ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 10099
感想 : 1126
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048692717

作品紹介・あらすじ

ブラック企業でこき使われる隆を事故から救った男、ヤマモト。なぜか親切な彼の名前で検索したら激務で自殺した男のニュースが――。スカっとできて最後は泣ける、“すべての働く人たちに贈る、人生応援ストーリー”

感想・レビュー・書評

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  • 凄い良かったです♪ヽ(´▽`)/
    簡単な事だけど、出来なくなってる人が増え
    出来なくさせてる世の中

    まず 生きてりゃ なんとかなります
    今現在疲れてる方、これから社会に出る方、学生さん等 誰が読んでも 受け止めてくれる作品!!

    危ぶむなかれ…迷わず行けよ…行けばわかるさ
    ありがとぉぉぉぉ!!!
    行くぞぉぉ
    Σ(゜Д゜) 1っ!2っ!3っ!!
    ダァァァ…ダァァ…ァァ…(エコーかけてみた)

  • R2.5.31 読了。

     自分が今いる環境も中にいれば地獄だが、外から見れば怖くない環境ってありますね。地獄の中で必死でもがいている時には見えない別の世界があるのに。ヤマモトさんはまさに青山さんの水先案内人のようにも思えました。そしてヤマモトさんのように決して励ますことなく、傍で寄り添ってくれる存在って本当に大事だなとあらためて考えさせられた。
     また、青山さんが会社に辞表を提出した場面はすごく爽快感がありました。そしてラストも良かった。
    続編も読みたい。

    ・「お前の人生は、半分はお前のためと…(中略)あとの半分は、お前を大切に思ってくれてる人のためにある」
    ・「大丈夫よ。人生なんてね、生きてさえいれば、案外なんとでもなるもんよ。」
    ・「この世で生きていくためには、誰もが働かなくてはならない。やりがいのある仕事ばかりじゃない。理不尽なことだってたくさんある。その都度みんなが仕事を辞めてしまっては、確かに社会は成り立たないかもしれない。けれど、社会のために誰かが犠牲になる必要なんて、決してないはずだ。誰にでも幸せになるチャンスは巡ってくる。たとえ、そのチャンスの全てに気づくことができなくても、一度くらいは人生を変えるタイミングを見つけることができるだろう。それを掴めるかどうか。それはもしかしたら、その時、その人のそばにいる『誰か』の言葉によって、大きく左右されるのかもしれない。」

  • 一気読みしました
    どうして人って狭い世界の中に取り込まれてしまうんだろう

    逃げればいいだけなのにって思うけど、この本を手に取ったということは私もきっと狭い世界からでられなくなっているから

    生きていれば、、どうにかなる
    ってわかっているのに、がんじがらめになっちゃうんだよね

    どこまでも逃げる勇気を持つこと
    逃げてきた人に居場所を作れたらいいな

  • 相談できる人が周りにいることが、どれだけ有り難いか気づかされる作品。家族だっていい。公園で出会うおばあさんにだっていい。

    仕事だけでなく、私情なことであってもバランスがとれなくなった時。

    転んだっていい。
    恥じなくていい。
    包み隠さず放てSOS。

    そんなメッセージを受け取った作品。

  • 読みやすくて一気読みでした。

    仕事に対して迷走してる今、手に取った作品です。

    仕事よりも大切なことが、たくさんあると思いたいです。

    今、自分自身が幸せだと思えるかどうかが大切な事だと思いました。

  • タイトルから、さらっとした軽めのお話なのかなと思っていたら、ズシンと重かった。
    「ちょっと今から仕事やめてくる」
    そのセリフが言えたらどれほど楽になれるか…
    そう思いながら毎日働いている人が、今の世の中どれくらいいるのだろう。

    「会社辞めるのと、死ぬのと、どっちが簡単?」
    正常な心理状態なら、答えはわかりきっているはず。
    でも、どうしようもなく疲れ切って、ふらっとそちらの方に向いてしまうのか…
    駅のアナウンスやテレビのテロップで流れる、人身事故のニュース。
    そのたびに、何とも言えない気持ちになる。
    真面目な人ほど自分を追い込み、逃げてはいけないんだと思って頑張ってしまうのだと思う。

    母親が電話で主人公に話した言葉に、胸が一杯になった。
    もちろん食べて生きて行くためには働かなくてはいけないけれど、
    環境を変えるだけで楽になれることもあるはずだし、
    それは逃げることでも負けることでもないと思う。

    これはお仕事の話だけれど、それに限ったことではなく、
    生きていくって大変なことがたくさんあるし…
    自分も物事を突き詰めて考えがちなので、
    「まぁいっか」と肩の力を抜いてみることが大事だと改めて思った。

    • koshoujiさん
      うさこさん、お元気ですか。
      コロナで世界中が大変な時代になってしまいました。
      自粛期間中は本をたくさん読もうと思いましたが、3冊しか読め...
      うさこさん、お元気ですか。
      コロナで世界中が大変な時代になってしまいました。
      自粛期間中は本をたくさん読もうと思いましたが、3冊しか読めませんでしたし、レビューも書いていません。
      どげんかせんといかん!!
      と思い、昨年夏の「イタリア旅行」お決まりのハプニングをこの本のレビューにかこつけて
      「ちょっと今からイタリア行ってくる」
      というタイトルで書いてみました。
      是非お気づきになり、お読みいただければありがたく。<(_ _)>youtubeのフォトムービーもあります。ではまた。<(_ _)>
      2020/05/22
  • 「俺の人生をお前が語るんじゃねぇよ」
    「俺の人生は、俺と俺の周りの大切な人のためにあるんだよ」
    人として、前を向いて、試行錯誤しながら生きていきたい。
    「人生なんてね、生きてさえいればね、案外なんとにでもなるもんよ」
    親として、なにかの時には、子どもに笑顔で伝えてあげたい。

    追い詰めらると視野が狭くなり、自分を責めて選択肢が無くなっていく。
    そんな時に一人じゃないって思えるのは大切だなぁとあらためて感じました。

  • 思い出すことはない
    忘れられないのだから

  • 青山とヤマモトの奇妙な関係。うまくいかない時は思考が停止しがちだけど、話を聞いてくれる人がいると救われるかな。

  • こんなに気持ちのいい内容なのに、実際に青山のようにブラック企業で苦しんでいる人は、この本を読む気力すらないのだろうと思うととてももどかしい。この本を読んだからにはヤマモトを見習って青山のような人物を見落とさないようにしようと思う。

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著者プロフィール

大阪府吹田市出身。『ちょっと今から仕事やめてくる』で第21回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”を受賞しデビュー。本作は70万部突破のベストセラーとなり、映画化。爽やかでけれんみのない文章で、読む者を元気にする。主な著書に「ヒーローズ(株)!!!」シリーズ、『ちょっと今から人生かえてくる』『星の降る家のローレン 僕を見つける旅にでる』がある。

「2021年 『文庫 真夜中のメンター 死を忘れるなかれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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