそれが挟まっていますが
    うっかり忘れそうなほど、平和な日常です。

    題名の方石は『何』なのか、最後の方の作中の台詞は
    どういう意味なのか。
    怒涛の勢いで分かってくるそれが、方石の使用方法を
    さらに分からなくさせてくれます。
    さすがあの、と思わせるほどの下地が
    ここまでで出来上がっている、のもありますが。
    いやでも、持ち主の秘密がこれとは…。
    使えない、という言葉に、それはそうだろう、でした。

    思い出の品を、持ち続けるのか
    模造品で誤魔化すのか。
    物に宿るのか、思考から救い出すための
    トリガーの役割だけを期待するのか。
    記憶の思い出ならば、すべてがそのまま
    現状維持、になるので、納得しますが。

  • 雰囲気がいい。
    世界観とストーリーのマッチがうまい。
    歴史や成り立ち、仕組みや応用まで方石の設定を練り上げていてすごい。
    最初にバトルがあるが、それ以降はラストまでない。
    ミステリーっぽい展開。
    主人公は最初はイヤミだが、徐々にデレる。
    実は死人というのは驚かされた。

  • 予想してたより面白かったです。ただ実在しない〝方石”という物を頭の中でイメージするのには想像力乏しいので苦労しました。アニメとかになったら華やかになるかも知れません。本筋にはあまり関係ないけど、登場したおばさんが男性を本、女性を楽器に例えるの妙に納得です。

  • ブクログより献本にて。

    最初はいろんな情報がいろんな方向へ散らかったような印象がぬぐえず、
    この1冊で話は収束しないのか????と気になったが、
    読んでいくうちに少しずつ落ち着きはじめたように思え、
    さほど気にならなくなった。
    主人公の秘密が暴かれる辺りが非常に良く、
    ごちゃっとせず静かな流れのまま盛り上がっていく感じが
    読んでいて心地よかった。
    個人的にラノベを読んで感じるノリノリでギラギラ…な印象は少なく、読みやすかった。

  • 半年前に妹に借りて読んだ本。言葉遣いが難しかったけど、設定や世界観が凝ってて素晴らしかった。展開も自然な感じで面白かった。

  • 設定が独特だったので面白かったのだけれど、その独特な部分の説明がわかりづらかったので、最初のあたりはなかなか読み進めにくかった。今でも方石と箱石の違いとかわかっていないし。
    修繕の様子や組み立て、着装のときの描写も文章だけではわからなくて、自分の想像力のなさを実感した。なので、重要なシーンも頭の中で描けなくて残念だった。

    主人公・瑛介の秘密もすごいですね。アレを衣装と定義するのには驚きました。今後、宵呼がそれを知ったらどうなるんでしょう。

    …ところで、結局ミチルはどうしたかったんでしょうね。あっさりあしらわれていましたが。

  • 2ケ月前に購入、読了。
    新人賞大賞受賞作をどんなものかと思って手に取ったが面白かった。好みの設定、世界観なのが相性にあったのだろう。続編も出るので楽しみ。

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著者プロフィール

「φの方石」で第21回電撃小説大賞〈大賞〉を受賞。

「2016年 『φの方石3 -骸のまほろば魔石奇譚-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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