毒吐姫と星の石 (電撃文庫)

著者 :
制作 : 磯野 宏夫 
  • アスキー・メディアワークス
4.11
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本棚登録 : 1693
レビュー : 183
  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048700580

作品紹介・あらすじ

全知の天に運命を委ねる占の国ヴィオン。生まれながらにして毒と呪いの言葉を吐き、下町に生きる姫がいた。星と神の巡りにおいて少女は城に呼び戻され、隣国に嫁げと強いられる。『薄汚い占者どもめ。地獄に堕ちろ!』姫君は唯一の武器である声を奪われた。星の石ひとつ抱き、絶望とともに少女は向かう。魔物のはびこる夜の森、そのほど近くの聖剣の国レッドアークに。少女を迎えたのは、夜の王に祝福を受けた、異形の手足を持つ王子だった。第13回電撃小説大賞大賞受賞作『ミミズクと夜の王』の続編、登場。

感想・レビュー・書評

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  • ミミズクと夜の王の続編だそうですよ.
    前作は面白かったんだけど今回はあんまり面白くなかったなぁ.
    というか,続編なのに
    ミミズクも夜の王も話にチラッと浮かぶだけで
    本体は一切出てこないってどういうことだよ.
    あの2人?が好きだったのに.

    まぁ,そんなわけで,占いによって国を不幸にすると言われたから捨てられた少女と
    夜の王に動く手足を貰った少年の小さな恋のおとぎ話.
    オリエッタがなんだか気持ち悪い.
    うまく言語化できないけど,なんか無理.

  • エルザも好きだけど、この本でディアがますます大好きになった((* ´艸`))

    しばらく見ない間に立派になったもんだと、知り合いでもないのにしみじみ思ってしまった

    ミミズクでは見られなかった登場人物の一面が見られたのも良かった

    鳥籠巫女と聖剣の騎士、どうにか文庫化されないかなぁ…

  • いつ読んでも勇気をくれる。
    みんながそれぞれの幸せを得るために動き、掴む。

  • 巻数を重ねるごとにどんどん私の好みのお話になっていく!すごい!
    エルザが成長していく姿がすごく良かった。
    ただ、オリエッタとアンディははいつも誰かを諭す役割なのかなぁ、とそこだけ気になったり。なんというか、二人ともお綺麗すぎるような気がして。二人が主役の作品もあるようなので読みたいです。
    それと、私が異性愛表現があまり好きでない人間なので、うーん、また男女の愛かぁ、と軽く食傷ぎみになっていた。愛!素晴らしい!みたいなのが苦手なひねくれ者なので。申し訳ないです。エピローグがむず痒かった。
    夜の王と対比して真昼姫、か。もうちょい…いい名が欲しかったかなあ。
    視点が結構ぶれますね。

  • 読んで良かった。起承転結がハッキリしてるし、泣いたー。

  • 最近の自分と重なって耳が痛くなる毒吐姫…どこまでも純粋に幻想的な世界でも現実はばっこしていて、だれもが不幸で顔を伏せてしまっても良いのだけれど、人々は前をみて生きている
    私も毒吐き慎んで、人を思いやる気持ちの準備をせねばな、と

  • 真面目な王子の王族としての責務・使命感と、孤独で聡明な姫のプライド・依存心のぶつかり合うさまを描いた話。だと思う。
    まっとうな恋愛ではないのにどう見てもふたりは恋しているようにしか見えなくて、「どんな相手でもよかった」なんて独白に釈然としないものを感じつつも面白い。前作に引き続き童話ならではな都合のいい展開もありつつ(でもあの場面でミミズクが出てきて良かった!)、素直に感動できるいいお話。
    というのが最終章まで読み終えての感想で。すごいのはエピローグ。
    「あんたは!! 頭がよくても!! 女心がなにひとつわかんないクソ男よ!!」
    このエルザの一言とその後の会話にものすごく安心した!
    ふたりともそれぞれに恋心より優先したいものがあったんだな。一歩踏み出したその先で素直に恋をできますように。

    個人的には前作の「ミミズクと夜の王」の方が圧倒されたのだけど、こちらもとてもよいお話でした。あとがきで触れられていた「鳥籠巫女と聖剣の騎士」も読みたいです。

  • すごく、すごく、すごく面白かった。
    ミミズクも読んだから、その思い入れがあるせいかもしれないけど、
    それでもやっぱりとても好きな物語だった。
    毒吐き姫は、始終毒を吐いて、周囲に否定や拒絶や呪いを吐き散らしているのに、
    それでも嫌いだとは少しも思わなかった。
    それを口にする彼女の思いを、著者がすごく丁寧に書いていたからなんだと思う。
    むしろ、彼女の無念に、憎悪に、悲しみに、共感せずにいられなかった。
    ディアとエルザの心の歩み寄りや、エルザが少しずつ前を向ける様が自分のことみたいに嬉しかった。

    最近この本の存在を知ったんだけど、もっとはやく読んでおけばよかった。
    昔の友達が幸せになってるって聞いたみたいな、幸せな気持ちになった。

  • 「ミミズクと夜の王」の続編です。
    前作同様、おとぎ話のような優しい雰囲気でとても好き!
    (そしてカバーイラストも同じ磯野さん*^^*)

    幼い頃、下町に捨てられたエルザ姫。
    貧しく汚い暮らし。毒を吐く事でしかその日を生きられなかった少女。
    しかしある日突然、再び王宮に迎えられる事になる。
    他国の王子に嫁ぐという、国の道具にされるために。

    呪われた王子クローディアス。
    彼の優しさが、真摯な態度が、凛とした強さが本当に素敵だった。
    最初の晩餐で、犬のようにがっつくエルザを見ても微笑む王子!
    見かけは弱っちくても、相当に剛胆な王子に違いない(笑)

    アン・デュークやオリエッタも再登場し、前作ファンとしては嬉しい限り。
    でも、フクロウの存在感が一番大きいのは何故…羽だけなのに…

    また「ミミズク~」を読み直したくなりました♪

  • (No.12-79) 「ミミズクと夜の王」の続編です。

    内容紹介を、表紙裏から転載します。
    『全知の天に運命を委ねる占の国ヴィオン。生まれながらにして毒と呪いの言葉を吐き、下町に生きる姫がいた。星と神の巡りにおいて少女は城に呼び戻され、隣国に嫁げと強いられる。
    「薄汚い占者どもめ。地獄に落ちろ!」
    姫君は唯一の武器である声を奪われた。
    星の石ひとつ抱き、絶望とともに少女は向かう。魔物のはびこる夜の森。そのほど近くの聖剣の国レッドアークに。
    少女を迎えたのは、夜の王に祝福を受けた、異形の手足を持つ王子だった。

    「ミミズクと夜の王」の続編、登場。』

    今回の主役はミミズクではなく、ミミズクと夜の王のおかげで動く手足を得たクローディアス王子に嫁いできた隣国のエルザです。

    ヴィオンの占がどのくらい真実を言い当てるのか、よく分からない。もしかして実際には何もないかもしれないのですが、為政者や国民がその占を信じていることで、その国が成り立っているという現実があるわけで。
    占いに振り回され、生まれた国を心から憎んでいたエルザが、王子だがずっと動く手足を持っていなかったクローディアスに癒され変わっていきます。

    これもまた真っ直ぐな物語でした。表紙も前回と同じ方の絵で素敵!
    お伽噺の真昼姫になったミミズクの笑顔に会えたのも良かったです。

    デビュー作が出版されてから続編が出るまで3年空いてます。それを続けて読めたので、あとから気がついて読むのも悪いことじゃないなって思いました。

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著者プロフィール

1984年、石川県金沢市出身。金沢大学文学部卒業。『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞・大賞を受賞し、デビュー。その後も、逆境を跳ね返し、我がものとしていく少女たちを描き、強固な支持を得ている。

「2018年 『悪魔の孤独と水銀糖の少女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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