ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫)

著者 :
制作 : 越島 はぐ 
  • アスキーメディアワークス
3.78
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本棚登録 : 20801
レビュー : 3140
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048704694

感想・レビュー・書評

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  • 雪の月曜日に、この本が元となったドラマを見て、面白くて翌日早速買いにいきました。本を読むこと、本屋さんも大好きですし、ミステリーも好きです。好きなものが全部入っています。でも、さらりと軽いのは栞子さんの柔らかい風のようなイメージの人柄なのでしょうか。大輔の爽やかさなのでしょうか。ドラマを見てから原作を読むと、主人公の顔が俳優さんになってしまうけれど、この本は不思議となりませんでした。栞子さんはロングヘアで、声が小さくてか弱いイメージ。大輔も大学生のように若くて、背は高いけれど、どこか頼りなさげイメージ。小説を読みながら浮かんできたイメージを大切にしながら、続編も読んでいきたい。古本に対するイメージも変わった。もっと貴重なもの、というポジティブな視点を持って古本を見てみたい。

  • とってもとっても面白かった!
    古書好きにはたまらない一冊ですね。

    ミステリーには犯人は必ず先に登場させておかねばならないと聞いたことがあるのですが、まさかあの人が犯人とは!と思わず驚いてしまいました。
    あれ、もしかして私が馬鹿なだけ?←

    大輔の体質は、本読みの私からしたらとっても困るというか嫌なもの。
    だけど、その体質によって素敵な出会いができてしまったのだから、羨ましいような、羨ましくないような(羨ましい)。
    店主はとってもかわいらしかったです。
    かわいい。栞子さんかわいい。
    大輔と栞子さんのやり取りは、こちらがちょっぴり恥ずかしくなるような場面もあって、やっぱりかわいらしかったです。
    他の登場人物たちも人間味あふれた素敵な人たちでした。

    古本屋で150円で買いましたが、もっと値上げしても良いんじゃないかなあという位、面白かったです。
    もちろん正価以上に面白かったですよ。
    ただ、面白かっただけに、これから始まるドラマの配役には不満。
    映像なりに面白くなれば良いのですが…。

    購入を迷われている方がいらっしゃるのなら、これは買うべき!と私は思います。

    • kwosaさん
      さむさん

      これ面白かったですよね。
      食わず嫌いでいままで読まなかったことを悔やみました。
      アノ本は読んでいたので「なかなかお遊びが効いてる...
      さむさん

      これ面白かったですよね。
      食わず嫌いでいままで読まなかったことを悔やみました。
      アノ本は読んでいたので「なかなかお遊びが効いてるなぁ」くらいには思っていたのですが。

      プロフィールと本棚の紹介の
      「好きな本が褒められていると自分が褒められてるみたいで嬉しい」
      「本を悪く言うことは絶対にありません」
      とても素敵です。

      是非フォローさせてください。
      2013/01/14
  • いい意味で期待を裏切られた
    とても面白かったです
    ただ、ドラマのキャストはもう一度考え直すべきだと改めて思った

  • キャラクター作りが上手い。ミステリーとしても良く出来ている。個人的には「謎解きはディナーの…」よりも遥かに良いと思った。
    作者の古書への愛が伝わってきた。

  • ドラマ化で話題になっているので、興味を持って読んでみました。
    鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」が舞台。その店の店主、栞子さんが、いわくつきの古書にまつわる謎や秘密を解き明かしていく物語(短編集形式)です。
    個人的には、秘密を抱えた旦那さんがずっと大切にしていた本を売ろうとするのを奥さんが引き止める話が、ツボにはまりました。寡黙な旦那さんとおしゃべりが大好きな奥さんが、お互いの存在によって救われている姿が、素敵だなぁ…と、感じました。
    ちなみに、作品の中に出てくる古書についての知識が無くても、問題ありません。文章もクセが無く読みやすいと思いました。2、3巻も読んでみたいです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「奥さんが引き止める話」
      夫婦って良いですね、やっぱり旦那を理解しているのは、奥さんなんでしょうね。。。
      「奥さんが引き止める話」
      夫婦って良いですね、やっぱり旦那を理解しているのは、奥さんなんでしょうね。。。
      2013/02/21
  • なるほど、なるほど。最近話題の書籍ということで手に取ってみたけどこういう作品か

    読み終わった直後の感想としては、普通に面白かった。なによりちゃんと「古書」が話の中心になっているのが良い。話もしっかり練られているし、その辺は素直に上手いなーと感じた。 

    ただ読み味が限りなくラノベ。それでも最初はそんなに感じなかったけどねも。最終章の造りとか完全にラノベの方法論で書かれていると思う。

    もともとそういうジャンルであればそんなに気にならないんだけど、話自体はなかなか良く出来ているし、現実味も説得力もあるストーリーだっただけに、どうしても栞子の存在が浮いるように思えてしまった。キャラ造形が非常にアニメチックなんだよね。まあ実際この表紙のイラストと、栞子のキャラクターがヒットの要因の一つではあると思う。

    ただ作品として面白かったのは確か。サクッと読めるし

  • 本屋大賞ノミネートの帯及び挿絵にやられて一目ぼれで購入。

    所有者を中心とした人間関係をはじめとする、古書にまつわるストーリーがあり、それらを束ねていく先に1本のストーリーに繋がる、
    という構成が面白い。
    それぞれは単発なのだが、繋がっていった先のことも勿論、
    それぞれのエピソード自体が非常に軽快で面白い。

    本のタイトルから作者が妄想を膨らませて書いているのだとすれば、
    何というか非常に想像力豊か、という以上に、
    「本」というもの自体が非常に好きなんだろうな、という印象。

    ブクログに記録を残したいという人が多いのは、
    ある本を読んでいた頃の自分の当時の記憶を取り戻すヨスガを残したい、
    という目的の人が多いからなのかも、
    とか思った。

  • ベストセラーとなったビブリア古書堂一作目。
    古書堂の女主人が、本にまつわる謎を解いていきます。
    これが面白い!
    じつは二作目から読んだため、その時にちょっとずれた感想を書いてしまってますが(汗)

    五浦大輔は、就職活動中の23歳。
    北鎌倉で、高校の頃に、よく通った道にある古書店で、印象的な若い女性を見かけたことがありました。

    ある本を持ってビブリア古書堂を訪ねたところ、店番をしていた女の子に、入院先に持って行ってくれればと教えられます。
    怪我をして入院している新しい店長こそ、あの女性でした。父親が亡くなり、跡を継いでいたのです。
    ほっそりして色が白くきゃしゃで、細い声で話す内気な篠川栞子さん。接客が出来るのかと心配になるほど。
    ところが古書の知識は半端ない。本の話になると急にいきいきとして、人が変わったようになるのでした。

    古書堂でバイトを始めた大輔。
    様々な謎に出くわして、栞子さんが謎を解くのを目の当たりにすることになります。
    出てくる本は、かなり渋くてマニアック。
    第一話は、夏目漱石「漱石全集・新書版」岩波書店

    第二話は、小山清「落ち穂拾ひ・聖アンデルセン」新潮文庫
    せどり屋の志田と初めて会う大輔。
    志田が道でぶつかった女の子に、なぜか本を一冊だけ盗まれたという。
    売るつもりではなく持っていたその本を探して欲しいと頼まれ、女の子が盗った理由を推理する栞子さん。

    第三話は、ヴィノグラードフ・クジミン「論理学入門」青木文庫
    本を売りに来た男性の後から、その妻が取り返しに来る。
    男性の事情を推理すると…夫婦の愛が微笑ましい。

    第四話は、太宰治「晩年」砂子屋書房
    サイン入りの貴重な本は、古書堂の大事な宝でしたが、一度だけ公開したことが。
    この本をめぐって、スリリングな展開に。

    大輔が持ち込んだ祖母の本にも、思いがけなく絡み合った秘密がありました。
    じつは、大輔は本を読むことが出来ないという事情があったのですが。
    本が嫌いなわけではなく、おそらく子どもの頃のトラウマのせいで、長い間読むと気分が悪くなってくるのです。
    人に相談しても、本気に受け取って貰えない。大輔は長身でたくましく、いかにも体育会系に見えて、本好きには見えないせいもありました。
    柔道もやっていたため、警官か自衛官になったらと勧められたりしますが、「戦うことが好きではないと感じていた」っていうのが、いいですね。

    背表紙を見るのは好きで、本を運ぶのも苦にならないため、図書委員も何度もやったという。
    なかなか読めない分だけ、本の話をして貰うのは好きで、いくら聞いても飽きません。
    本の話に熱中しすぎる栞子さんと、名コンビが誕生します。

    2011年3月発行。
    ちなみに、北鎌倉駅の近くに古書店はないそうです。
    高校の頃に、こんな古書店があったら常連になっていただろうというイメージで書いたとのこと。

  • いわゆるジャケ買い。しばらく本から離れていた身にはとても読みやすい作品だった。本には中身だけでなくそれ自体にも物語がある、という言を体現するような物語。さまざまな古書のエピソード、その知識を通じて、古書堂店長の栞子が事件を解決していく。その古書の知識も思ったよりわかりやすく描写されていて、これだけ人気が出たのは、取っ付きやすさに加えて読みやすさもあるように思う。

    一点気になるとすれば男主人公の五浦が栞子の存在を気にかける箇所だ。指や胸元、隣に座った時の無防備な距離感など、同性として確かに意識せずにはいられないのは分かるが、あれだけ繰り返されると栞子の魅力や五浦の気持ちよりも、彼の「童貞臭さ」がフォーカスされてしまう。それが少しもったいなかった。

  • 書店関連の仕事をしている叔母が母に、この本、面白いよ!と
    薦め、その母が今度はあたしに薦めてくれた一冊。

    実はそれ以前に友人から、「面白そうだよ」情報も受けていた
    ので、まあ何というか、一方的にぐいぐい近づいてきた本。

    どんなもんだろ~と思っていたんだけど、
    読みやすい文章で、さっくり読めました。
    気分転換とか、軽い読書にいい感じ。

    ミステリーという形で、本を介して、様々な人の人生が
    優しく描かれています。
    読んだ後で、もっと色んな本を読んでみたいなあという
    思いに駆り立てられます。
    本っていいなあ(笑)

    個人的にちょっと縁のある土地が舞台だったので、
    ああ、コレあそこだなとか、ああ、あれの事だなとか、
    ニヤニヤするシーンが多かったのも楽しかったです(^皿^)

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「個人的にちょっと縁のある土地」
      そうなんだ、、、実際の場所とリンクしてるんだぁ~チョッと行ってみたくなりました!
      「個人的にちょっと縁のある土地」
      そうなんだ、、、実際の場所とリンクしてるんだぁ~チョッと行ってみたくなりました!
      2013/04/09
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著者プロフィール

1971年、神奈川県横浜市生まれ。 武蔵大学人文学部社会学科卒業。中古レコード店、古書店勤務を経て、『ダーク・バイオレッツ』で2002年デビュー。2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』が人気作になる。同作は2012年に本屋大賞にノミネート。2012年、「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」(『ビブリア古書堂の事件手帖2』に収録)で第65回(平成24年度)日本推理作家協会賞短編部門にノミネート。2014年3月14日、『ビブリア古書堂の事件手帖4』(メディアワークス文庫)で第67回(平成26年度)日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にノミネート。

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