ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.86
  • (1315)
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  • (153)
  • (18)
本棚登録 : 15090
レビュー : 1797
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048708241

作品紹介・あらすじ

鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。その美しい女店主が帰ってきた。だが、入院以前とは勝手が違うよう。店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在に、戸惑いつつもひそかに目を細めるのだった。

感想・レビュー・書評

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  • 兎にも角にも、本のことしか頭になかった栞子さんの中で
    「五浦くん」から「大輔くん」へと昇格した五浦くん、おめでとう♪

    栞子さんのお部屋にも(仕事の一環とはいえ)入室できたし、カレーも振舞われたし、
    デートと認識されていないにしろ、2人で出かける約束は取りつけたし、
    この一歩は果てしなく大きい!ガンバレ!

    そして、図書館で後から予約した3巻目のほうが、何故か予約の消化率が高くて
    2巻より3巻が先に届いてしまうのではないかとビクビクしていた私、
    ちゃんと2巻から手元に届いて、おめでとう♪

    それにしても、小学生時代に、あの『時計じかけのオレンジ』を読みこなし、
    あまつさえそれを読書感想文の題材に選んでしまう栞子さん。
    相変わらず一筋縄ではいかないヒロインぶりです。

    第1巻では、あまりに何もかもお見通しで、ちょっぴり作り物めいていた栞子さんでしたが
    本のこととなると冷徹なまでの商魂を見せ、自分たち姉妹を置き去りにした母への反感と
    その資質を受け継ぎ、知らず知らずのうちに母をなぞるような行動をとってしまうことへの
    自己嫌悪の狭間で揺れ動く今回は、なんだかちょっと可愛らしかったりして。

    母の真意を知りたくて、『クラクラ日記』を何冊も何冊も買い続ける栞子さんに
    ほろりとしてしまう、ビブリア古書堂シリーズ第2巻でした。

    • 円軌道の外さん

      てか、ドラマ化決まりましたよね〜(^_^;)

      キャスティングについて
      まろんさんはどう思いますか?

      栞子さんが剛力彩芽...

      てか、ドラマ化決まりましたよね〜(^_^;)

      キャスティングについて
      まろんさんはどう思いますか?

      栞子さんが剛力彩芽で(なぜ?)
      五浦くんは
      EXILEのAKIRAという
      なんとも奇想天外な キャスティング(笑)

      ホンマ悲しくなりましたよ…(>_<)

      2012/12/05
    • まろんさん
      決まりましたね。。。するとは思っていたのですけれど。。。

      栞子さんに剛力彩芽ちゃんは、まず、若すぎますよね?!
      栞子さんってもっと和の香り...
      決まりましたね。。。するとは思っていたのですけれど。。。

      栞子さんに剛力彩芽ちゃんは、まず、若すぎますよね?!
      栞子さんってもっと和の香りがして、しっとりしたイメージなので
      どうして可愛らしい剛力彩芽ちゃんを持ってきたのか、謎ですよね。。。

      五浦くんに至っては、なぜエネルギーに満ち満ちたAKIRA?
      あの、五浦くんらしい、おずおずとした風情はどこにいってしまうの?という感じですね(>_<)

      ふたりとも、イメージに合う配役をもらったらちゃんと演技できる人たちなので
      なんだか気の毒な感じがしちゃいますね~。
      2012/12/06
  • 小学生の頃、公団の集合住宅に家族四人で住んでいた。
    居間と夫婦の寝室と、弟と兼用の子供部屋があるだけの間取りだった。
    当然、書斎などというスペースが取れるはずもない。
    父はある日突然、僕ら兄弟のマンガや学習雑誌がある本棚に自分の蔵書を置き始めた。蔵書と言っても、仕事関係の業界紙と文庫本がいくらかあるだけだったが、いままで見たことがない新鮮な光景だった。
    興味本位で文庫を一冊手に取ってみた。
    『限りなく透明に近いブルー』
    不思議なタイトルと美しい表紙に惹かれたからだが、1、2ページめくって後悔した。見てはいけない物を見た気がした。
    過激な性描写があったからという訳ではない。普段くだらない冗談ばかりを言っている父の知らない一面を見た気がしたからだ。
    それから二度と父の本に触ることはなかった。

    その後、訳あって父とは離れて暮らすこととなる。
    父のようにはなるまいと思った。いまでも会うことはない。

    当時、読書感想文が大の苦手だった。
    原稿用紙に本のタイトルを書いて「おもしろかったです。」
    その後に何を続ければ良いかが全く分からなかった。
    結局、苦労してあらすじをなぞってどうにかお茶を濁すだけだ。
    本当に面白いと思っていたが、それ以外に何が必要なのかずっと疑問だった。次第に本からも遠ざかっていった。

    皮肉なことだが、システマティックな勉強から離れて、初めて読書や「学ぶ」ということの面白さが分かった。
    どんな本でも好き勝手に読めばいいと思う。
    狂気の物語は狂人が書く訳ではない。むしろ常識や倫理という軸足がなければ狂気までの飛距離は測れない。
    本や映画やマンガやゲームなど創作物自体が問題視されることがあるが、それはフィクションをきちんと楽しむ下地を育てない環境のほうに問題があるのだろう。

    高校時代の恩師のおかげで本に興味が湧いた。
    大学に入って、正門前の書店のフェア台で『限りなく透明に近いブルー』を見つけた。次第に読書量が増えていった。
    そして気がつけばいつの間にか、くだらない冗談ばかり言って本を読む大人になっていた。

    『ビブリア古書堂の事件手帖2』は本を巡る親と子のはなし。
    今回も本と物語のリンク具合、そして伏線がいい。
    福田定一『名言随筆 サラリーマン』が秀逸。

    今回の栞子さんの物語が、前後編の前編であればいいと思う。
    そして後編があれば、それは「許す」物語であってほしい。

    (まさか、気になっていた『国枝史郎』が登場するなんて。そろそろ読まなければ!)

    • まろんさん
      kwosaさん、こんにちは!

      お父様とのことを書かれた前半に惹き込まれて読み進めていて、最後の
      そして後編があれば、それは「許す」物語であ...
      kwosaさん、こんにちは!

      お父様とのことを書かれた前半に惹き込まれて読み進めていて、最後の
      そして後編があれば、それは「許す」物語であってほしい。
      という一文で、涙が溢れました。
      数十行のレビューなのに、お父様の蔵書に「見知らぬ父」を見て慄いた少年が
      いつしか本を愛する青年になり、そしてこの本の栞子さんにも
      母を許せるひとであってほしい、と願う大人へと成長していく過程を
      古いフィルムの中で、カタカタとコマ送りで見ているようで。

      3冊目は、栞子さんの心が、もっともっと動いて、劇的な展開も待受けていますので
      存分に楽しんでお読みになってくださいね!

      それにしてもkwosaさんが読書感想文の苦手な男の子だったなんて
      今の心ゆさぶるレビューからは想像もつきません。
      作文の苦手な小学生にこのレビューを読ませたら、
      ふつふつと希望が沸いてくるかもしれませんね♪
      2013/01/17
    • kwosaさん
      まろんさん!

      コメントありがとうございます。

      本を読み終えて思いつくままに書き連ねていったら、こんな文章になってしまいました。
      「なんで...
      まろんさん!

      コメントありがとうございます。

      本を読み終えて思いつくままに書き連ねていったら、こんな文章になってしまいました。
      「なんでこんなこと書いちゃったんだろう」
      「ちょっとカッコつけ過ぎじゃないか」
      後悔の念に襲われ、もっと別のことを書こうと本をパラパラと読み返しました。
      しかしその時、アントニイ・バージェスのあの言葉が!

      『わたしたちは書いたものを削除することはできる。しかし、書かなかったことにすることはできない』

      「うわっ」
      あまりにも出来過ぎたタイミングというか、本の魔力というか......
      でも、本を読んでいるとたまにこういうことがありますよね。
      おもいっきり『ビブリア古書堂』にはまっちゃっていますね。

      たったいま、3冊目も読み終えました。
      新刊が待ち遠しいです。
      2013/01/18
  • 人見知りで、内気な古書店の店長・栞子さんと
    そこで働く大輔くんが日常の中で起こる謎を解き明かす
    ライトミステリ、第2弾。

    この栞子さん、洞察力と真実を鋭く見抜く観察眼で、一見つながりのなさそうな事実をつなぎ合わせ、点を一本の線につないで、真実を浮かび上がらせる。そもそも警察が登場するような事件ではないので、真実がわかることが解決ではなく、誰かがそうするに至った経緯を導き出すことが知らされた人のもやもやとしたやるせない気持ちを昇華させ、納得の結末やまたは気持ちの落としどころを見出すことになる。


    実生活の中で、こんな人が身近にいてくれたなら・・。
    突然降ってわいた、理不尽に思えることが、実は何らかの意図や
    策略があり、たまたまそれに巻き込まれただけで、あなたには非はなく、損な役回りをさせられただけだよと教えてもらえたら、必要以上に落ち込むこともないだろうに・・・。

    大きなことから小さなことまで、日々、途中が見えないために不思議に思えたり、謎だと思われていることがたくさんあるけれど、
    それ以上考えるのを諦めてしまっていることが多いもの。

    謎解き以上に2人の関係も気になる所。
    お互いにふとしたことから名前で呼び合う仲になり、
    古書店廻りと称して2人でドライブに出かけ、
    距離が縮まったように思えるふたり。

    誰かのことを深く知ろうと思ったら、詮索めいたこともせざるを得ないんじゃないかな(P252)

    と大輔くんが心の中で考えるあたり、この先の成り行きが大変楽しみです。
    気になるということは、「あなたのことが知りたい!」という
    欲求と平静を装うふりを行き来しながら、心のざわざわした感じを味わうことだと思うのです。

    • まろんさん
      「あなたのことが知りたい!」という欲求と平静を装うふりを行き来しながら、
      心のざわざわした感じを味わう。。。
      う~ん、素敵!さすがnicoさ...
      「あなたのことが知りたい!」という欲求と平静を装うふりを行き来しながら、
      心のざわざわした感じを味わう。。。
      う~ん、素敵!さすがnicoさん♪

      現実世界では、もうなかなかそんな気持ちを味わえる機会はなくなった私は
      本の中で、大輔くんと栞子さんの奥ゆかしい恋の行方を見守ることで
      ざわざわやらきゅんきゅんやらを、お裾分けしてもらうことにします♪
      2013/02/16
    • nico314さん
      まろんさん

      うふふ
      実は私もリアルな世界での恋心を味わうこともなくなり、ずいぶん経ちます。とほほ・・・。

      松潤いいな♡ とか、...
      まろんさん

      うふふ
      実は私もリアルな世界での恋心を味わうこともなくなり、ずいぶん経ちます。とほほ・・・。

      松潤いいな♡ とか、
      長谷川博巳や綾野剛(←大河ドラマの役柄)
      いいな♡ とか
      香川くん、長谷部さんいいな♡ とか
      あとは、本のキャラクターに
      妄想するばかりの毎日でした。

      しかーし
      お稽古ごとの先生にときめきを感じるようになると(これもやっぱり妄想の域をでませんけど、ね)
      少しばかり現実世界も彩りが鮮やかになったような気がしています。
      実は最近、お仲間さんたちもその先生を選んで、出席率が高くなり、同じように思っていたことを知って、ますますミーハー度があがっています。
      2013/02/16
  • 順番が逆になったが、特に問題なし。

    「時計じかけのオレンジ」の読書感想文を巡り、相変わらず栞子さんの推理は冴え渡る。

    古書マンガの買取、栞子さんの母の策略が恐ろしくもプロ根性ってそういう部分もあるよな、と…。

  • あとがきに「物語はようやく本編です」と書かれている通り、
    人物たちや背景、あらかたの本線にある謎の説明的な1巻から
    ぐっと話がおもしろくなった2巻。

    本編内で扱われた古書も好みのものが多く
    惹かれっぱなしで一気に読了。

    藤子不二雄になる前のデビュー間もない「足塚不二雄」
    と名乗っていた頃の幻の「UTOPIA」、
    司馬遼太郎がデビュー前に福田定一として発表した随筆、
    大正時代の伝奇小説、国枝史郎の「完本蔦葛木曽棧」。

    魅力的な本に魅力的なエピソードが重なって
    ますます読みたい熱が上がってしまう。

    10年前に失踪したお母さんとの謎の断片も
    興味深く、おもしろい伏線もいっぱいだけれど、
    何よりも栞子さんと大輔くんの関係の微妙さと
    不器用だけど、誠実な2人だからこその積み重ねが
    時にじれったくもありながら、
    切なくなったり、ほのぼのしたり。

    高校時代の大輔の元カノ、晶穂。
    そこから炙り出される不器用な真実。
    繋がっていく、大輔と栞子、晶穂の過去。
    止まっていた時間があったことに気付いた今、
    今ここにある感情も放っておけば、いずれ遠ざかって
    どこかに消えてしまうことに気付く大輔。

    いろいろな経験を重ねるほど、踏み込むことに躊躇して
    大切な時にも見守ってしまうこともあるのが
    時として大人の弱く悪いところでもあると思う。
    誰かのことを深く知ろうと思うと、詮索めいたことも
    時には仕方ないんじゃないかと思えた大輔の想いが
    上手く通じてくれるといいな。

  • わぁ、2冊目ガチで面白い。
    そして1冊目の表紙が、廊下の奥の絵なのね。
    物語はようやく本編ということですし、次が楽しみだ。
    この2冊目を読んで、何故ビブリアがこんなに人気なのかやっと分かった気がしました。

    今作は1作目に比べて各話のタイトルとなる古書もちょっと馴染みがあって、古書うんちくのほうもより楽しめました。
    「時計仕掛けのオレンジ」もキューブリックでしか知らなかったし、司馬遼太郎や藤子不二雄の黎明期の話も興味深い。

    そして各話とも、栞子さんや大輔くんの過去とつながる部分があって
    この2人が単なるホームズ&ワトソン的役割だけでない部分が出てきたのも面白かった。

  • ビブリア古書堂の美しき女店主にして「本の虫」の栞子さんと、ビブリア古書堂の店員の癖に本が読めない大輔が繰り広げる古本ミステリーの第二作。

    著者自身があとがきで「ようやく本編」と言う通り、第一作よりも物語世界も広がり、エンジンがかかってきたという印象。
    正直なところ1冊目は可もなく不可もなく…という感想だったが2冊目は面白くてあっという間に読み終えてしまった。

    しかも今作では取り上げる作品が「時計仕掛けのオレンジ」や藤子不二雄、司馬遼太郎など、本にさほど詳しくない人でも必ず知っているであろう作品・人物。そしてそんなメジャーな作品・人物を扱っておきながら、栞子さんから繰り出される薀蓄は一般の人は知らないであろう面白い裏話ばかり。
    この点も、1作目よりも私が惹きこまれた理由かもしれない。
    普通は逆で、第一作で「掴み」としてメジャーな作品とか人物を取り上げておいて、人気を得たころにマニアックな方に走るものでは…(笑)

    栞子さんという不思議な人物についても、少しずつ彼女の過去や人となりが明かされ始めており、続きを読むのが楽しみ。

  • 1巻に続き、あっという間の読了。今回もとても読みやすかったです。

    だいたい1巻に満足すると2巻は薄く感じてしまう私ですが、こちらはそれ以上に面白く読めました。
    プロローグからの伏線がそれぞれの短編を通して徐々に解かれていき、最後まで解かれきれないところで締められていて次巻も読みたくなります。
    『名言随筆 サラリーマン』での、不器用な父の娘への愛が胸に染みました。
    また、この話からお互いに名前呼びになる五浦さんと栞子さんのギクシャクした関係がもどかしくて!どんな進展があるのか、3巻も楽しみです。

    • nico314さん
      きょうさん、初めまして。
      フォローありがとうございました。

      私もビブリアシリーズを楽しんでいます。4巻の順番が来るのが待ち遠しいです...
      きょうさん、初めまして。
      フォローありがとうございました。

      私もビブリアシリーズを楽しんでいます。4巻の順番が来るのが待ち遠しいです。
      魅力的な人たちに出会えるのが、いいですね。
      これからもよろしくお願いします。
      2013/03/06
    • きょうさん
      nicoさん。はじめまして。
      こちらこそ、フォローしてくださりありがとうございます!

      ビブリアシリーズ、私もすっかり嵌ってしまっています。...
      nicoさん。はじめまして。
      こちらこそ、フォローしてくださりありがとうございます!

      ビブリアシリーズ、私もすっかり嵌ってしまっています。
      あっという間に読めてしまうので、間に別の本を挟んでなるべく長く伸ばしながら読んでいます。。
      私は古書には詳しくないので、こんな本もあるのかと。
      今度はどんな本が登場するのか楽しみです。
      また登場人物もひとりひとりが魅力的で、いいですよね。

      どうぞこれからもよろしくお願いします。
      2013/03/08
  • 楽しめます。少し謎解き要素が薄まり、トキメキ要素に…。前作に感じたことは正しいようだ

  • 1で栞子さんとの関係が気まずくなり、
    一度はビブリア古書堂を辞めた大輔が、
    また働きだすところからお話が始まります。

    始めて自宅のある二階に入った時に見つけた、
    栞子さんにそっくりなモデルの描かれた絵を見つけます。

    絵のモデルは栞子さんの母で今は行方不明だが、
    ビブリア古書堂を取り仕切っていたこともある
    とても頭の切れる方だったとか。

    本作は大輔視点で話が進みますが、
    大輔の視点と栞子さんの視点とが違って、いい結果で終わるといいなぁ。

    ミステリー部分は1よりだいぶ読みやすく(解きやすく?)なっていると思います。

    古書のウンチクと、栞子さんと大輔の関係にもやもやする所が楽しい小説でした。

  • プロローグからエピローグまでで徐々に明らかになる栞子さんの秘密。
    一巻の表紙の絵が実はこんな風に繋がっているのか…!と驚かされた。
    『時計じかけのオレンジ』の改稿の話は、書いたものはなかったことにはできない。
    だからどちらも真実であるし、決して消えない。
    それは人の人生と似ていて、作者の心の流れを知る上で大切なことだと思った。
    誰かの事を知りたいと願う事は、探偵のように隠されていた真実を暴くことと紙一重なんだということはわかっても、そうせずにはいられないのは業の深さというのか人の性というのか…。
    次巻も気になります。

  • 大抵二番煎じは劣るものが多いのだけど これは1巻よりも面白いと思う。
    取り上げている古書も2巻の方がとっつきやすいという事もあるかもしれないが
    『時計じかけのオレンジ』の完本版とそうでないものの違いにまつわる話や
    有名作家の隠れた作品の話とかとても興味深かった。
    栞子さんのお母さんの話が出てきてベールに包まれた彼女の過去も徐々に分かってくる。
    大輔くんと仲良くなってゆく様子もほのぼのと描かれていて
    読んでいて心地よかった。
    栞子さんの古書の泉は深いなあ。
    限られた分野だけでもイイ、打てば響くような知識が私にも欲しい。

  • 連作短編集の続編、という判ったような判んないような体なんだけど
    基本的には1冊で連作分は完結するという形をとっているみたいだし
    作中の折々で今までのあらすじ的なところに触れてくれているので
    前作を読んでなくても全く話が判んなくて困る、ということはなさそう。

    とはいえ、栞子さんと大輔くんの遣り取りはだいぶキュンキュンできる(笑)。
    つーか何気に小悪魔だな栞子さん(爆)。
    表紙や挿画のイメージでは掴みにくいかもしれないけど
    栞子さんの女子高育ちで引っ込み思案で眼鏡で巨乳という設定は
    男子目線の萌えポイントをしっかり押さえてるんだなと感心することしきり(ってそこ???)

    飛び込みのお客さん、というのではなく
    今いるキャラクターを介して登場人物が増えていく、という進み方をしてるのが
    意外といえば意外だった。
    『基本的に』1冊で完結、という体を取っているのは変わらずだが
    今回はあからさまに回収してない伏線が1個残されてるのが気になる。
    3は手元にあるからすぐ読めるけど、4が待てなくなりそうで怖い。

  • 相変わらず栞子さん鋭い!
    今回もおもしろく あっという間に引き込まれていく。
    本の知識が得られ、本好きにはたまらないかも・・・
    栞子さんの過去が少しずつ明らかになり、五浦くんとの関係もますます気になる。

    「時計仕掛けのオレンジ」学生の頃、授業で見させられたことがあったけど、途中で見るのに耐えられなかった。なので結末は知らなかったけど
    「そうだったんだ~」とわかった。でも改めて映画を見る気も本を読むこともないかも・・・ちょっと苦手。

  • 栞子さんの昔の思い出のいくつかを知ることができる話。
    五浦さんの恋愛話も。

    本は、既に誰かの想いによって生まれているけど、そこに新たに自分の想いを託して誰かに届けることができるのだ。
    そんなことを考えた。

  • 第一巻を読んでから久しぶり。実在する本×軽い謎解きが心地よい。少し栞子さんの過去が明らかになりつつあり、続編が楽しみになる。
    シリーズ累計680万部とか。

  • 本にまつわる蘊蓄と愛書家達の愛憎入り混じった喜怒哀楽の人生模様を描く大人気古書店ミステリ第2弾。嫌いな本「クラクラ日記」をどうして大量に買うのか?の意外な理由。バージェスの2通りの結末がある珍しい本。福田定一の本名にビックリ!稀少な名作マンガは最近のお安い物でいいからぜひ読みたいですね。それから語り手の五浦は厄介な恋愛に係わってしまう宿命なのでしょうね。彼の遠回りの恋は何時か成就するのか?そして栞子さんは母の残した「クラクラ日記」を手にし、やがてこの似た者同士の母娘に再会の日は来るのか?気長に読みますね。

  • 小学生の栞子さん。大学生の大輔君。栞子さんの母親。。。作者があとがきで述べてるようにいよいよ本編に入った感で主人公たちの人となりが語られていく。それが古書にまつわってっていうのがこの作品のすごさだな~。栞子さんと大輔君のこれからが楽しみだ。そしてもちろん語られる古書も興味深い。

  • 相変わらず読みやすくて本に纏わる物語で面白い。謎解きというよりはその本に魅せられた人達のドラマに重きを於いている感じ。
    さすがに、本が日焼けとベタついている情報だけで、持ち主の家を当てられちゃう栞子さんはやり過ぎ。

    『最後の世界大戦』という何百万もする漫画本に興味惹かれた。読んでみたい。

  • 『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズの第2巻です。今回も引き続き本にまつわる謎解きのお話です。と、同時に主人公が働く古書店の店長である才媛の栞子さんと主人公が徐々に親密になっていく様子も描かれていました。面白かったので次巻も読みたいです。

  •  第3話で栞子の母の話が出てきた。1巻のレビューの時に、栞子の闇の部分をもっと出して欲しいと書いたが、その闇を出した人物がこの智恵子になりそうだ。栞子以上の本の知識を持ち、本を手に入れるためなら手段を選ばない。グチャグチャにして欲しいね。他の話とかは、深刻そうな雰囲気だけど内容はほのぼのしているから。
     本のために力を出す人が出てくるが、私はそこまで本に執着がないので分からない。本は道具と思っている人には、古書を大事にする人々の気持ちは分からないだろう。だから私は大輔目線でも話を追っている。
     大輔といえば、大輔と栞子が名前で呼び合う時の地の文に、この記録もこの時から名前で呼ぶ様にすると書いてあった。この本は大輔の書いた手記なのかな。
     胸を強調する描写が多かった。なんだか、見え透いたフェティシズムで好ましくない。

  • 前巻同様、実在する古書に絡めてよく練られたストーリー展開に引き込まれる。今回は大輔の元カノ?が登場したり、栞子さんの母親の過去が語られたりと、主人公二人のプライベートが少し明かされた。それにしても、大輔と栞子さんの距離感がじれったくもあり、これから楽しみでもあり。

  • "第2巻も楽しめました。私の実家最寄駅が本郷台、大船なので、なんとなく似たような名前で実在する場所も登場する。本書に登場する島野書店はおそらく島森書店のこと。
    大船の駅を降りて横断歩道を渡って右手にあったのが島森書店だったと記憶している。懐かしい思いでネット検索をしたら、なんと昨年閉店したようだ。実家に帰ってもぶらぶらすることもなく、目的地に直行するので、子どもの頃通った通りとかもしばらく歩いていない。大きく変わっているのでしょう。
    第一巻のあとがきによると、この書店のモデルとなったような古書店は実在しないようだ。
    こんな古書店があったら、実家に帰った時に散歩がてらに訪問してみたくなる。
    この本を読み、古書店めぐりの旅に出てみたくなる人もいるのでは?"

  • ストーリーの展開が好きで2作目終了。すぐに読み終わってしまいました。このシリーズ(といっても2作目だが)を読むと紹介された本を読んで見たくなる。。感想文の話は、自分の読書感想文を思い出したりと後味も最高に良かった。続きがきになるのでまたシリーズ買いたいと思います

  •  古書にまつわる謎をビブリア古書堂の美しい店主とバイトの武骨な青年が解き明かしていく。

     久しぶりに第2弾を読みましたが、読み始めるとサクサク読めて一気に読み進めてしまいました。

     本にまつわる謎と美しい店主のミステリアスな部分の解明を縦軸に店主と青年の恋模様が横軸に編まれたストーリー展開が連作短編の魅力を引き立てている感じがしました。

     自分の好きな作家や作品が出てくる所もこの作品を読む楽しみの一つになっています。

  • シリーズ第2弾。短編4編。
    退院し、ビブリア古書堂に戻ってきた栞子は、大輔と共に働くが、またも古書にまるわる日常の謎が栞子の元へ。そして大輔が不思議に感じている栞子の母親の謎は?
    映画でしか見ていなかった「時計じかけのオレンジ」が、旧版と違うとは知らなかった。

  • 「いやいや、それはちょっと飛躍しすぎでしょう!」
    という、ツッコミ所が見え隠れしますが、それでもやはり面白い。
    結局、一気に読んでしまいました。
    地の文がすくないからですかね。すいすい読めるのは良いのですが、時々誰が喋っているのか分からないときがあります。
    この著者の方は、書き分けがとても上手だと思うのですが、ヒロインと主人公の雰囲気が同じような特徴を持っていて、ゲストの本好きの登場人物たちもやはり似たような落ち着きを持った人が出てくるのでそんな風に思うのかもしれません。
    冒頭に書いたことですが、お話だからメリハリ付けないと成立しないのでしょうけど、さすがにそこまできっぱり言い切るのはちょっちムリがあるんでないかい? という気持ちと「この人はきっと、とてつもなく運がいい人に違いない」と物語の登場人物に、無意味に嫉妬する気持ちも湧いたりしました。
    それが栞子さんの魅力を引き立たせるわけです。

    ・・・・・・ちなみに、
    「剛力じゃないだろ」
    と、二巻でも改めて思いました。

    それはさておき、今回は司馬遼太郎の話が印象的でしたね。大輔の過去なんか別にどうでもいいですが、それよりも司馬遼太郎のサラリーマン時代のほうが興味をそそられました。ちょっと読んでみたいかも。

  • 多くの男はこういう女性に弱い・・・
    正直ズルいと思う、栞子さんがまぶしすぎるわ。だってこんな人がいたら、守ってあげたくなるもん。

    私的には、2話目が良かったかな。別れた彼女との別れの場面は、かくあるべきと強く思う。

    著者のあとがきにもあったが次作からが本番とのこと。
    二人の仲や母親との関係など、新たな楽しみが増え待ち遠しい。

  • 前編より引き続き、古書の内容になぞをかけて物語を作成している。今回のテーマは、栞子の母親に関する謎を作ること。母は本好きで、栞子に伝授した。10年前に突然姿を消した。五浦に打ち明けるところから、2人の関係は沁みて行く。

    クラクラ日記(母の失踪を暗示させる)
    時計じかけのオレンジ(読書に関して早熟であった栞子)
    サラリーマン(五浦も気付かず)
    足塚不二雄(母の古書に対する暗行)

  • 栞子さんと大輔さんの距離が縮まった気がする古書店を舞台にした日常ミステリ第二段。
    ちょっとずつ栞子さんがなついていくのがかわいい。

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著者プロフィール

1971年、神奈川県横浜市生まれ。 武蔵大学人文学部社会学科卒業。中古レコード店、古書店勤務を経て、『ダーク・バイオレッツ』で2002年デビュー。2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』が人気作になる。同作は2012年に本屋大賞にノミネート。2012年、「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」(『ビブリア古書堂の事件手帖2』に収録)で第65回(平成24年度)日本推理作家協会賞短編部門にノミネート。2014年3月14日、『ビブリア古書堂の事件手帖4』(メディアワークス文庫)で第67回(平成26年度)日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にノミネート。

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