ゴールデンタイム2 答えはYES (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.87
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本棚登録 : 827
感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048703819

作品紹介・あらすじ

圧倒的なオーラを放ち、自称完璧、その実ちょっと残念なお嬢さま、加賀香子。彼女は独自のシナリオによって定めし幼馴染との運命の結婚が破綻して傷心気味。一方、同じサークルの気さくないい先輩、リンダ。彼女は実は万里の高校の同級生で、しかもどうやら浅からぬ仲だったようで、それをひた隠しにしていた。記憶喪失男、多田万里の心はそんな二人の狭間に立たされて千々に乱れる。万里が二人に向けた問いかけの、その答えははたして-?竹宮ゆゆこ&駒都えーじが贈る青春ラブコメ、待望の第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • ライトノベルで大学生小説って結構めずらしい気がするけど、とらドラ同様にキャラが立ってて面白い。ちょっと前の学生ノリっぽいのにいきなり「クックパッド」がでてきて驚いた。

  • ライトノベル

  • 読み始めてから読み終わるまでに2ヶ月以上の時が流れた……仕事が忙しかったなんてのは言い訳で、修羅場を脱してからひと月半ひたすら腑抜けていた。昔放送してたアニメを見てたから話の流れは把握できてるけど、この二ヶ月まともに本を読んでいないことが問題なわけで。つーかこれ、本の感想ですらないわけで。
    来月からまた頑張りましょう。

  • 大学生の、ビュアーでセンチなラブストーリーですね。コメディ要素はかなり後景に引いている。しかしまぁ、登場人物の皆の間の悪いこと悪いこと…。本当にイライラしてくるんだが、それがまたいい。転んで、間違って、グダグダになって…、それでも、大切な関係を、大切な人を思いやる。セックスも恋愛もお酒も行動も時間も、計り知れないほど自由になって、でも、責任があることを十分自覚せず、人の心を測りかねて失敗を重ね、人を傷つけ…。うまく言い表せないが、決して格好良くない等身大の大学生のラブストーリーである。
    「青が散る」「春の夢」といった宮本輝の大学生の恋愛模様を描いた小説を思い返してしまった。リアルというか、等身大というか…。

  • 同じサークルに入り、親友になってみた2人。
    そして大学生らしく、飲み会に繰り出した。

    人間関係やら展開やらも気になりますが
    一番気になるのは240円の弁当です!
    恩返しに入ったサークルにいる、元同級生で
    仲が良かったどころではないと思われる先輩。
    一体過去のあの時、どう返事をしたのか、が
    微妙に分かる1冊です。
    というか、要所要所に出てくる元身体の持ち主が
    おっそろしいほど気になります!

    最後にはどうにかこうにかなりましたが
    締まらなさすぎる最後。
    ちょっと前までシリアスでいい感じだったのに…w
    警察、仕事早い(?)です。

  • 告白した万里に香子は『友達』としてと返答。
    なのに。
    サークル合宿と称して妙な新興宗教から生還した記念にと、万里には似合わないミラーを香子からもうら。

    が、しかし。
    香子は万里に惹かれているのに、それが本当かどうか迷っていた。
    再度告白した万里に会えて『ノー』を答える香子。
    だが、それを機会に万里は壊れた。
    香子との友達も解消して。
    『誰も待たないし、追いかけない』と。

    リンダとの関係も、酒の席で当人にぶっちゃけ。
    トイレに逃げ込む万里に、ドアの外からリンダの説明。
    だが、万里に届かず。
    酒の席を立って、一人で抜けようとするも、香子が追って来て。
    『追いかけてくれないなら私が追いかける』と宣言。
    一応、これでカップル成立…

    ただ、追っかけて来てくれたは良いけど、途中チャリを奪取した様子でケーサツのお世話になる事に…



    幽体離脱状態で誰からも見られない、聞こえない万里はアドバイスをするが意味無く。

    これをどう料理していくのか楽しみです。

  • あっという間に万里と香子が結ばれてしまった。「とらドラ!」の竜児と大河のすったもんだに比べれば呆気ない。香子は光央を追いかけてたが振られて挫折し自棄になり、万里に告白されて振ったが本心は違くて、結局気持ちに逆らえなくてハイテンションになってと、気持ちが上昇したり急降下したりと波乱万丈。一方万里は一貫して香子が好きなので面白みがない。記憶喪失にしても設定としては面白いと思うが、いまいちぴんとこない。記憶喪失者のもつ罪悪感だとか孤独だとかが壁の一枚向こう側の出来事のようで想像がつかない。
    リンダ先輩との事情が少しずつ分かってきて、これからは記憶喪失部分がメインテーマになるのかな。面白くなることを期待して続きを読みます。

  • ■よかったところ
    すごく何か大事件が起こるわけではないのだけれど(登場人物たちにすれば一大事だろうけれど)ぐんぐん引き込まれる。
    一体何にそんなに惹かれてしまうのだろう?
    文章なのか、内容なのか…。
    幽霊になってしまった万里がいつも切ない。

    ■悪かったところ
    これといって見つからないのだけれど、しいて上げるならば日常のお話なので大きな起伏は感じられない気がする。(でも面白いのだけれど)

  • ゆゆこたん節のラブコメ爆走中です。ニヤニヤが止まりません。

    つくづく学生時代を舞台にしたフィクションを読むと、ノスタルジーを感じる、というかファンタジーを感じる。
    今回の作品も、少し主人公は特殊だが別によくある学生のシーン。にも関わらず「そんなことあったらなぁ」と思うのはファンタジー。だと思う。

  • アニメ版5話6話の内容ですが、万里や香子の心理描写がかなり丁寧に、気を使って書いてくれているのが伝わってきます。個人的に唐突な印象を受けた万里の心情について、アニメ版の演出の行間が埋まるのを感じました。
    万里と香子、二人の関係上、とても大事なシーンが目白押しなので、サラリと流せないし、じっくり読んで納得でした。
    今後の展開も目が離せません。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『心臓の王国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

竹宮ゆゆこの作品

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