パーフェクトフレンド (メディアワークス文庫 の 1-5)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 775
感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048708685

作品紹介・あらすじ

周りのみんなより、ちょっとだけ頭がよい小学四年生の理桜。担任の千里子先生からも一目置かれている彼女は、ある日、不登校の少女 「さなか」 の家を訪ねるようにお願いをされる。能天気少女のややや(注: 「ややや」 で名前)や、引っ込み思案の柊子とともに理桜は彼女の家に向かうが、姿を現したさなかは、なんと早々に大学での勉学を身につけ、学校に行く価値を感じていない超・早熟天才少女であった。そんな彼女に理桜は、学校と、そこで作る友達がいかに大切であるかということを説くのだったが……果たしてその結末は!?
 野崎まどが放つ異色ミステリ、まさかの小学校編登場!

感想・レビュー・書評

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  • 「友達とは何か?」
    友達定数 友達方程式 を作ってまで 答えにたどり着こぅと思ったが………

    【映】アムリタの最原最中 の小学生時代を描いた作品?
    小説家の作り方で存在だけゎ明らかになっていた 天才ハッカーの出演で、いょいょ 繋がり出した感 ありますね。



  • ほとんど出番のない最原最早が実は大活躍という小説。映画で記憶を奪ったり、感情をコントロールしたり、人格が変えられるんだから、まあ何でもあり。さなかも小学4年生にして数学者だとか、友人定数とか友人方程式を考え出したりと、将来天使になる片鱗をみせているが、母には及ばず。
    個人的には『りざうあぢゃああん』という呼び方が妙に頭に残った。

  • 『友達』って必要?『友達』って何?と思っている人におすすめ。そして、日常『あの人友達かな?』と疑問に思うことがある人にもおすすめの本。
    私が今まで周囲に感じたことは、『友達』の定義は人それぞれで、幅広いなぁということ。
    私自身『友達』と『親友』は違うものと思っているので。

    野崎まどさんおもしろい作家さんだと思います。初読みでした。

  • あれ?と思ったらやはりあの人の娘だった。今回はちょこちょこと別作品とリンクしている。結果的に本当の意味での友達を見つけだせて良かったけど、旦那さんが誰なのか気になる。

  • 友達とは何か、を考えさせられる作品。

  • ある現象について、Aという説明とBという説明が同時に成立しうる状態、そしてそのどちらの説明にも同じくらい納得できないところがある。そんな「答え」がミステリの答えとして提示されてしまうのには、なんだか不思議な心地よさがある。”友達”もまた、きっとそんな概念なのだろう。

  • うーん・・・よくわからなかった。 結局蛍の謎はどういうことだったのだろう?さなかの名前の漢字にも何か意味があるのだろうか。 自分に読解力がなくてわからないのか、答えなどなく、そういうお話なのか。 レーベルがメディアワークスなので文体はラノベっぽい。

  • 2011年刊行。登場人物と自分の年齢の差から、距離が詰めづらかった。とはいえ、友達についての論理的/非論理的な考察は、自分自身のことを振り返って色々なことを考えてしまう拡がりがあってよかった。

  • 4年連続委員長をつとめるしっかりものの小学生理桜、友人のやややと柊子。そこへ先生から、まったく学校に来ないさなかを説得してくれと依頼され、行ってみると…彼女は大学までの課程をすべておえた天才小学生だった、というところからはじまるドタバタコメディかと思いきやそれでは終わらず。最終的には、友達とは何か、なぜ友達が必要か、この2つの深淵な問いがあざやかに変化する様が印象に残る。

  • アムリタの登場人物、天才・最原最早の小学4年生時代の話。友達とは何か?を追求していく天才児の、友達を作る・死に別れ・再会(ホントに魔法か?トリックか?)といったイベントを経つつ、「友達は人生を豊かにする」という事を体感していく話。途中の軽妙なやりとり、オタっぽい記述が面白い。

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著者プロフィール

【野崎まど(のざき・まど)】
2009年『[映] アムリタ』で、「メディアワークス文庫賞」の最初の受賞者となりデビュー。 2013年に刊行された『know』(早川書房)は第34回日本SF大賞や、大学読書人大賞にノミネートされた。2017年テレビアニメーション『正解するカド』でシリーズ構成と脚本を、また2019年公開の劇場アニメーション『HELLO WORLD』でも脚本を務める。講談社タイガより刊行されている「バビロン」シリーズ(2020年現在、シリーズ3巻まで刊行中)は、2019年よりアニメが放送された。文芸界要注目の作家。

「2023年 『タイタン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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