C3 ‐シーキューブ‐XI (電撃文庫 み 7-20)
- アスキー・メディアワークス (2011年4月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048704212
作品紹介・あらすじ
桜咲く四月。大秋高校にも新入生が入学してくる。フィアも晴れて進級して先輩になり、すっかり浮かれ気分に。不良巫女・千早&伍鈴たちとも再会し、さらにはやたらとフィアを慕ってくる元気娘な一年生も出現して、周りはますます賑やかに!?みんなで花見に行ったり、ミスコンも開催されるという新入生歓迎祭があったりと楽しみなイベント目白押しのなか、新たな危機が迫り-。さまざまな思惑が入り乱れた先にあるものは?二年生になっても騒がしさは相変わらずな第11弾。
感想・レビュー・書評
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今回は、新学年になったフィアたちにさっそく降りかかった事件の話です。
クラス替えでは、フィア、春亮、錐霞ばかりでなく、このはや白穂、ン・イゾイーたちも同じクラスになります。千早も大秋高校の1年生として入学し、伍鈴たちはサヴェレンティたちとともに高校で理事長のお手伝いをすることに決まって、フィアたちの周りはますますにぎやかになります。ちなみに担任はスコッティ先生こと潰道忌。
フィアは、千早の同級生になった背の高い少女・緋渡夕銘(ひわたり・ゆめ)に激しく懐かれてしまいます。彼女たちは早川神社の境内でお花見をすることになりますが、そこに蒐集戦線騎士領の変態騎士・復讐者ネトーとリリィハウル・キルミスタが現われます。フィアたちはネトーと刃を交えますが、リリィハウルは停戦を持ちかけてきます。彼女たちの目的は、数多くの騎士領のメンバーたちを葬り去ってきた元ドラコニアンズ第2位の「戦鬼ニルシャーキ」を倒すこと。大秋高校に新入生として潜入しているニルシャーキを探し出して連れてくることを条件に、ネトーとリリィハウルはフィアたちの前から姿を消します。
フィアたちは学内サイトを通じてニルシャーキと思われる人物との連絡をとることに成功しますが、ドラコニアンズを抜けて普通の高校生として過ごそうとしている彼女をふたたび戦いに巻き込むことはできないと思うようになります。ところが、リリィハウルたちと行動を共にするローリカ・シューゲイザーという少女が、高校の新歓祭でおこなわれるミスコンで、ニルシャーキを炙り出す計画を練っているとの報せが届けられます。ネトーたちの計画をくじくため、フィア、このは、錐霞の3人はミスコンに出場することを決意します。
白穂がけっこうおいしいところを持っていってる印象ですが、個人的には愉しんで読めました。ただ、夕銘が戦いに駆けつけるクライマックス・シーンと、ストーリー上の山場がバッティングしてしまっている感じもあります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
9784048704212 337p 2011・4・10 初版
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フィア達が2年生に進級して、新キャラも増えてさらに賑やかに!・・・と思ったら、やっぱりというか何というか、いろいろきつい・・・。
しかし、フィアにいろいろ変化があったという点では、今後も気になる展開。 -
個人的に電撃文庫の看板作品であると疑っていなかったのですが、とうとうアニメ化及びコミカライズ化です。
本巻で、フィアの「呪いを解く理由」に僅かながらの、しかし大きな変化を迎えます。
既存読者で読みの深いヒトなら、遅くとも前巻で想像はついていたでしょうが、フィアがはっきりと恋心を意識しました。
まぁ、11巻もかかってとも言えますが、劇中時間はそんなに流れていませんから、妥当な時期とも言えるでしょう。 -
いつも通りの銀水瀬っぷりはさすが。アニメ化はフィアの戦闘シーン以外に期待が持てないんだが大丈夫なんだろうか。