狼と香辛料 (VI) (電撃文庫)

  • KADOKAWA (2007年12月10日発売)
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本棚登録 : 89
感想 : 7
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  • 本 ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048694476

作品紹介・あらすじ

 ホロが口にした、旅の終わり――。 ロレンスはそれを説き伏せ、ホロの故郷・ヨイツまで共に旅を続けることを決める。
 そんな2人の次なる目的地は、海に面した港町・ケルーベ。 2人はエーブを追いかけて、レノスの港から船で川を下る。 旅の途中、船が立ち寄った関所では、厄介ごとに巻き込まれている様子の少年の姿があった。 ロレンスは、図らずもその少年・コルを助けることになる。 薄汚れた風貌だが、意外にしっかりとした面を持っており、ロレンスもホロも彼に興味を持ち始める。 そして、コルの故郷の話や船乗りたちの噂話を聞く内に、2人はヨイツに関する言葉を耳にする……。
 絶好調の新感覚エポックファンタジー、シリーズ初の船での旅の物語。 狼神ホロ、水を怖がる!?

感想・レビュー・書評

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  • 今回は旅の途中の移動時のお話。どこの町にも行かないし、特に大きな事件も起きない。ただ、これからの旅を続けるにあたって大きな変化が一つある。
    前回ロレンスの気持ちを告白した後の話なので、ホロとロレンスのイチャイチャぶりがいつもより多い。読んでてニヤニヤしてしまう。
    次巻は商業ネタ盛りだくさんらしいので楽しみ。

  • 背ラベル:913.6-ハ-6

  • このシリーズにしては、少し様相の違う巻です。この狼と香辛料シリーズの、1〜5巻は1巻あたり1つの話が完結していて、それが連続して続いていくイメージでした。しかしこの第6巻は、5巻で未解決になったストーリーを引き継いで、さらに7巻に持ち越していくような感じがしました。人から借りて読んでいるため、あまり夢中になれてはいませんが、今後さらに面白くなることを期待します。

  • 旅の仲間が増える話。といっても、今回は大きな事件はなし。うーん……個人的には正直イマイチな回だ。世界観やキャラクター造形が優れてるのは分かってるけど、やっぱりストーリーで魅せて欲しい。

  • この作品はずっと二人旅なのかと思っていました、最後の最後までそう信じていました。
    ところがどっこい、弟子を加えて3人旅に。
    話の中でも匂わされていましたが、子供的な存在なのですね。
    旅の副目的も決まり、まだまだ続きそうな気配が漂ってきましたが、
    中ダレが心配に!

  •  ふたりは、己の道筋に惑い、気付き、選び取った未来を進んでいく。
     かような恋人同士の関係性の構築と進展の物語と見ていたら…。豈図らん哉、お供(つまり、2人にとっての事実上の子)との出会い譚まで含まれていたとはねぇ…。

     一方、ホロとロレンスの会話劇を見るにつけ、自分が如何に相手の感情(というか隠された本音。殊に女性の)に鈍感であったか、そして未だに鈍感であるかを気付かされた。
     刺さる、そしてそれ故に面白いと感じさせる作品である。

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著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》を受賞し、電撃文庫『狼と香辛料』にて2006年にデビュー。

「2023年 『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙IX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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