ストライク・ザ・ブラッド1 聖者の右腕 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 806
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048702676

作品紹介・あらすじ

"第四真祖"-それは伝説の中にしか存在しないはずの世界最強の吸血鬼。十二体もの眷獣を従え、災厄を撒き散らすといわれる幻の吸血鬼が、日本に出現したという。その"第四真祖"監視と抹殺のため、政府・獅子王機関は"剣巫"と呼ばれる攻魔師の派遣を決定。しかしなぜか監視役として選ばれたのは、見習い"剣巫"少女、姫柊雪菜だった。対真祖用の最強の霊槍を携え、魔族特区"絃神市"を訪れる雪菜。そこで彼女が遭遇した"第四真祖"暁古城の正体とは-!洋上に浮かぶ常夏の人工島で繰り広げられる、学園アクションファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • ※6巻まで
    ド厨二なワーズが飛び交うコッテコテの作品。

    ともすればよく有る要素の寄せ集めになりそうなものですが
    三雲さんは、これまでの作品ではベタな話でも「ありがち」にならず「王道」に仕上げ、ラブもコメも程よく織り込んでバランスよくまとめられる作家さんなので、安定したクオリティを保ってくれると期待。

    今作では今のところテンプレかなーってところ


    けども毎度終盤の展開に難がある気がするので、その辺は不安

  • #novel
    最強の吸血鬼、第四真祖に変身した主人公。舞台は太平洋上に作られたメガフロートの学究都市。そこは魔族特区でもあって、人と魔が融合している。
    世界は既存の吸血鬼3大勢力によって統治されていて、新たに生まれた第四真祖をめぐり、ラブ有りバトル有り学園コメディ有り… って書いてるだけでこっぱずかしい、ザ・ラノベという設定。
    色々どこかで見たような…つうか作者もその辺はあとがきでネタにしています。

    が、不思議と地に足ついてる感が。主人公がわりと諦観的で行動も冷静、洞察力もあり。ヒロインもしかり。その辺がミソか。最近出てきた、あえて設定を逆どった、カウンター・ラノベ的作品と言えるかも。


    ・三雲岳斗「ストライク・ザ・ブラッド」1〜2巻読了。

  • どっかで見たことあるような厨二設定バリバリでも、ベテランが書くと面白くなっちゃうんだなぁというのを実感してしまう1冊。

  • 古城と雪菜を中心に展開する吸血鬼バイオレンスアクション学園もの。

  • 【電子書籍・再読】人間と魔族が共存する人工島『絃神島』を舞台とした、平凡を願いながら世界最強の吸血鬼『第四真粗』となった男子高生・暁古城と、その監視役として獅子王機関から派遣された剣凪にして生真面目な女子中学生・姫柊雪菜を中心としたボーイ・ミーツ・ガール。古城のことが気になる同級生にして天才ハッカー藍羽浅葱、どこか影がある古城の妹の凪沙ら魅力的ヒロインが満載の、ラブコメ風味学園伝奇ファンタジーが開幕です。今回は人物紹介がメイン。「勘弁してくれ」のヤレヤレ系主人公が良いですね。

  • ボーイミーツガール
    ラブコメ、アクション。
    なんだなぁと思ってしまう物語
    よくある話、よくある展開なのかもしれないけど
    それでいいんです
    テンプレートだから読みやすい
    テンプレートでは終わらない
    当たり前のような物語を
    読んでいられるのが良いです
    ここに
    この物語特有の味わいがあって
    この世界が始まってくる
    この世界特有の言葉
    この世界特有の道具
    ルールが自分の中に入り
    キャラクタが生きはじめて
    物語が
    第一巻を読み終える
    まだまだ始まったばかり
    これから少しずつ

  • 世界最強の吸血鬼とそれを監視する剣巫の少女。
    大仰な設定なのに序盤は学園ものも様相。しかし中盤以降に物語が一気に膨れ上がり弾けます。
    若さ故の未熟、しかしそれ故の真っ直ぐさ。それが主人公の戦う理由となることが素敵。

  • 2020年18冊目。同じ作者の「アスラクライン」は読んだことがあるけれど、こちらは初読み。内容を簡単に言ってしまえば、異能力バトル+ハーレム物。最強の吸血鬼の力を受け継いだ主人公に、「正妻」候補の監視者、主人公に好意を抱いているハッカーのクラスメートなど主人公の周りにはかわいい子が一杯。また主人公の周りにいる人たちも、主人公の吸血鬼の力を何らかの形で利用しようとして策謀を巡らす人達ばかり。これからどんな事件に主人公が巻き込まれるのかという話への期待が膨らむ。とにかく無料で読める分は読んでいきたいと思う。

  • アニメを全部(リリースされたものは)観て
    そこからの本編 1巻目、読了です。

    この作者様の作品は、どれもアニメ化されて
    人気がありますが…。

    アニメだと、女の子たちの琴線の儚いところを
    優しさと言葉で破り、官能でその血を奪う、
    本命は雪菜ちゃんなのに、誰にもやらかす…。

    格好いいけど困ったヴァンパイア。
    暁古城くんの学園異能ファイト!

    という印象だったのですが…。

    小説の方の彼は、まともですね。はい。

    アニメだと、殊更に華やかにしなきゃ
    いけないからか、女の子があまりにも
    古城くんにヘナヘナで、しかも彼が
    拒否らないから、もう!

    女としては、深い仲になった彼が
    次々他の女といい仲になってく感じで
    面白いけど胃が痛かったんです。

    凪沙ちゃんなんて、妹って言ってるけど
    アニメだとライバルの一人って感じで
    ほんとうの兄妹にはまるで見えないですしね。

    でも、原作の方は、ほんとに普通に
    吸血鬼もののバトルファンタジー。

    みんな考えてるし、戦闘もスカッとするし
    雪菜ちゃんは可愛いし。
    浅葱さんも凪沙ちゃんもいい子だし。

    みんな古城くんを好きなんだろうけど
    自分が好きでいたいから好き。
    諦めがついたらちゃんと納得しそうな感じで。

    じゃ、私はちゃんと幸せになるから。
    って言えそうな子たちなんだな、と。

    古城くんがフラフラしてないから
    素直に読めました。

    本命は、雪菜。そっか。

    サブヒロインはボンドガールくらいの
    つもりで、気軽に見ていればいいんだな
    と思いました。

    強大な力を持った吸血鬼と、
    純愛を貫く少女戦士のお話として
    難しいことを考えずに、素直に楽しんで
    読んだらいい、そんな感じですね。

    アニメで端折られていた、吸血鬼の権能や
    絃神島の魔族の詳細、島の状況が丁寧に読めて
    よくわからないな、説明欲しいなと思ってた
    事が埋まったのも良かったです。

    自分たちが自由に行動できる閉鎖空間で
    日常は確保されてて…その中で大人からの
    制限を受けない、厨二全開バトル。

    おまけに色っぽくて可愛い女子は出て来る。
    程よく男女ともに誠実で官能的。

    ううん、そりゃあ受けるでしょうね。
    不潔な感じがないのがいいところ。

    地の文も設定も、想像しながら読むには
    しっかりしてて、良いですしね。
    絃神島の風景を思い出しながら
    改めてバトル脳内再生。

    楽しかった。

    浅葱さんの活躍は、アニメのほうが
    良かったですね。どのサブヒロインも
    古城くんにとって必要な仲間たちなんだろうな。

    ひとは一人で出来ることより
    他人とやってのけたことの方が大きい。

    だからこそ。
    暁くんがどう、自分の力に向き合って
    生きようとするのか、見てみたいなと思います。

    アニメよりもずっと小説のほうが好印象でした。
    これなら続き、読んでみようかな。

  • 出来としては悪くないんだけど展開に不自然さがあるように思えて気になる。

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著者プロフィール

電撃ゲーム小説大賞(現・電撃小説大賞)銀賞、第1回日本SF新人賞、第5回スニーカー大賞特別賞を受賞。代表作は『ランブルフィッシュ』シリーズ、『アスラクライン』シリーズ。

「2023年 『ソード・オブ・スタリオン 種馬と呼ばれた最強騎士、隣国の王女を寝取れと命じられる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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