大正二十九年の乙女たち (メディアワークス文庫)

著者 :
  • アスキーメディアワークス
3.31
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本棚登録 : 153
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048702867

作品紹介・あらすじ

日本が戦乱に巻き込まれつつある、大正二十九年。逢坂女子美術専門学校に、四人の個性的な女学生が通っていた。画家としての才能あふれる池田千種。武道に没頭する男勝りな星野逸子。身体は不自由ながら想像力豊かな犬飼華羊。素直で女性らしい優しさに満ちた緒方陽子。戦争の足音が近づく不自由な時代にありながら、短い青春を精一杯謳歌する彼女たち。しかし、その明るい日々に、不穏な影が忍び寄り…。奇才・牧野修、渾身の青春時代小説が登場。

感想・レビュー・書評

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  • 初読みの作家さんです。分厚いけどあっという間に読了。とても面白く読みました☆大正二十九年というありえない時代の逢坂という架空の都市でのお話。個人的には時代が時代だからなのか、江戸川乱歩をちょっと彷彿としました。実在の人物の名前もチラホラ出てきて、美術には全く疎いわたしですが、そこはなんなく読めました。女の子が女になる過程、女のくせに生意気な!って言われる理不尽、大人になる前に病気になってしまった少女…などなどのお話が考えさせられてあっという間に読み終わりました。他作品も読んでみたいです。

  • 気持ち悪いのと爽やかが混ざって、いい具合に気持ち悪かった笑。
    きたないはきれいだな。

  • 読んだのが結構前なので…。
    芸術を文だけで表現しようとすると難しそうだな、と。
    全体的にしっかりまとまってたと思うので星4つで。
    5でも良かった気がするんですが当時何か引っかかってた記憶もあったり…。

  • 大正時代に生きた女の子たちの話かと思いきや、江戸川乱歩のような事件がおこりびっくり。
    好きな話ではなく、微妙だった。

  •  良かった。これが少女だ。
     わたしは千種にいちばん共感したなあ。胸かきむしるような気持ちになる作品を必要としているのは不幸な人だけ。何か欠けてる人の治療みたいに、切実に、それを必要とする人種がいるんだ

  • 時代がかった感じはせず.戦争が近いというので悲壮な感じがするかなと思ってたけど,そんなことはほとんどなし.

  • こういうのが好きなので読んでて楽しかったです。
    でもなんで架空の年にしたのだろうかって思いました。
    実際にあった出来事ではないから、ファンタジー感を際立たせるためでしょうか。

    あと、いろんな事が盛りだくさんになりすぎててちょっと疑問が残る事が結構あったような。

    でも、女の子達が皆可愛いです。可愛いというか良いキャラです。

    なんだかんだ言って楽しく読みましたし、好きですね。

  • なんか語り手の視点が定まらん読みにくい、と思ってたら、そういう演出ですか…
    殺人事件だらけなんですが、被害者に人格が付与されていないので生々しさは希薄。
    絢爛豪華に飾り付けられた死体、サーカス的な殺害方法と謎解き。
    セルロイドの影絵みたいな、少女たちの記憶。

  • 書店で見かけて何か惹かれるモノを感じたので購入。面白かったです。タイトルの年号からして「?」と思ったのですが、良いファンタジィに仕上がっていました。キャラクタの魅力や物語全体に流れる寂しさなどは大変好みです。事件というかミステリィ部分も上々でした。ただ、描写が緻密過ぎて鬱陶しくなる場面もあり、ややバランスを欠いた感じがします。とくに最後の付記の部分は物語の中で消化して欲しかったです。

  • 芸術や女性の立場がまだまだ低かった時代のお話ですが、登場する女の子たちはどの子もみんな生き生きとして、明るく可愛らしいです。お気に入りは陽子さん。彼女はだれよりも強いと思う。

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著者プロフィール

'58年、大阪生まれ。高校時代に筒井康隆氏主宰の同人誌「ネオ・ヌル」で活躍後、'79年に「奇想天外新人賞」を別名義で受賞。'92年に『王の眠る丘』で「ハイ! ノヴェル大賞」を受賞。他に、『MOUSE』、『スイート・リトル・ベイビー』等々著作多数。また『バイオハザード』ほかノベライズも多数手がける。

「2019年 『貞子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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