空をサカナが泳ぐ頃 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • アスキーメディアワークス
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本棚登録 : 365
レビュー : 52
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048702836

作品紹介・あらすじ

出版社で多忙な毎日を送る中津藍。そんな彼が、煙草を吸いながら空を見上げると、一匹の魚が泳いでいた。目をこすっても魚は消えることなく優雅にヒレを揺らして通り過ぎていく。オフィスを街を家の中を悠々と泳ぐ魚たち。この鬱陶しい現象はなに?藍は魚を消す方法を探し始めるが、魚は増える一方で、しかも視界を埋め尽くすときに訪れる運命を聞かされ…。さまざまな想いを交差させ、ちょっと変な仲間たちが繰り広げる、未来を賭けた大騒動。第17回電撃小説大賞・メディアワークス文庫賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 職場環境に不満を持つ、斜に構えた感じの主人公が怪しげな煙草を吸ったせいで空に魚が見えるようになってしまう話。働き始めて数年目、なんとなく仕事にも私生活にも先の希望が持てない空虚さを抱えた主人公の心情は……残念ながらちょっと共感できるところもあって泣けた。個性的な魚が見えるようになってしまった仲間たちと接するうちに主人公に訪れる変化も泣けました。読むタイミングもあったんだろうけど、やたら涙腺を刺激されたお話です。

    お話の仕掛けを知ってしまうと見たい、というのは危険な気もするけど、それでも空に泳ぐ魚はちょっと見てみたいな。綺麗な光景なんだろうな、と思いました。

  • ある煙草を吸ったことがきっかけに、空を泳ぐ魚を見るようになった主人公。
    魚を見なくてすむように方法を探しながら、仲間が増え、自分の姿を見つめなおしていくことで主人公も仲間も変わっていく話。
    空をサカナが泳ぐ姿はちょっと見てみたいかも。
    すごく幻想的で素敵だろう。
    やっぱり人が変わるのは誰かがいてくれるってことが大切なんだと思う。

  • 神様のご用人を読んで、浅葉なつさんの本を
    読んでみようと思った。
    この本では
    人はそれぞれに大小に関わらず悩みがある。
    その悩みと如何に上手く付き合うか、そして
    それをどの様に乗り越えるかが描かれている。
    うん、青臭いかも知れないけど、青臭くても
    前に向かっていく姿は、親父の私も見習い
    たい。期待通りの良い本だった!

  • 前半から中盤にかけてはタバコを吸ったことで空に魚が見えるようになってしまった主人公が同じ境遇の仲間とともに元に戻る方法を探す内容で山崎との掛け合いが楽しめた。
    しかし、後半の展開がとても共感できた。魚を見えなくするためにはどうすればよいのか。他の人が魚が見えなくなるようになって一人焦燥感に駆られる主人公の心理描写は印象に残った。
    主人公の心のあり方が変わってからの気持ちの変化は必見。

  • 冴えない編集者がけったいなタバコを吸って魚が見えるようになった話。
    いわゆる、青春自分探し。

  • 読了感、悪くないです。
    テンポもいい。
    ちょっと軽すぎか?
    これも悩まず、サクサク行くお話しです♪

  • 青春、というにはちとトウの立ったメンバーのちょっと青臭い話。テンポも悪く構成も問題が多いが、その一方で魅力もある作品。作者のデビュー作なので、その辺は仕方ないとは思うし、手も入れにくそうな構成だけど、編集さんはもう少し出版前に練って欲しかったように思う。

  • 掛け合いが面白い。
    私には、どんぴしゃでした。
    続編も期待します。

  • 「サカナが見えるようになった」お話は面白かった。
    しかし、その理由が薄っぺらい。
    納得できる、ひねりの利いたものが欲しかったなあ。
    筋書きの標識ははっきり見えて良かったが,流れる景色にくどさがあって少し煩わしく感じたかな。

  • 夢を封じた主人公がある煙草を吸ったことにより空や街中に魚が見えるようになってしまう。主人公の周りに登場する3人も同じく魚が見えるようになる。最初は単に邪魔だから消えて欲しいと思っていたが魚が世界を埋め尽くす時その人には死が訪れるということが判明し…。対処法も分からないままに周りのみんなは次々に魚が消えて行くが主人公だけ取り残されてしまう。"魚は、自分からの警告なんです。一歩前に出て、乗り越えろっていう警告。"逃げずに立ち向かう事ができた時、そこには…

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著者プロフィール

浅葉なつ(あさば なつ)
2010年「空をサカナが泳ぐ頃」で第17回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞受賞、同作でデビュー。2013年に刊行された『神様の御用人』がシリーズ化され、コミック化されるヒット作・代表作となった。
その他代表作に、『山がわたしを呼んでいる!』『サクラの音がきこえる―あるピアニストが遺した、パルティータ第二番ニ短調シ』など。

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