GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (4)中 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 600
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  • Amazon.co.jp ・本 (737ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048708067

作品紹介・あらすじ

奥州上越関東の安定化のための外交作戦として、里見生徒会長を招き入れ、列強三国へ外交官を派遣することを決定した武蔵。その結果、最上家へ里見義康とアデーレが、上越露西亜の上杉家にトーリ、ホライゾン、メアリ、点蔵、ミトツダイラが、伊達家には鈴とウルキアガが外交官として赴くこととなった。だがその一方、武蔵内部に潜入した伊佐、穴山たち真田十勇士は密かに活動を始め、更には武蔵の眼下、水戸領地に対し羽柴勢が戦闘を開始。事態は急速に動き出す。各国に分割統治された中世の神州・日本を舞台に繰り広げる、壮大な戦国学園ファンタジー、第四話中巻。

感想・レビュー・書評

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  • 上越露西亜がP.A.Oda側につくことをえらび、伊達家もこれに同調して武蔵への攻撃を開始します。奥州三か国と友好関係をきずくという正純のもくろみは潰えたかに思えましたが、最上・義光(もがみ・よしあき)が武蔵に協力することを選択し、武蔵はどうにか危機を脱します。

    その後、平泉の頭領で長寿族の藤原・泰衡(ふじわら・やすひら)が、武蔵との会談を求めてやってきます。正純や浅間・智(あさま・とも)は、この対談を通じて、聖譜記述のはじまる前の黎明の時代に起こった出来事と、奥州に受け継がれる神道とは異なる伝統的な信仰についての考えを深めることになります。

    一方、武蔵の外交官として伊達家に送られた半竜のキヨナリ・ウルキアガは、伊達家の総長である伊達・政宗(だて・まさむね)の武神「青竜」が暴走するという事件に直面し、伊達・成実とともに青竜の暴走を止める活躍をします。

    しかしその間、武蔵の代表委員長を務める大久保・忠隣(おおくぼ・ただちか)が、正純の方針に反対を掲げ、臨時生徒総会の開催を画策していました。正純はこの挑戦を受けて、ヴェストファーレン会議で神州の暫定支配を解除するという大目標を発表します。

    神州による極東支配以前の歴史にかんする泰衡との対話は、今後の展開に絡んでくるのか、いまひとつ位置づけがわからない部分ですが、伝奇的な要素を含んだ小説で東北地方を舞台とするときには、やはりストーリーに取り入れたくなるものなのかもしれません。

  • 三国会議前の話と、内乱の話。
    ええとこで終わってるな。早よ次ぎ読まな。

  • 大久保(徳川の重臣)さんが表紙

  • 武蔵と東北諸国を巡る抜き差しならない状況。更に、大久保たちが生徒会に反旗を翻す! 戦闘シーンも相変わらずの重量級で、ドキドキハラハラの一冊。

  • 奥州全体が動いていく様子がいいですね。ウッキーと伊達成実、セージュンと大久保の展開が気になって、一気に下巻に突入しました。

  • ついに内乱です。二度目の臨時生徒会、相手は下級生の大久保。同等の目的に対しての、保守アプローチを主張。ネガティブな反対、懸念事項を呈する大久保に正純はどう対処していくのかというところ。私はこのシリーズでは、描写がたまにわかりずらい戦闘シーンよりも、こういう討論、交渉回の方が好きですね。絶望的な場面でも弁のみで人を動かすキャラに憧れます。

  • 武蔵で2年が対立したり、半竜のあの人がフラグ立てだしたりと相変わらず色々と騒がしい4話中巻。
    鈴さんが忍者が裸足で逃げ出す能力発揮したりと色々目移りするものもあるけど、やっぱり成実さんが落ちるのかが気になるところ。でも、正直メアリとかと比較してもかなりチョロそうで、それはそれで心配。

    あとは正純の大久保の相対の行方か。戦争系貧乳政治家は無事に勝てるのか・・・

  • 拙僧の姉キャラ攻略が盛り上がってまいりました

  • 停滞と発展は、普通に、自分たちの仕事にもあてはまるよなぁ…。
    とか考えてしまったわ…うん…。

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著者プロフィール

第3回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞作『パンツァーポリス1935』にて作家デビュー。代表作は『風水街都 香港』『機甲都市 伯林』を始めとする「都市シリーズ」や『終わりのクロニクル』シリーズ、『境界線上のホライゾン』シリーズなど。

「2022年 『EDGEシリーズ 神々のいない星で 僕と先輩の超能力学園OO〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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