アンチリテラルの数秘術師 (電撃文庫 う 5-1)
- アスキー・メディアワークス (2011年2月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048703161
作品紹介・あらすじ
「人はデルタtの狭間に生まれ、そして死んでいく」。ビルから落ちていく儚い少女。彼女の背中に、一瞬、羽が見えた気がした-それが、高校生の俺、冴上誠一と"数秘術師"羽鷺雪名との出会い。ある日突然、俺の妹・愛架が誘拐されてしまう。血眼になって探す俺は、虚空に浮かぶ、ノイズがかった無数の数字を見た。混乱する俺に雪名は告げる。「残念だね。君には"無次元数の異常を視認できる才能"が開花してしまった」数を書き換えることで奇跡を起こすことができる能力者の雪名は、"確率"を操る怪人との戦いにひとり、身を投じようとしていた-。"数"の異能力アクション、開幕。
感想・レビュー・書評
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なんか、色々ともったいない。[more]クレーターが形成されあらかたの建物が地中に没したのに、そこを歩いて買い物に行くのか? なんで授業の終わりに予鈴が鳴るんだ? ファンデルワールス力知っててクーロン力はどこへ行った? エントロピーは知っててエンタルピーはどこへ行った? 確率0%の先を見出すのはいいけど、中途半端な科学知識に読んでるうちに色々と違和感で背中が痒くなる。
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科学なんだけどファンタジー。スカラーが見れるのはノーブルブラッドの血筋のせいかな?と思ったけど主人公も見れるようになったのでちょっと謎。そのノーブルブラッドも突然のファンタジー要素で困惑した。
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全5巻完結。
色々、首をかしげる処があるし、話されていないこともあるけど、まぁいいか。
アンデレがいるから。 -
面白かった!文章力の高さはもちろんのこと、挿入されるモチーフや単語のセンスが私の好みと合ったので面白く読むことが出来た。月下の廃墟で自殺、礼拝堂や十字架の広大な墓地、スカラー、アルヘトス、コペンハーゲン解釈、私を殺してくださいetc……
逆にいえばこういったV系世界観にも通ずるダーク寄り厨2合わない人には、ちょっと合わないモチーフ群や単語群かもしれない。
伏線もちゃんと回収されてつじつまも合うし、完成度の高いデビュー作。
これは受賞する。 -
数を操る異能力者.
なかなか面白かったよ.
冴上の親父とうさぎちゃんの両親の因縁について気になるけども.
で,なんだっけ?
電撃小説大賞の銀賞ですってね.
ということでデビュー作でいいのか?
ペンネームが「4月のヤギ」ということでいいのかな?
いや,もしかして「兎は月に山には羊」だったり.
卯月ではなく兎月だし.
と,そんな感じに由来を推測してみたりして….
「東京内戦」で「0パーセントの確率」ですよ.
あとは謎の転校生と年上のおねいさんと妹と. -
赤帽子かっこいい。
数字を使った難しい題材は凄くいいのに、ラブコメがありきたり。 -
だいぶ放置していたけど、ようやく手にとって読めた。内容的にはよくある異能物だ。若干数学と物理の知識を要求するが。
文章がやや堅苦しいという印象を受けたが、まあそれでも普通に読めた。眼鏡のウサギさんもっと見たいが、カラーで描かれてるのが裏表紙のみとは。
すでに続巻が出てるので買ってくる -
数を操るとか、数式でバトルとか、ネタは好きなんだけど文章が好みじゃないのが残念。
5章の最後あたりは読みやすくなってたけど。 -
「数」でのバトルってなんぞ!?と思って購入
数々の数式を駆使して
世界の法則をねじ曲げていく感じです
一応解説はしてくれるけど、
専門用語が少し難しい。
一度説明されただけじゃすぐ忘れるんです←
メインキャラがどっちも冷めてます。
熱血は好きじゃないな〜と思うけど
この、世捨て人みたいな、全てを諦めてる雰囲気も好きじゃないなと思った←
いや、主人公は熱いのかな
1巻の敵は「確率」を操ります。
どんな事象や攻撃も、確率を操作してしまえば
発生しないことに出来る。
勝率0%、そんな未来を、変えていくことはできるのか!?
題材は良かった。
でも萌え要素いらない←電撃否定w
あとがきを読んでの作者の印象がとても良かったので
ちょっと応援したくなりました