- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048694155
キノの旅2 the Beautiful World (電撃文庫 し 8-2)の感想・レビュー・書評
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あとがき、凝ってたね! 著者はこういう(マニアック系の)こだわりがあるよね。(^◇^)
ちなみに風呂で読んでいたため
「うわっ! ごめん!」
と、なっておりました。
前作ほどにはインパクトがなかったけれど、それはキノにスポットが当たっていたからかもしれない。
この話は、ちゃんとオチもあるけどそれがいいのか悪いのかは明記せずに客観的に淡々と終わっていくのが、読み手にいろいろな後味を残すんやろう。
そこに、キノ当人の主観が入ると、
「あれっ?」
と、なってしまう。
「優しい国」で、キノが出国をためらったあたりなんかがそうかも。
ためらったことにも(お話として)理由があったのだけど、
「あれ、キノにもそんな人間臭いところがあるのか」
とは、思った。
キノが旅を始めたきっかけは前作で触れられていたし、それはもうこの先取り上げないやろうなあと思うけど、どうかな。
お師匠さんのことについては、まだ掘り下げるのかな。どうかな。
もちろん続きもリクエストします。
2000年発行の文庫本なのに、ほんっまにボロボロ。色んな人が読んでるんやなあ。(*´▽`*)
(2016.01.30)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「狙撃兵の話」
何故森の中に狙撃兵がいるのか。
そして、師匠はなんの数字を提示したのか。
気になる事が多いお話。
「砂漠の真ん中で・b」
砂漠の真ん中で雨に打たれる女の子。
何故彼女は笑い続けているのだろうか。
「人を喰った話」
商品を喰べた商人。
なんとも言えない、後味がよくないお話。
「過保護」
過保護の方向を間違えた保護者。
言葉に矛盾が多すぎる気がするし、なんだかなぁ。
子供は自分たちの自由にできる玩具ではないんだよと思いました。
「魔法使いの国」
空飛ぶ鉄の箒で飛んだ魔女。
あんなの初めて見たら誰でも魔法使いと勘違いしちゃうだろうな。
「自由報道の国」
捉え方は人それぞれ。
こうやって情報が錯綜するんだろうな。
ただ、第三者の視点で尚且つ私情などを交えず詳しく書くのは中々に難しいのではと改めて感じさせられた。
「絵の話」
絵描きの思い、売人・回覧者の解釈の違い。
ここまで間逆の解釈になるのは珍しいだろうな。
「帰郷」
夢と現実の違い。
国の末路を聞くとある意味戻れなくて良かったんじゃないかなと思ってしまった。
「本の国」
本を読んで、解析して、採点して。
読むのはいいのに、書くのは変って不思議な話だな。
書き手がいなきゃ物語は、始まらないのに。
「優しい国」
国の終わりと最後の来客。
最後まで読むと、何故国の評判と違うのかが分かる。
ラストの手紙を読むと、なんだかやりきれない気持ちでいっぱいになった。
「砂漠の真ん中で・a」
プロローグに続く物語。
ああそういう事かと、凄く納得がいった。
「続・絵の話」
その後のお話。
何か問題が生じるだろうなとは思っていたけれど、予想外の展開。 -
キノとバイクのエルメスが旅をするお話しです。文章量も程よく、サクッと読めます。
今回もとてもおもしろかったです。あとがきもオススメです。
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