慶應三田会 (アスキー新書)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 37
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048700863

作品紹介・あらすじ

社会的に大きな影響力をもち、日本社会の中核、企業社会の中心に形成されたその人的ネットワークの広がりはきわめて重要にもかかわらず、実態が明らかにされていない三田会。歴史、結束力の強さの秘密、会員としてのメリット・デメリット、そしてリーマンショック後の展開-。研究者の視点から、見えない組織の実態をひもといた、はじめての「三田会論」。

感想・レビュー・書評

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  • 文字通り、慶應のOB会である三田会について綴った一冊。

    三田会はあちこちにあり、慶應にない歯学部の歯科医や早稲田にもあるらしい。
    自分はその恩家に授かることはなかったので詳しくは知らなかったので、色々勉強になった。

  • 特に知りたいことは書いてなかったかも

  • 慶應の同窓会組織・三田会についてのレポート。秘密結社的なもののようなものを暴くのかというような思わせぶりな雰囲気で始まるけど、まぁ、伝統があり強力な同窓会組織について調べてくれている。企業では慶応閥があるということを聞いたことがあるが、その理由が分かった気がする。そもそも慶應の創立理念「社中協力」からくる仲間意識の強さがあるようだ。慶應ボーイのイメージとは違うけど、体育会クラブのOB会的な結束力と思えばよさそう。校風に染まるということかな。こういうのは在学中とか大学を選ぶときは分からないけど、社会に出てからそのありがたみが分かるもんだ。早稲田と比べるのは良いとして、著者の専門である宗教学と絡めて創価学会と比べたりはどうかと思うし、繰り返しの記述が多すぎるような気がするが、まぁそうしないと分量が少なすぎるのかもしれません。

  • 三田会とはいったい何なのか? 歴史、結束力の強さの秘密、会員としてのメリット・デメリット、そしてリーマンショック後の展開-。たんなる同窓会ではない、政財界を動かす、謎の巨大組織の全貌を明らかにする。

    欧米の秘密結社のように見られる慶應三田会。慶應出身者はどこへ行っても三田会を作りたがるが、早大で働く慶應出身者が「早稲田三田会」を作っているとは笑えた。そうした慶應のDNAを福沢諭吉まで遡って語る。「群れる慶應、個人の早稲田」という洞察はステレオタイプだが、三田会と創価学会の類似という視点は新鮮(当否はともかく)。早慶、合格した方へ行くのもいいが、こうした慶應を好きか嫌いか、自分に合うか、考えて受験するのも悪くない。
    (C)

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著者プロフィール

1953年、東京生まれ。宗教学者、作家、東京女子大学非常勤講師。76年、東京大学文学部宗教学科卒業。84年、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。専攻は宗教学。日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員などを歴任。日本宗教から出発し、世界の宗教を統合的に理解する方法の確立をめざす。主な著書に『葬式は、要らない』『浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか』『もう親を捨てるしかない』(以上、幻冬舎新書)、『戦後日本の宗教史』(筑摩選書)、『ブッダは実在しない』(角川新書)など。

「2017年 『日本の新宗教』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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