神様のメモ帳6 (電撃文庫 す 9-14)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
4.15
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本棚登録 : 999
感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048702720

作品紹介・あらすじ

高校の文化祭が押し迫る晩秋、ラーメンはなまるにやってきたのは、チャイナマフィアの後継者兄妹。なんとミンさんの親戚だという。ミン父・花田勝の引き起こした事件をきっかけに、なぜか持ち上がるミンさんの縁談。それに憤然と立ち上がったのは、ヒロさんだった。「おれからの依頼。この婚約、ぶっ壊してくれ」ヒモのくせして、ついにミンさんに本気!二転三転の結婚騒動を描いた「電撃文庫MAGAZINE」掲載作に、ヒロさんの師匠初登場の書き下ろし短編『ジゴロ先生、最後の授業』を加えた、大ボリュームのニートティーン・ストーリー第6弾。

感想・レビュー・書評

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  • ヒロさんミンさんのこと本気なんですね・・・。
    ちょっと複雑な気持ちになりました<(_ _)>

  • ラーメンはなまるの店主であるミンさんをたずねて、彼女のいとこにあたる黄紅雷(ファン・ホンレイ)と黄小鈴(ファン・シャオリン)が、つづけて訪ねてきます。二人は、ミンさんの父親の花田勝(はなだ・まさる)を追っていました。かつてミンさんの店をこっそり訪ねてきたこともある花田勝は放浪の傭兵で、チャイナ・マフィア「黄道盟」のボスの愛娘を殺して逃げたといいます。その婚約相手が紅雷で、ミンさんに婚約披露の代役を務めてほしいと申し込みます。それを知ったジゴロでニートのヒロさんは、ミンさんへの真剣な想いを打ち明け、この婚約披露を壊してほしいと依頼します。

    巻末の「ジゴロ先生、最後の授業」は、ヒロさんの師匠でアリスの大叔父の紫苑寺吾郎(しおんじ・ごろう)が「はなまる」を訪れ、鳴海が彼ののこした謎を解く短編です。

    ライトノベルの正しい読み方ではないと承知しているのですが、長編のほうはいろいろな粗が目についてしまいます。個人的にはキャラクターの魅力をえがくことに特化した短編のほうが好きです。

  • ニート探偵小説の第6巻。ミステリ色が強く、このシリーズで一番面白かった。これまで謎だったミンさんのプライベートが一気に明らかに。ナルミの天然的な才能(天才?)が今回も如何なく発揮され、また、ジゴロニートのヒロさんがちょっとだけ男を上げた巻でもある。

  • ヒロさんメインのお話に見えて、実はミンさんの父親が主役のお話。
    冗談かと思いきや、ミンさんに本気だったヒロさん。
    この二人の進展は今後あるのでしょうか。

  • ミンさんの父親の失踪、そしてミンさん結婚騒動。
    ヒモのはずのヒロさんの決意。

    殺された2人のこととか、
    わりと先の展開がわかった。

    最後はやっぱりヒロさんにもっていかれたな(笑)

    短編はあんまりいらなかったと思う。

  • 今回の話は、わりと先が読めるものでしたね。
    気付かない部分はありましたけど……。

    都合のいい電話、そして行動。
    二人が生きてることは前半というか、最初らへんでわかっていました。
    問題は、パパンが死んでたということ。
    それもいってみちゃえば、前半のなるみの言葉で答えが出ているのだと思います。
    探偵らしいことはほとんどなかったかなぁ。結局はパパンの手のひらの上。
    死ぬ間際でそこまで考えられるのかは不思議ですが、火事場のクソ力ということと、
    生前から気にしていたということもあるのでしょうね。

    ただマフィアに対向する行動がちょっと無謀過ぎる考えだったような。
    まぁその結果は出ていますが……武力じゃない力で勝利する。
    智力というのでしょうかね。
    利害関係があるとはいえ、できるだろうという信頼も少なからずパパンは少年らを評価してたのかな。

    短編の方もそうですね。アリスがいうように14こアクセサリーがあるなら、その一つも当然と。
    ジゴロの成約みたいなのにもある通りなのでしょう。
    最後のはがきについてのひとりごとが、いかにもそういう風に見えて良かったです。
    後味が悪いのか、いいのかあれですが。

  • 三人以上からがジゴロ、一人がヒモ、二人だとだいたい刺される

  • ミンさんヒロさん回。
    ほんとの主役はそこじゃないともありますが。
    ナルミの変化がいいね(´ ` )万能じゃないけど活躍しちゃう感じがいい!

  • 9784048702720 383p 2011・6・2 4版

  • ミンさん絡みの事件.
    ミンさんの父親,花田勝さんが中国系マフィアと一悶着起こしてるらしくて
    そのとばっちりがミンさんにも.

    今回はちょっとあれだな.
    本人が登場しないのにいろいろかき回す花田勝氏が邪魔臭いな.

    で,本の最後に収録されてるヒロさんの師匠であるジゴロ先生の話.
    コレで鳴海くんはジゴロテクニックを継承される.
    ヒロさんが「たいせつなひとり」を決めてしまったので卒業したから.
    鳴海くんは高校生で探偵助手でヤクザな集団の総長代理でジゴロで.
    お前は一体何を目指しているんだ?

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著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》受賞者。代表作に『神様のメモ帳』『さよならピアノソナタ』など

「2023年 『楽園ノイズ6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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