毒吐姫と星の石 (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
4.12
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本棚登録 : 1899
感想 : 194
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048700580

感想・レビュー・書評

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  • 『ミミズクと夜の王』そしてこの『毒吐姫と星の石』。童話のような小説で二作合わせて手元に置いておきたい、そんな作品。

  • みんなのその後を読むことが出来て幸せ。
    そして、ディアもエルザもこれから
    どんどん幸せになって欲しい。

  • タイトルの星の石とは、姫の持つ石のことでもあるのだろうけれど。王子の瞳も指すのかな。

  • 【再読】クローディアスの成長が眩しいミミズクの続編。
    でも一番カッコイイのはオリエッタだと思うの。

    あとがきにあった短編はいつかどこかに収録されることがあるのだろうか……。

  • 毒吐姫。
    不幸な生い立ちから毒を吐かずにいられないお姫様のお話。

    前作にあたる『ミミズクと夜の王』は本当に素晴らしさ作品でした。
    シリーズ的な作品ですので今作読むなら個人的に必読です。


    毒吐姫は前作ほどの感動は得られなかった。
    なぜだろう。
    ・前作が素晴らしすぎて過度に期待していた
    ・ファンタジー物読む機会が多くマンネリに感じてしまった
    ・前作とリンクする部分があり、それもウリだったりするんだけどこれ一冊だと完璧に楽しめない。

    ってことで★3です。

    ラストシーンは素晴らしいです。

  • 『ミミズクと夜の王』の続編にあたる作品。
    あれはもう1作で完結していると思っていたのに、こんな続け方があったなんて…。成長を見てつい感動しました。
    今作の主人公が相当お転婆なので、優しいストーリーを読みたいと思って開くと面食らいます。なんだこれってならずに読んでほしい。できればミミズクを先に。
    ライトノベルではなく、童話と呼びたいようなお話でした。甘くて可愛い。大好きです。

  • ミミズクと夜の王に出てくる王子様のお話。ミミズクの時と比べて胸キュン度がアップしてて個人的には大好きな一冊でした

  • ミミズクより先に読んでしまいましたが楽しく読めました。

  • ふー、気持ちのいいお話。まずは作者さんに続編書いてくれてありがとう、と言いたい。
    前巻はデビュー作であり、キレイに完結しているので続編のイメージはなかったのですが、本書を読んで、あーこういう続編かー、いいなあ、と納得。しかもあとがきによると聖騎士・巫女のお話もあるとか。これもいずれ文庫化されるかな?楽しみ。

    続編ということで、少し設定に懲りすぎたというか、ご都合主義的な、ちょっと無理を感じなくはなかったですが。やっぱデビュー作と比較すれば勢いがなくなったかな。それでも読んで良かったなぁ、と感じました。やはり優しさが詰まった本です。ファンタジーに抵抗ない方には是非とも2作続けて読んでいただきたい。

    あー、この作家さんは悪人を書けないんだろうなあ、とか思ったり。そういう点で安心して読めるというのかな?まあ前巻のちょっとエグイ描写や、本書の毒吐きぶりもあったけど。でも悪人はほとんど出てこない。ま、十二国記の小野不由美さんみたいに、自分でも認めたくないような人のドロドロしたところとか悪い人が書かれると読む方も辛いですからね。だからといって、どちらが良いとか好きだとかはないですよ。両方ともちゃんと読みたいです。

    エルザの方こそ、「童話物語」のペチカに重なりますね。環境が変わって、優しい人に触れて、優しく成長していく。そして密やかな、本人も気づくか気付かないような恋心。そして本当の恋へと。これはなんだか女性作家ならではの表現かな、と思ったり。

    ミミズクが「真昼姫」として語り継がれているという設定が、なんだか感動。前巻が物語として語り継がれているというのが、この本の時間軸・空間軸に厚みを持たせたように感じました。そして何より、ミミズクの再登場。勝手にもう絶対出てこないと思い込んでいたので、登場シーンは思わず読み直してしまった(笑)。無性にアニメで見たくなってしまったですよ。あのミミズクが「真昼姫」としてこんなに成長したなんて。いやいや感動です。

    そして、ディアのカッコいいことカッコいいこと。オルデルタに「妻となる人を侮辱する正当な理由と、その資格があるというなら、ここで述べたまえ」と言い切り脅し、「君にとって、僕はそれほど、頼りない王子か?」とエルザに詰め寄るシーンとかね。静かな王子が怒ると恐いよ。

    さて、恋愛感情ではない結婚。まあ、政略結婚みたいなものですからね、そういうのもあるのか?とか違和感を感じながら読んでいたのですが。ま、結果的に好き同士になったから結果オーライなだけど、読みながらなんとなくなー、と思って。でも王族の不自由さを表していると思えば、こういうものなのかもな。とはいえ、結局最後の二人のやり取りにニヨニヨして(笑)。「真昼姫より?」「・・・・・・」なんてやり取りはもう、ハイハイって感じ。「あたしがあんたを、幸せにしてあげる」と最後に締める。あー、いいわぁ、と読了。

    「たいしたことはない」がキーワード。ちょいちょい出てきて、自ら選択し進む。嫌な過去も当然あるけど、それでもそれがあっての現在の自分だと。そんなつらい過去も大したことはないと言える心持ち、自己肯定が必要なのだと訴えているのかな。いつまでも過去に引きずられては立ちいかないですからね。
    あ、「食べ物で釣られない」もキーワードか?

    こんな続編書かれたら、シリーズ化を希望してしまうじゃないですか・・・

  • ミミズクと夜の王の続編
    主人公は、ミミズクから王子に。
    王子も毒吐姫もすっかり成長して、最初のキャラからは想像できないくらいです。

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著者プロフィール

1984年、石川県金沢市出身。金沢大学文学部卒業。『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞・大賞を受賞し、デビュー。その後も、逆境を跳ね返し、我がものとしていく少女たちを描き、強固な支持を得ている。

「2022年 『雪蟷螂 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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