電波女と青春男(8) (電撃文庫)

  • アスキー・メディアワークス (2011年4月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784048704304

作品紹介・あらすじ

 具体的には、ミニマムサイズの布団ぐーるぐるな存在が、俺と藤和エリオの前に現れた。うん、この展開。本来だったら 「この地球外生命体みたいなやつの目的とは!?」 なんて気張るところなんだろうが、このリトルスマキンにそんな期待(?)をしても意味がなさそうだった。しかし、俺はこいつと出会って思い知ったことがある。青春ポイントの低下要因であったはずの藤和エリオ。俺は彼女に、どれだけ依存していたかってことを。
 今回のお話で、俺は宇宙人たちに終わりをコールする。うまくいくかはわからないけど、こうご期待! って気持ちで待ってて欲しい。てな感じで、なんだかんだあっても。俺たちは、相変わらず青い空を眺めて、遙か宇宙を目指すんだ。だって、地球人だから。以上。丹羽真でした。

みんなの感想まとめ

最終巻にふさわしい、シリーズを通じてのキャラクターたちの再登場や、初期の物語を意識した展開が魅力的です。新たに現れた不思議な存在、リトルスマキンが物語に新たな彩りを加え、作品全体のユニークさを際立たせ...

感想・レビュー・書評

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  • ライトノベル

  •  積読本消化・処理方針確定のため読了。
     ラストの本巻自体、基本的には1巻の焼き直しに近く、そういう意味でも、全体で見れば1巻が全てで、続巻は付け足し気味の印象を残す。確かに、引きこもりエリオに友人らができたという点を成長というなら、そのとおりかもしれない。が、生きる糧、未来への願いとしての「宇宙飛行士になりたい」というエリオの思いの再構築は、精々小学生の夢レベルで、高校生相当年齢での職業願望としては甚だ心もとなく、正直殆ど何も変わっていないとの印象が強い。一方、従兄妹という間柄の真とエリオとの関係はどうか?。
    電波女エリオに焦点が当たる本作では微妙な立ち居地と言わざるを得ない。勿論、そんな「電波な部分」への対応を含め、成る程、真はかなり寛容な性格の持ち主である。とはいえ、自身の行動原理は常識人の範疇に見える。そんな真にとって、エリオの存在は家族・親族の意識が勝り、恋愛とは遠い地平にあるように感じた。彼女に対する性的欲求も余り描かれないしね。他方、流子・前川との関係も宙ぶらりんなままの本作では、青春男の面は日常描写を著しく超えはせず、タイトルに相異し「電波女から青春女へ」というのが相応しいように思うラストであった

  • シリーズ最終巻。
    リトルスマキンとは一体。。
    ただこのちょっとした不思議さがこの作品の魅力だったのかも、と思いました。

  • 9784048704304 222p 2011・4・10 初版

  • 最終巻でこれまで出てきたキャラクターがほぼ登場していた。
    一巻でやっていたことをもう一度行っていたり一巻で出てきたスマキンがエリオとは別に登場していたりと最初の物語を意識しているように感じた。
    前回同様オチが分かりにくい。
    作者は何を言いたかったのだろうか。

  •  俺たちは、地球人でした。

  • 妄想からリトルスマキンの襲来。
    SF版を読むとなんとなく分かるような分からないような。
    リトルスマキンの襲来には社が関係あってつまり社が首謀者?ん?
    結局宇宙人ってなんだったのか、エリオの過去ってなんだったのか。
    そもそもどうしてこうなったのか。
    なんとも投げやりな最終巻だなーと思いました。
    エリオの神秘性を重視した結果なのだろうか。曖昧にすることで妄想膨らむ的な。

  • 突如現れたリトルスマキン.
    それに触発されてスマキン再び!
    更に何故か大供さんもスマキンに!
    どんどん増殖していくスマキン….
    このままでは世界中がスマキンになってしまう.
    このスマキンパンデミックをにわちは止めることができるのだろうか!?

    はい,そんなわけでとりあえず最終巻です?
    まだSF版が残ってるけど.
    面白かったお.
    うん,シリーズ通しての感想だけど.
    というか,そんなに面白くない話がなかったのは凄いね.

    あ,冒頭に書いたアレは半分くらい嘘なので間に受けないように.

  • なんか変なの出た(笑)
    フラッシュバックですね

    またややこしい去り方しますよね
    ヤシロ同様、結局どっちなのか分からない・・・

    まあ、慣れましたけどね
    (マコトに同情・・・)

  • 青春ってほんと素敵です。僕の人生、まだまだこれからってよく言う先輩がいますが、青春の観点から鑑みれば、やっぱり悲しくなってきます。涙が流れます。透明で青色で海のような涙です。ぽろぽろと、じゅるじゅると。青春は必要です。このものがたりで補完します。1,2,3,4,5---よし、もう一回読むか。もう一回アニメ見るか。人間先生ばんざーい!かっこいいぞー。

  • 電波女と青春男の完結作です。
    リュウシさんといい前川さんといいみんな良い子達でした。
    エリオは結局宇宙飛行士を目指すことをあきらめていないってことでいいのかな?

    詳しい感想はこちらのブログに書いています
    http://librarianimpressionk.blog.fc2.com/

  • 完結。まあ妥当な落とし所かな、とは。
    まあ7巻で色々やったわけだから、これより先はそれこそ妄想ポイントに委ねる所存か。

    アンソロとか同人とかで今後おもしろくなっていくかも。

  • ちょっと物足りない感じはしたけど、みんな仲良しそうで何より。

  • “「どうした?」
    顔を覗きこんで尋ねる。エリオの表情に苦痛はない。ただ、苦いものを呑む顔だった。
    「心の古傷が痛んだ」
    「......それ、昨日のドラマで主人公が言ってたな」
    俺の指摘は無視して、顔を上げたエリオがぽーんと胸を叩く。軽薄な音だった。
    「よしっ」と、意気込むように頷いてから、自分の顔を指差した。
    「ここはこのエリオさんに任せておきなさい」
    「なんと頼もしい」
    ぱちぱち、とスーパー投げやりに拍手して送り出した。リトルスマキンの前で背を伸ばしたエリオが、控えめに、慣れないように腕を組む。深呼吸を一度挟んでから、言葉を発した。
    「まず、わたしをししょーと呼んでみなさい」
    『しっしょー』
    「ちっちゃいのが余分」
    『しっしー』
    「あ、あにきー」
    「そうだねすっごい舐められてるね、なんでだろうね」
    数秒のやり取りで舎弟キャラに逆戻りしたエリオに対して、笑いを堪えるのが大変だった。”

    リトルスマキンはウチュージンだったのかエリオの子孫的人間だったのか。
    前川さんの下の名前は知りたかったなー。

    “『あ、紙が切れた』
    肩をすくめる。補充してくれと頼まれても、手持ちはもうないぞ。
    俺の鞄の中身もぐっちゃぐちゃだし。
    さてどうする、と気怠く見守っていると、リトルスマキンが新しい紙を掲げた。
    なんだ、あるじゃんと笑いかけたところに。
    『仕方ないなぁ』
    「......っ」
    リトルスマキンが腕を引っこめて、そして。
    その布団を軽やかに、初めからなんの束縛もなかったように外す。
    バラバラバラ、と手品かなにかのように油性マジックや紙の束が地面へと散らばる。それらを拾い集めることもなく布団を緩やかに振り回し、リトルスマキンがその『正体』を晒す。
    布団に隠されていた顔。
    髪。
    そして、溢れる粒子。
    「きみは、何者?」
    「だから、ウチュージンですよ」
    肉声で偽らずに言葉を、初めて発する。
    そして布団を取り払ったリトルスマキンの素顔に、目を剝く。
    その顔が無邪気に微笑み、俺に腕を突き出してきた。
    「ししょーによろしく」”

  • 何かトリッキーすぎてスッキリしないです。

  • 岐阜などを舞台とした作品です。

  • すらすらーっとラストに向かえた。

  • まさかの最終巻。
    春からアニメも始まったからもしかして、終了フラグ!?って思いましたが、
    まさにその通りでした。

    最後の終わり方は賛否両論みたいですが、
    エリオの失踪事件やら、りゅうしさんとの関係やら、前川さんの名前については、
    回収パートなどを設けずに、謎のまま終わってしまいましたので、
    たしかに消化不良感はいなめないです^^;

    ただ、それだけ読者が期待していた人が多かったんじゃないかな?
    謎は謎のまま、解明されないことがいいことだってあるわけですしね^^

  • さいこーに面白かった。エリオが可愛かったよww
    これが最終巻とかショックすぎるよ(TwT。)

  • 2011 4/16読了。くまざわ書店で購入。
    リトルスマキン登場、そしてEnding No.1へと至る最終巻。
    この巻が最終巻なんて知らなかったのでびっくりした。

    宇宙飛行士の夢をあきらめたエリオを煽るリトルスマキンと、徐々に性格が記憶喪失以前に戻りつつあり(真にあたりが強くなっていく)、リトルスマキンに自転車では飛べないと諭すエリオ。
    4巻に続いて不思議な現象も起こりはするものの、ことエリオ自身に関しては最後まで地に足が着いた・・・いや、地から足が離れきれない話だったんだなあ、というのが面白い。
    謎はどれも謎のままだし、数々の宇宙人は何やってたんだかさっぱりだし、そういやエリオとエリオット出くわしてないし、この分じゃあ劇的な何かでエリオがすぐに社会復帰ってこともなさそうだけど、でもこれはこれでいいんじゃないか、と思うようなEDだった。

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著者プロフィール

電撃文庫『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『電波女と青春男』シリーズなどを執筆

「2023年 『安達としまむら(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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