パーフェクトフレンド (メディアワークス文庫 の 1-5)
- アスキー・メディアワークス (2011年8月25日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048708685
作品紹介・あらすじ
周りのみんなより、ちょっとだけ頭がよい小学四年生の理桜。担任の千里子先生からも一目置かれている彼女は、ある日、不登校の少女 「さなか」 の家を訪ねるようにお願いをされる。能天気少女のややや(注: 「ややや」 で名前)や、引っ込み思案の柊子とともに理桜は彼女の家に向かうが、姿を現したさなかは、なんと早々に大学での勉学を身につけ、学校に行く価値を感じていない超・早熟天才少女であった。そんな彼女に理桜は、学校と、そこで作る友達がいかに大切であるかということを説くのだったが……果たしてその結末は!?
野崎まどが放つ異色ミステリ、まさかの小学校編登場!
感想・レビュー・書評
-
「友達とは何か?」
友達定数 友達方程式 を作ってまで 答えにたどり着こぅと思ったが………
【映】アムリタの最原最中 の小学生時代を描いた作品?
小説家の作り方で存在だけゎ明らかになっていた 天才ハッカーの出演で、いょいょ 繋がり出した感 ありますね。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『友達』って必要?『友達』って何?と思っている人におすすめ。そして、日常『あの人友達かな?』と疑問に思うことがある人にもおすすめの本。
私が今まで周囲に感じたことは、『友達』の定義は人それぞれで、幅広いなぁということ。
私自身『友達』と『親友』は違うものと思っているので。
野崎まどさんおもしろい作家さんだと思います。初読みでした。 -
あれ?と思ったらやはりあの人の娘だった。今回はちょこちょこと別作品とリンクしている。結果的に本当の意味での友達を見つけだせて良かったけど、旦那さんが誰なのか気になる。
-
ある現象について、Aという説明とBという説明が同時に成立しうる状態、そしてそのどちらの説明にも同じくらい納得できないところがある。そんな「答え」がミステリの答えとして提示されてしまうのには、なんだか不思議な心地よさがある。”友達”もまた、きっとそんな概念なのだろう。
-
2011年刊行。登場人物と自分の年齢の差から、距離が詰めづらかった。とはいえ、友達についての論理的/非論理的な考察は、自分自身のことを振り返って色々なことを考えてしまう拡がりがあってよかった。
-
【デジャヴをみているような現実の中で】
あ、これはあれだ。と思う場面があって、でも。なんだろう。天才ってのは、いや。作り物の天才ってやつは、本当に面倒くさいやつなのだ。
私たちの毎日は常識の中で作られていく。たった1つの非常識が、日常を非日常に変えてしまう。
こんなことはありえない。そうだろうね、たしかに。普通ならありえない。でも覆せる。朝のこない世界も、人間がいない地球も作れる。死んだ人間だって蘇る。普通じゃなければ。
さて。オセロ版を真っ黒にできる方法を一緒に考えようか。
-
よもやの超展開には、正直びっくり。そのまま押し通ってしまうところが斬新でした。
著者プロフィール
野崎まどの作品





