レイヤード・サマー (電撃文庫 こ 8-18)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.74
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本棚登録 : 165
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048702317

作品紹介・あらすじ

高校二年の夏休み。俺は、一夏の想い出ってやつを体験した。柑橘系の匂いが香る、ちょっと不思議な少女。彼女は、常識はずれな行動と共に、俺の許へとやってきた。時間さえも飛び越えて、俺の未来-これから死に行く人生を止めるために。これは、世界の何処かで起こった。ありふれた者同士のストーリーだ。ありふれているかもしれないけど、俺と彼女にとっては、忘れられない大切な想い出でもある。世界の何処かで、俺と彼女が体験した『重なり合った夏』の物語。

感想・レビュー・書評

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  • SFとかタイムループとかSF要素はたくさんあったが、やはりSF要素のあるラブコメという印象。
    むしろ、ラブコメの印象しかない。
    涼平が剣道をやめた理由や、エッグイーターを止めようと必死になるところとか頑張っているのは分かるんだけど、近所では評判の美少女の幼馴染とか、ハルの存在やアンリに対するラッキースケベとかギャルゲーのシナリオみたい。
    ギャルゲーみたいなエピソードを減らして、もう少し理論の説明とかをしてほしかった。
    あとがきにて提示されている本編に収まっていない部分とかも入っていてくれれば、もっと面白かったかも。
    でも多層世界という考え方は面白かった。

  • 妙に分厚いと思ったら、タイムスリップものでそれなりにしっかりした作りになっていた。
    ラブコメが主題ではないのでヒロインがいまいち魅力的に映らなかったのがもったいない。
    もやもやした終わり方だったので読後感もあまりよくなかった。せめてアンリとハルの両方が幸せになってくれるエンドが描写されていればすっきりしたのだが・・・

  • せつないお話でした。

    レディバトの作者として読むと不思議だと思うけど、処女作のカレとカノジョと召喚魔法の作者だと思うととても納得のいく作風です。

    途中説明臭い文章があったり動機が弱いような部分もあるけど、
    最後にきちんと色々回収していてよかったです。
    最後の終わり方や、これからどうなっていくのか、呼び方も変えているし、
    最後になるにつれてどんどんせつなくなっていきました。

    一巻完結なので、お時間ある人は読んでみてもいいと思います!

  • 読み始めて,プロローグで鳥肌が立ち。そしてそのまま一気に読んでしまいました。大変素晴らしい作品でした。時折,読み切りでこんな傑作を出せるのが電撃の強さか。時間移動について,気になることは確かにあるし,どこまで理解できているかは分からないけれども。でも,細かいところはどうでもよく,凄く素敵で,切なくて,美しい物語でドキドキしました。作品としては,これで完結した方が美しいと思うけれども,番外編という形でサイドストーリーは描いて欲しいなぁ,と思います。新年早々,こんな素敵な作品に出会えたことを感謝。

  • あまりSFは読まないので、タイムパラドックスなどはイマイチわからず。 でもストーリーの内容は好みでした。

  • SF青春ストーリー。未来からきた少女という点ではありきたり。しかし、独特のタイムマシーン理論のようなものがあり、推理小説のような部分があり面白い。ただし、かなりバレバレww文章の読みやすさ、分かりやすさを評価して☆3

  • 長い、内容からいってあんなに厚い本にする必要はないと思うんだよね。なんか思い入れが強すぎるんだろうか。
    それなりに纏まっていて面白いけど、まあ長いです。

  • 面白かった。続きでるのかしら?アンリかわいいです。

  • 「れでぃばと」の上月司しか知らなかったからこれ読んだときは本当に驚いた。
    切ないし、なんか暗いよ!読んでて悲しくなったよ!

    SFの解釈は斬新とまではいかないが、なかなか面白い。過去に行くたびに上書きされていく「レイヤー」方式と呼ぶべきか。

    最後はバッドまでとはいかないけど、なんかな・・・
    呼び方もわざわざ変えてたし、「庵璃」が好きだったんだなぁ・・・

  • さくらねこさんのイラストがよかったです

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著者プロフィール

『れでぃ×ばと!』(電撃文庫)など著者。

「2021年 『可愛い可愛い彼女がいるから、お姉ちゃんは諦めましょう?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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