変愛サイケデリック 2 (電撃文庫 ま)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.48
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  • (2)
本棚登録 : 95
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048707374

作品紹介・あらすじ

変人・彩家亭理子の親友・円馬佐那の秘密を知った千光生徒会の原犀斗。執拗なほど正義に寄生する"完璧常人"の彼は、佐那の退学を提案することで気に食わない理子を陥れようと画策。裏工作の準備万端で、千光高校・全生徒を巻き込んだ『千光大会議』を立ち上げるのだが-。裁判のような『千光大会議』では代表生徒として『月光』の"あの2人"も登場しちゃう!?変人たちが贈る、異色の青春"変愛"ストーリー第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • テーマに性同一性障害とか同性愛とか入った、昨今のラノベにしては珍しい挑戦的で刺激的な文章と内容。

    しかし作中、罪と称する状況がわたしには罪に見えないもんだから、物語の展開と結末には違和感あり。それなのに面白いと思える不思議な位置の作品でした。

  • あっさり読み終わった感じ。千光大会議っていう会議で弁論を行うけれど、その迫力がいまいち伝わってこなかったのが残念。

  • 宇宙人がすっかり影薄くなってしまった。1巻で彼に関しての物語は完結したわけだからこれでいいのだろうけれど。

    パラサイト側がなんでこんなに突っかかってくるかもよく分かんなかったなぁ。月森・野々宮が意見を決める描写もなかったし、色々と足りてない感じ。

  • 劣化が目立つ、といえば言い過ぎかも知れないが、月光でデビューしたときの、面白い新人が出てきたなというワクワク感を裏切る出来。字義通りの「期待はずれ」ってところだな。
    まずは、言葉の間違いとかを丁寧に直していくべき。これは読んでいて不快であり、テンポ感、スピード感を損なうから。間宮さん、あなたは入間人間じゃないんで、微妙に壊れた日本語を操る必要はないとボクは思う。
    それと、メインの筋書きにおける仕込みの弱さ。なんでその程度の事でオチになるのかな?という感じ。加えて、あんな無根拠な偏見が常識と思い込んでいるヤツは、論争で勝ち残っていたりはしない(ただし、外見が麗しい場合を除く)はずなので、なかなかに嘘っぽいキャラである。ま、このシリーズの場合、全員がそういう感じではあるけれど。だけども、その上で、そういうキャラとして設定されたなら、その設定にそって、この程度はそれらしくなってなければというようなラインというのが有ると思うわけで、それがえらく低いように感じられるのが気になる、というところか。

  • ただひとつ言えることは、おれは人より少しだけこの作品が好きだということだ

  • ビッチキャラ好きとしてはマリリンメイン回を期待せずにはいられない

  • 2011 8/13読了。WonderGooで購入。
    佐那の男装がばれて校内全部を巻き込んだ議論になり・・・というシリーズ第2巻。
    ゲストで『月光』の葉子さんと野々宮くんも登場。
    ・・・『月光』の2人が出てくると、『変愛~』のメインキャラたちは(1巻の頃のキレキレの悠仁を除くと)割とまともに見えてくるなあ。
    常識を逸脱してる、って言っても異様にキャラが濃かったりちょっと性癖が変わってたりするくらいで、社会的に罰せられるようなレベルには達していないからか。
    「そんな気分だったから」という理由で人を殺した(かもしれない)葉子さんと、「気分だったから」人を殺した(かも知れない)葉子さんを受け入れている野々宮くんの常軌の逸し方と、そのはずなのに今回もほのぼの展開している不変さが面白怖い。
    それに比べると理子と佐那の友情物語は健全じゃないか!

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著者プロフィール

岐阜県出身。2010年、『月光』(電撃文庫)にてデビュー。軽妙な語り口で硬派な人間模様を描き出す。著作に『推定未来 白きサイネリアの福音』(メディアワークス文庫)など。

「2018年 『法廷の王様 弁護士・霧島連次郎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

間宮夏生の作品

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