雨の日のアイリス (電撃文庫)

著者 : 松山剛
制作 : ヒラサト 
  • アスキーメディアワークス (2011年5月10日発売)
4.06
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  • 本棚登録 :567
  • レビュー :63
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048705301

作品紹介

ここにロボットの残骸がある。『彼女』の名は、アイリス。正式登録名称:アイリス・レイン・アンヴレラ。ロボット研究者・アンヴレラ博士のもとにいた家政婦ロボットであった。主人から家族同然に愛され、不自由なく暮らしていたはずの彼女が、何故このような姿になってしまったのか。これは彼女の精神回路から取り出したデータを再構築した情報-彼女が見、聴き、感じたことの…そして願っていたことの、全てである。第17回電撃小説大賞4次選考作。心に響く機械仕掛けの物語。

雨の日のアイリス (電撃文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 不覚にも泣けた
    ロボットが人間そのもののような感情を持つという部分は腑に落ちなかったが、これはこれであり。

  • 人とロボットが共存する世界で、アイリスという少女型ロボットに焦点をあてたお話。
    タイトルからも察しがつく通り内容はシリアスとなっている。
    可愛らしいアイリスを襲う悲劇。終盤は涙なしでは読めない。

  • 家庭用ロボットのアイリス・レイン・アンヴレラは、ロボット研究で有名なウェンディ・フォウ・アンヴレラ博士のもとで幸せな日々を送っていました。ところが、博士の突然の死によって、彼女の運命は一変します。解体されて美少女の姿から無骨な労働用ロボットの姿に代えられてしまった彼女は、毎日作業現場で過酷な労働に従事させられます。そこには、かつて博士との間にあったような心の交流はなく、ただ人間の命令に従うだけの毎日が待っていました。

    そんな作業現場で、アイリスは奇妙な2体のロボットの交流を目にします。彼らは、少女の姿をしたリリス・サンライトと、軍事用ロボットのボルコフ・ガロッシュでした。人間たちの目を欺いて夜中に起動した彼らは、『三流魔人ウェザー・ダーク』という本を読み進める「真夜中の読書会」を開催していました。そしてアイリスも、彼らの仲間に加わることになります。しかし、ここで働く作業用ロボットたちがスクラップに出されることが判明し、アイリスはリリスやボルコフとともに脱出する作戦を実行に移すことになります。

    ロボットの「心」に焦点を当てた、ライトノベルらしい王道のテーマを真正面から扱った作品です。真夜中の読書会でアイリスたちが「心」や「生きること」について考える場面が印象的でした。

  • そのロボットが愛されようが愛されまいが、見た目がいくら人類に似ていようがロボットに対する偏見は消えないのが悲しい。
    アイリスの想いとは裏腹に彼女を取り巻く環境は悪化していくのが読んでて辛かった。
    あんなにひどい目に遭っているのに、いつでも笑顔を絶やさずにニコニコへらへらしているような様子は可哀そうを通り越して痛々しい。
    最後は都合がよすぎる気がしないでもないが、救われて良かった。

    今回の場合、ロボットの反乱は人間からの見方であって、ロボットからすれば当然の権利を主張しているだけだと思うと、ロボットと人間の共生も人間のエゴでしかないような気がしてくる。
    フランケンシュタインコンプレックスも人間が上位にいることが前提の考え方だと思うし…。

    そういえば、アイリスの見た目からして、恐怖の谷は越えているということだと思うが、その技術力はすごいと思う。

  • 個人的点数: 78点

    アイリスと呼ばれる家政婦ロボットの話。

    泣けるライトノベルで検索するとよく見かける今作品。

    結論から言うと泣くことはありませんでしたが感動的で良い作品でした。

    序盤はほのぼの、中盤は暗く、終盤はドキドキと全体を通して飽きずに読むことができました。

    主人公のアイリスはロボットでほかにもロボットは出てくるのですがアイリス含め非常に人間味があふれるというかまったくロボットぽくなかったのが印象的でした。

    ただ、先の展開が読みやすいとは感じました。

    どんでん返しがなく、こうなるのかなーと思った展開になっていくので驚きはあまりありませんでした。



    2017.3.11  読了

  • 物語としては王道すぎる展開ですが、ほろりとします。
    ロボットの純粋な愛情っていいなあ

  • 起承転結の流れで言えば☆6です。

  • 幸せな冒頭から始まり、このまま博士との日常が綴られて欲しかった。でも、博士が亡くなり、アイリスがひたすら不幸のドン底に堕ちていくのが読んでいて辛い。
    辛いけどその中で他のロボットと知り合い、ささやかな楽しみを見つけ、必死に生きていく姿が少しホッとする。
    終わり方は、ちょっと都合が良すぎる気もしたが、こうでなければ納得がいかないから、まあ良しかな。
    女神の像の下で終わっていても良かったかもしれないが、それだと非常に後味の悪い話になっていただろう。

  • 2013年読了

  • これぞラノベ

    導入からエンドまで、テンポよく進んでいく。停滞なく楽しめる感じはラノベならではと思う。

    物語が終わってみると、導入部の意味合いが違ってくるけど、こういうのもある種の叙述トリックなんだろうね。

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