野村総合研究所のやる気を引き出すチーム改革 (アスキー新書 172)

  • アスキー・メディアワークス
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048700856

感想・レビュー・書評

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  • ●見える化と情報の共有化
    ・スケジュールやドキュメントの標準化・共有化をする。
    ・情報は常に最新の状態に。どこにあるのかもチームで共有。
    ・定例会議(朝会など)を活用する。
    ・社員、パートナー企業、顧客企業で情報を共有し共通認識を持つ。
    ●意識の向上
    ・活動の主体は自分たちだ。という意識を持つ。
    ・不都合な手順は自分達で変えていけばよい。
    ・小さな改善テーマでも、成功体験を積み上げて、成果を共有する。
    ●属人化の解消
    ・まず、属人化は問題であると認識する。
    ・ノウハウ・スキルの伝授は、引き継ぐ側から「見える化」を進める。
    ・引き継ぎはチーム全体で行い、チーム共有の財産とする。

  • 業務改善、PDCA、とどの企業にもつきもの。
    トヨタのカイゼン方式などもあるが、やはり、それぞれの社風や文化もあるのて、NRIでは独自の視点でやったよという一冊。

    自由裁量権を与えて、自主的に考えさせるってのが、良い組織やチームを作っていくのだろうな。
    旧態依然のトップダウンだけで良い時代は過去のもの。と、言いたいところだが、実際はそういった旧式なところが多いんだろうな。
    はぁ...

    読むひとによっては、奮い立たせられるかもしれないが、人によっては、げんなりさせられるかもしれません。

  • 競合企業を知ろう第一弾
    俗人化・労働集約的という課題はNRIでも同じで、トップダウンではなくボトムアップでどう取り組むかが大切であるということ

  • 卒業生からの推薦寄贈図書。

  • 作業の感想が多め。もう少し具体的な細かい話がよりよかった。

  • システム保守担当者の悩み、モチベーション維持に立ち向かうはなし。エンハンスと呼ぶことで会社の重要な収益源であることを強調、定量評価によって客観的に捉え改善のサイクルをまわす。
    なにかにとりくむにはトップダウンのうごき、ボトムアップの動き、双方がうまく機能するひつようがある。

  • 社内の報告書レベルの内容で出版に値しない気がするのだが。社長とパートナー企業のインタビューは綺麗事フィルターを通しながらも興味深く読めるが、肝心な本文の程度が低い。■コレをやったら成果が出ました、がひたすら繰り返される。ソレを「どのように」やったのかが一番知りたいところなんだけど。そういう会議体やツール導入などは、皆やった方がいいと思っていて実際やってもみるのだけど、思うような成果が出なくてうやむやになってしまう…。そういうのをどうやって克服したのか、その辺が全く書かれていない。現場の声がほとんど載っていないからかなぁ。

  • チーム改革のポイントは?

    →1.見える化と情報の共有化
    情報活用の場までセッティングする
    2.意識向上
    ボトムアップにすることで当事者意識を持たせる
    3.属人化の解消
    属人化は問題であるという共通認識から
    また、各人が自分で考え行動することが大事

  • #031 野村総合研究所のやる気を引き出すチーム改革
    英語やったり新しい仕事やったりで、読書もちょっと間が空いちゃった。また読まなきゃ。
    久しぶりのレビューは、研修でもらった本。NRIさんで、システム保守をテーマに社内改革した話。内容的には、目新しくないけど泥臭いことを地道にやった話で、その結果がシステム障害を4年間で8割減らしたっていうからパンチは強い。まあ昔が多過ぎたんじゃね?ってうがった見方もできるけど、こういった改善活動をきちんと続けて成果を出した、ってのは評価されるべきでしょうな。
    NRIさんではなかなか日の当たることの少ない保守業務を、エンハンス業務と名前を変える事で社員の意識を向上させて自律的改善活動が回るようにしたそうな。もちろん名前を変えただけじゃなくていろんな苦労をしたそうで、大変だったろうけどいい仕事してますねという感想。保守に閉じなくても、組織運営の参考書としてもいい感じだろう。究極の保守づくりにもいいヒントになった。

  • 半分仕事で読みました。うちの会社に適用するにはいくつも壁がありそう。ボトムアップのためにはトップの真剣な姿勢がないと、よっぽどできたひとの集団でない限りは改善持続しない。

  • 生き字引ではなく、考える集団を作る。考えて行動させることがモチベーションにつながる。「人」が財産と謳うNRIの現在進行形の活動レポート。
    所々身の回りに当てはまる描写があり、リアリティ(所謂、あるある)を持って読めた。

    <以下メモ>
    ①決められた手順は守らなければならないものではなく、問題があれば自分達で都度見直してよい。
    ②今あるものを維持する「保守」でなく、より良くしていく「エンハンス」は、仕事本来のあり方。
    ③エンハンスの障害を減らしていくには、社内だけでなく、顧客やパートナーも巻き込んで最適解を検討し、win-win-winを目指す。
    ④新しい人を育て、自分はいつでも次の部署へ行けるようにしておく。
    ⑤エンハンスの運営が当たり前になってくると、すぐに雛型を求める「考えない集団」ができあがる恐れがある。既存のルールを守るだけでなく、何故そうなっているのか、考える(考えさせる)。←①につながる

  • 題名と、書かれている内容が一致しない本。どちらかというと、システムの維持管理の効率化について、述べられた本。やる気というか、モチベーションが本当に上がったのかは、大いなる疑問。

  • 普段あまりモチベーションの上がらないシステム運用・保守部門のメンバーをいかにしてやる気を引き出せるかが書かれた一冊。
    NRIでは、トップダウンによる改革(エンハンス事業部と意識を変える)とボトムアップによる改革(エン楽会・情報共有・改善活動)によって日の当たらない部署を日の当たる部署へと変えさせた。自分も同じシステム運用・保守を仕事としているだけに、参考になる点が多数あった。『守り』から『攻め』への意識改革が重要であると感じた。

  • 他社の品質管理の方法がわかり参考になった。

  • 人に配ってまわる関係で、自分も読んでおかなきゃいけなくなって読んだ一冊。

    比較的華やかな新規開発と比べて、IT 業界の中でも「つまらない」と考えられることが多い保守・運用の仕事を「エンハンス」と呼び代えて、保守・運用にかかわる人々の生産性向上、モチベーション向上を為し遂げた「エンハンスメント業務革新活動」のお話。

    アスキーはこの話を一般的な「チーム改革」の話、「強いチームを作る」話として売り出したかったようだが、残念ながら話は保守・運用業務の改善に留まり、ホワイトカラー労働一般の話にまで汎化されてはいない。普通に保守・運用業務の改革本として売り出せば、それなりに面白いと思うんだけど、なんでこんな売り方を選んじゃったんだろうなぁ。

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