- Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048707244
感想・レビュー・書評
-
大月悠祐子、と聞くとわからないかもしれないが、「かなん」と聞けば思い当たる人も多いのではないか。ギャラクシーエンジェルなどのキャラデザで活躍された、あのかなん氏のコミックス。GAの頃からかなん、もとい大月悠祐子さんは大好きで、しばらく見かけなかったものの、今回久々に氏の作品に触れた。
同じ社会性(つまり学校)の中にいる、3組の男女の恋愛。だが、それはいわゆるフツーの恋愛ではなく、お互いがお互いの「部位」「モノ」に執着している、というところがスタート地点だった。髪、手、眼鏡、アクセサリ……。
一見不純なようでいて、その実究極なまでに純粋な恋愛の形だ。老いたりケガをしたりしない限り、そうそう変わるものじゃない。身体の部位や私物に、僕も執着されたいと思ってしまうほど、正直羨ましくもあった。
かわいらしい絵柄のせいか、下着姿などは出てきてもそこまでエロくはない。その分、図書室ですれ違いざまに髪を触ってキスするような、こっそりと大胆な関係性が見たいかも。あとは、好きになられたのが自分そのものではない点への葛藤なんかも、もっと掘り下げてほしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゾクッとくる。衝動。
熱の出て、うなるような。愛情。
人によって愛し方は違うけど
彼らなりに相手を想っているのです。
どきどきした。
人にはそれぞれちょっと変わった愛し方があるのかもしれない。
私にも。
ページの都合上最後の話が次巻に続きそうなのがちょっと残念。
個人的には二組目が好き。 -
読みながら萌え転がってしまった。このコミックは面白いとは聞いていたが、これほどとは思わなかった。このおもしろさはやばい。フェティッシュな恋愛を全面にした物語で「恋をするとおかしなことをしてしまう」というその台詞そのままに行動しちゃう物語の主人公達にうわーとおもいながらも共感してしまう、この感覚がいいわー
-
フェチが詰まった、視点が交互になる2話完結型のオムニバス。
手に恋をする学校のマドンナ柏木さんと彼女の白い肌に描きたい相原くん。
柏木さんが目的あるくせに天然で相原くん不憫。
元妹の忘れ物を引き出しにしまう和貴と元兄の部屋に入り浸るはるか。1巻ではこの話がものすごく良かった。はるかの無防備さと和貴の葛藤がおいしい。そしてその次の話で人気のない図書館でいちゃつく2人に悶えた。あのシーンすごく好き。
眼鏡っ子図書委員の山田さんと好きな子が読む本を後追いする鈴木くん。
山田さんと鈴木くんの身長差があっていい。後編は2巻。 -
【別置/請求記号】 C/726.1/オ/1
【資料ID】 1001012083 -
妄想とフェティシズムが程よく疾しく、心地よくエロいです。
変態風味で扇情的な描き方だけど、妄想と欲望を抱かなければ恋は始まらないから、想う気持ちは一途なのだから、概ねピュアな恋愛漫画かな??
予想外に面白かったです。 -
高校生の男女を主人公にした、やや変態チッックな恋愛話☆
恋してる側の話のあとに、恋されてる側の話が載っているので、この瞬間にお互いこんな気持ちだったのかぁ~と納得できニヤニヤできる作品ですw -
続きが気になる.ちょっと1巻だけでは判断出来なかった.
-
凄まじいばかりのフェチっぷりで良かった。けど、個人的には最初の話のふたりをもっと続けてほしかったなー。
別のキャラの話も悪くはないんだけど、なんというかこう、狂気が足りない。もっと狂えばいいと思うんだ。