純情不埒 (B-PRINCE文庫 た 1-2)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.34
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本棚登録 : 158
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048705417

感想・レビュー・書評

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  • うしろ向きな受けさんを「だって!!好きなんです!!あなたがすきなんです!ほら!!!」って押しつつときどきすっと引きつつができる年下攻めでした。こういう受けさんだいすきな攻めが好きなのでにまにましながら読みました。
    ホストって職業柄もあるだろうけど、この攻めくんのたらしぶりは天然だと思います。夜の新宿で培ったそつのない態度の隙間からときおり見せる年下攻めっぽさがおいしい。包容力はあってほしいとけど、年下攻めには余裕をなくす瞬間がほしいです。おいしいです。
    書き下ろしで名前で呼びあってて萌えました。変わった瞬間が読みたい!

  • タイトル買い。この作家さんは、
    レストランのやつしか読んだことない。
    書き下ろしの「理性と落下」のほうが読みごたえ
    あったかも。
    もてもてノンケを運よく恋人にできたけど、
    いつ我に返って女のところに戻るか、
    心変わりが常に怖いゲイの年上受けの悩み・・。
    妹に乗りかえたと絶望したあとに勘違いとわかり、
    お熱い仲直りセックスを高級ホテルの一室で、って
    くだりで、ラブホじゃないからシーツ汚せないって
    受けの棒を射精寸前で握り込み、口でいかせるってのが
    面白かった。清掃スタッフ思いのプレイ。

  • 恋に落ちまいとしている時点で半ばもう落ちてると思うんだけど、そこで健気に逆らおうとした和巳さんがなんだか愛おしく感じました。

  • あれ?いつものようなココロをぐゎっしゃ!と握りしめられるような感覚がなかった。なんだか残念(´・ω・`)

  • 初読み作者さんでしたが、とっても良かったです。
    キャラたちの心の機微が手に取るようにわかって、切なくてドキドキして恋する気持ちをちょっと思い出しました。
    ベッドシーンは少な目ですがキレイに描かれていてとっても素敵でした。

  • 高遠先生の攻め一番モエーヽ(;///▽///;)ノ

  • 「純情とゲーム」は「理性と落下」の長い序章のような気がする。常連客に慰謝料をとって離婚するための証拠作りを頼まれたホスト。ターゲットは地味で生真面目な歯科医なので、真面目な大学生を演じる…はずが。心も佐倉の前では取り繕うことも忘れたように…。
    意外に意地っ張りな佐倉とホストは天職か?甘え上手で面倒見がよい唯司…別れたと思っていたのは佐倉だけのようです。

  • 1話目の攻め視点での話の展開はもうちょっと掘り下げて欲しかったかなという印象。あれはあれで楽しかったけども。2話目は書きおろしってことでなかなか濃ゆくて良かった。ありがちっちゃありがちだけど、受けの本音を絶対言えない感じとかそれを見て怒る攻めがすごく好き。作品の雰囲気とかも含め高遠さんの作品はやっぱり好きだなーと思った。

  • いつもの高遠センセらしい話なので、ファンならば読んで損はない作品。ざっくり言えば、気がついたら堕ちてしまっていた攻の話です。
    「純情とゲーム」は、ホストの唯司が客に頼まれて彼女の夫を誘惑するところから始まります。
    ストーリー的に、そんなに調子よくことが進むか?と疑問に思うシーンもあれば、臆病で深読みで先回りしすぎる年上歯科医の佐倉にこれじゃコトが進まないじゃん!と思ったり、こっちが振り回されました…
    唯司も佐倉も、攻受キャラがパターン化していて、マンネリ感がなきにしもあらずかな…?一人称で視点が交代するところとか。読みやすいですが。
    唯司は、ホスト適正しているので、佐倉に対して年下の攻らしく甘え上手なところがあって、でもワルになりきれないわんこです。気も効く。そこは脱マンネリかも。

    しかし、書き下ろしの「理性と落下」では、そんなマンネリ感に陥っていても充分読み応えのある、二人のその後が描かれています。
    テーマは嫉妬。恋に堕ちて、両想いになっても、目の前に波風立たない平穏無事な幸せが用意されているわけじゃないんだよと、痛烈に感じさせる話。二人で幸せをつかむためには、互いに苦悩して努力しなくちゃダメなんですね。
    唯司と佐倉は付き合い始めて5年も経ったいいオトナなのに、ちょっとした気持ちのすれ違いが原因で、決別までに発展します。
    嫉妬したり、誤解したり、山アリ谷アリで、どう落ち着くか予想はついてもものすごく気をもんじゃいました。
    真剣に相手を想うからこそ揺れる気持ちにせつなくなります。

    佐倉は自分がゲイで、相手はノンケだから心配するのはわかるけど、素直じゃない!ホントに最後にしか本音が言えませんでしたね。ある意味すごいです。
    そんな佐倉に本音を言わせる年下男の唯司は本物のタラシです。

  • 騙すはずの相手に惹かれていってしまうという最初の話はサクサク進むので雑誌掲載作かしら?と思ってたら案の定。その分、書き下ろしで視点を変えてたっぷりと。ノンケと恋人同士になったゲイが持つ不安という定番的な問題に真面目で控えめな性格の受・和巳がどんどんネガ思考に捕らわれていくのは仕方ないかな。過去の辛い恋の傷もありますし。そんな和巳に対して唯司がとった行動は荒療治過ぎかもとは思うけど彼もまた、逃げ腰な和巳に不安と焦りともどかしさでヤキモキしてたんじゃなかろうか。これ、唯司視点でも面白かったかも?

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