小説家の作り方 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • アスキーメディアワークス
3.62
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  • (19)
  • (3)
本棚登録 : 762
レビュー : 99
  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048704731

作品紹介・あらすじ

「小説の書き方を教えていただけませんでしょうか。私は、この世で一番面白い小説のアイデアを閃いてしまったのです-」。駆け出しの作家・物実のもとに初めて来たファンレター。それは小説執筆指南の依頼だった。出向いた喫茶店にいたのは、世間知らずでどこかズレている女性・紫。先のファンレター以外全く文章を書いたことがないという紫に、物実は「小説の書き方」を指導していくが-。野崎まどが放つ渾身のミステリー・ノベル改め「ノベル・ミステリー」登場。

感想・レビュー・書評

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  • なにげにさらっとメディアワークス文庫にはそぐわない(失礼)ようなSF要素をどんとつっこんできたな。さすがは野崎まどというところ。SFだって言っちゃったらネタバレしたようなもんだけど、野崎まどなんだからそのくらいでおもしろさが減じられることはない(というより、むしろ身構えないで読むだけ楽かもというレベル)でしょう。
    思えば、こういうネタを繰り出すための思考をやってるとknowとか書いちゃうようになるんだろうなとか。
    えー?SF?という人たちも居るだろうけれど、とはいえ、手がかり、仄めかしはいくらでも散らばってるので、そういう謎解きだと思って読んでいればミステリにならないでもないし、基本的にはラブコメ未満的な、ラノベに良くある場面展開。にやにや笑ってればいいのです。ラスト付近、よく考えるとちょっと怖い気もするけれど、きっと大丈夫ですよ。野崎まどだし(ちっとも大丈夫じゃないな)。

  • おもしろかったです。さわやかな驚きと感動があった。天才だけどあいたたな露ちゃんが良いキャラで好き。名前を変えようとしたeverちゃんにも萌えた。学祭のシーンが良かったね!

  • 星3.5くらい。

    西尾維新っぽい感じの天才ばかり出てくる
    キャラクター小説に淫した感じがあって
    それなりの面白さはあったけど、
    個人的には評価は低め。

  • 野崎まど時系列リーディング中。「[映] アムリタ 」の次に面白い。この本のテーマである”世界で一番面白い小説”があったとしても、それは誰にも語れないのと同様に、この本の面白さをネタバレなしに伝えることは私の技量では不可能だ(笑) 実は、作者と同じようなことを発想したことがある、というか同じテーマの作品を昔読んだような気がするが思い出せない。批評家的なコメントをすると、他の方が指摘するように、前半にもう少し伏線がほしいところか。Ruby 愛好家としては、メタ○○○○な話は大好物。

  • 「女の子に小説の書き方を教えていく話」というので、ラブコメとか普通の青春ものとか、そのあたりを予想していたけれど、読んでみると若干SFなミステリーという印象。
    文章も読みやすく、話も面白いから、読後の余韻も含め全体的には好きなんだけど、『陽だまりの彼女』とか『ラブ・ケミストリー』とか読んだ後だったからか、7割くらい結末が読めてしまってちょっと残念だった。
    ところで、付白さんと紫さんが時を同じくして「この世で一番面白い小説」という概念を持ち出してきたのは単なる偶然か、それとも何かしらの関連性があるのか?

  • 初めてきたファンレターで出会った女の子に
    世界一面白い小説のために、書き方を教えてくれ、と
    お願いされた。

    読む事はできるが、文章は書けない、という少女。
    登場人物は、主人公と担当者と少女。
    後半になって、若干一名増えますけど
    中々にすごい騙し方でした。

    言われてみれば、確かに恥ずかしい。
    意識があるからこそ、の結論ではありますが
    言われて納得、でもありました。
    こうやって成長が感じられるんだな、でした。

  • 【自我は只のキャラクターでしかないとしたら】



  •  予想外の話の展開だった。
    ミステリ風のラブコメかと思ったら、SFな話が終盤出てきて、驚いた。

     ストーリー的には面白かった。

  • 小説の書き方を教わる美少女が実は…。まさかのSFだった。誰が読んでも面白い小説なんてあるのかな?逆に読みたくなくなるあまのじゃく…。

  • まど先生は間違いなく突然時計を爆発させる作家。

    作中でふれられる創作に対する思いや姿勢がとても好き。自分も創作することが好きなので、読みながら創作意欲を刺激されるお話でした。

    そして『Ⅶ.誕生』のラストにハッピーエンドだーなどと満足な思いになり、ふとデジャブ。
    あ。これは『(映)アムリタ』の『試写-II』まで読んだ時と同じ心情……まだ油断ならないやつだ!

    意を決して『Ⅷ.この世で一番面白い小説』を読み始め、やっぱりひっくり返され、奇妙な感覚になりました。『(映)アムリタ』から刊行順に読んだ中では一番好きかも。
    普通に『Ⅶ.誕生』からハッピーエンド風に終わらせれそうなところを「と思ったか! ばかめ死ね!」とばかりに裏切られるの楽しいです。


    確かに小説って、人間を変えてしまう一冊ってあるよなあ。私にも「この本に出会わなかったら、こんな道に進まなかっただろう」と思うものがあります。
    紫さんの小説は……それを超えた得体の知れない物語なんですね。紫先生の次回作にご期待ください!(ただし読者がどうなるかはわからない)

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著者プロフィール

2009年『[映]アムリタ』で、『メディアワークス文庫賞』の最初の受賞者となりデビュー。2013年に刊行された『know』(ハヤカワ文庫JA)は第34回日本SF大賞や、大学読書人大賞にノミネートされた。その他の作品に『2』(メディアワークス文庫)、『野崎まど劇場』(電撃文庫)などがある。

「2018年 『正解するカド(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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