パーフェクトフレンド (メディアワークス文庫 の 1-5)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 650
レビュー : 79
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048708685

作品紹介・あらすじ

周りのみんなより、ちょっとだけ頭がよい小学四年生の理桜。担任の千里子先生からも一目置かれている彼女は、ある日、不登校の少女 「さなか」 の家を訪ねるようにお願いをされる。能天気少女のややや(注: 「ややや」 で名前)や、引っ込み思案の柊子とともに理桜は彼女の家に向かうが、姿を現したさなかは、なんと早々に大学での勉学を身につけ、学校に行く価値を感じていない超・早熟天才少女であった。そんな彼女に理桜は、学校と、そこで作る友達がいかに大切であるかということを説くのだったが……果たしてその結末は!?
 野崎まどが放つ異色ミステリ、まさかの小学校編登場!

感想・レビュー・書評

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  • アムリタの登場人物、天才・最原最早の小学4年生時代の話。友達とは何か?を追求していく天才児の、友達を作る・死に別れ・再会(ホントに魔法か?トリックか?)といったイベントを経つつ、「友達は人生を豊かにする」という事を体感していく話。途中の軽妙なやりとり、オタっぽい記述が面白い。

  • 【デジャヴをみているような現実の中で】

    あ、これはあれだ。と思う場面があって、でも。なんだろう。天才ってのは、いや。作り物の天才ってやつは、本当に面倒くさいやつなのだ。

    私たちの毎日は常識の中で作られていく。たった1つの非常識が、日常を非日常に変えてしまう。

    こんなことはありえない。そうだろうね、たしかに。普通ならありえない。でも覆せる。朝のこない世界も、人間がいない地球も作れる。死んだ人間だって蘇る。普通じゃなければ。

    さて。オセロ版を真っ黒にできる方法を一緒に考えようか。

  • よもやの超展開には、正直びっくり。そのまま押し通ってしまうところが斬新でした。

  • 好きな作家繋がりで読みました。

    今回は友達がテーマ。読んでいていろいろな感情が揺さぶられました。

    普段何気ない友人について、小学生にして数学者からの考察、論点に改めて友人・親友に対して深く考えさせられました。 小説って凄いなと強く実感。

  • 7月19日読了。図書館。

  • とてもよかったー!

    前半の微笑ましいやりとりから、さなかも丸くなっていくのかなーと思いきやの”友人定数”という突き放すような結論、からの寂しさや悲しみから動揺するようす……そしてハッピーエンドかと思いきやのさらなる真相などなど。今回も振り子の振れはばに翻弄されるお話でした。
    現実、自分が学生時代に1番よく遊んでいたのが自分含め3人組だったので、友人定数が3……というのに乾いた笑いがでたり。

    理桜さんを生き返らせる魔法は、はやみね先生の夢水シリーズのような雰囲気を感じました。誰かを幸せにするための大掛かりな大トリック。
    が、最後のさなかの母親を考えると、優しさよりも違う感情だったのかもと思ってしまったり。
    そして蛍だけは真相が闇の中というのも余韻があって好き。答えは≪両方≫なのだから。

  • 天才少女が「友達とは何か」に挑む。いい話かと思いきや、それだけでは終わらない。

  • なんかほっこりする話だなと思って読み進めていたら、それだけでは終わらないのが、さすが野﨑まど。
    論理的だとか現実的だとかをどれだけ無視して読めるかが、野﨑まどの作品を楽しめるかどうかに関わると、ようやく気付いた。

  • ボケとツッコミの会話が面白い。
    ホロリとくる箇所やミステリ要素もあってとても良い本。

  • ワシの名前は「友作」だが、文字通り、友達を(たくさん)作れる人、的な思いが込められている。幸いなことに今のところ名前負けをしていない自分では思っているが、もちろんワシだって「友達」を完全に論理的に説明することなど出来ない。だが本作の主人公はそれに挑み、その結果、逆説的に非論理的である友達の本質を悟る。女子小学生のフィルターを通したその著者の一連の思考はとても共感できた。マジックリアリズムと成長物語を足して回りくどい表現を使った、敢えて言うなら森見登美彦氏っぽさもある物語で、大変好み。

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著者プロフィール

『[映]アムリタ』が第16回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》を受賞、同作品にてデビュー。『know』が第34回日本SF大賞にノミネート、『バビロン』がTVアニメ化。ほか、TVアニメ『正解するカド』、劇場アニメ『HELLO WORLD』の脚本も手がけるなど、多方面で活躍中。

「2019年 『舞面真面とお面の女 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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