パーフェクトフレンド (メディアワークス文庫 の 1-5)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 650
レビュー : 79
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048708685

感想・レビュー・書評

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  • 『友達』って必要?『友達』って何?と思っている人におすすめ。そして、日常『あの人友達かな?』と疑問に思うことがある人にもおすすめの本。
    私が今まで周囲に感じたことは、『友達』の定義は人それぞれで、幅広いなぁということ。
    私自身『友達』と『親友』は違うものと思っているので。

    野崎まどさんおもしろい作家さんだと思います。初読みでした。

  • 好きな作家繋がりで読みました。

    今回は友達がテーマ。読んでいていろいろな感情が揺さぶられました。

    普段何気ない友人について、小学生にして数学者からの考察、論点に改めて友人・親友に対して深く考えさせられました。 小説って凄いなと強く実感。

  • ボケとツッコミの会話が面白い。
    ホロリとくる箇所やミステリ要素もあってとても良い本。

  • 相変わらずの野崎まどワールドでした。

    校長先生の件は電車で読んではいけません…
    小説でニヤニヤと笑ってしまったのは久々でした^^;

  • 【読了】野崎まど「パーフェクトフレンド」 8月22冊目

    野崎まどの本といえば、デビュー作「[映]アムリタ」から全て読んでいるのだけれども、今では新作が出たならば無条件で買うというくらいに、お気に入りの作家となっている。そんな彼の5冊目の本が「パーフェクトフレンド」である。結論からいえば「読め」(できればデビュー作から追って頂ければなお良いかと)。

    野崎作品の魅力はなんといっても、モノの見方、世界の捉え方、視点の置き方。それらをするするーっと読ませてしまう物語の形式に落とし込む技術の巧みさにあると感じている。この辺りの魅力は、どうにも言葉では言い尽くせないので、ぜひお手に取ってご確認頂きたい。

    さて、今作の主人公は小学4年生である。従来の作品は比較的に年齢層の高い主人公が多かったように思うが(といっても大学生くらいだけど)、今回は一気に低年齢化している。

    前半部はコメディである。小学校という舞台をいかして、大いに笑える話が展開される。ギャグ的な部分に時代性が入っているので、数年後に読んだら微妙かもしれないが、同時代に読む分には問題は全くない。何度も声を上げて笑わせて頂いた。

    しかし野崎作品にとって、コメディ、ギャグ的な要素は持ち味の一つではあるけれども、それがメインディッシュではない。野崎作品の真実は他にある・・・と思っていると、やはりこの作品でも中盤から、実に鮮やかに場面が転換し、ガラッと違う作品へと変貌を遂げる。そして突き落とされる。「ぐえっ!?」って感じに。

    文学というものは人間を描くものというけれども、彼のようなアプローチで人間を書いた人はいるのだろうか。とにかく着眼点が素晴らしい。どの作品もSF的だったり、ファンタジー的だったりするのだけれども、そこにはリアリティを感じさせる力があるし、嘘を突き通すだけの説得力がある。

    最後にこの作品、単独で読んでも十分に面白い作品なのだけれども、やはりデビュー作の「[映]アムリタ」を読んでからの方がいいと思う。それで初めてこの作品に込められた数式が完成するんだと思う。

  • 裏を掻かれた。裏の裏を掻かれた。こんなに素晴らしい屁理屈を突き通し、不条理を力業でねじ伏せる。読んで良かった。騙される、翻弄される快感。

  • 面白かった。これは読み応えがあった。
    読ませられたかのようだった。
    友達について。解の無い解を導き出した。友達は素晴らしいものだと。
    そして今回も例に漏れず超常だった。
    しかもあの一族が関わっていた。これは納得するしかない。

  • はまりました
    小学4年生の物語なのに、会話のクォリティーが
    高いし面白い
    途中で物語の神様から突き放されたかのような
    悲劇に愕然としましたが・・・
    でも、アクロバテックなロジックの末に話は続く

    読んでください

  • 学校に行く価値を感じない天才少女さなかと、その周りの少女たちが織り成す日常と徐々に友情を育んでいく様子を描いた小説。

    野崎まどさんらしい相変わらずの軽妙なキャラクターたちのやり取りが今作も光っています。不覚にも何度も吹き出しそうになりました(笑)

    キャラのやり取りや、時折挟まれる地の文のギャグもさることながら「友達」という概念に対しての理系的なアプローチや「質量保存の法則」を使った恋愛相談などもとても興味深い。
    そしてさなかが徐々に理屈では割り切れない「友達」という概念に翻弄されていくのは何ともほほえましく感じてしまいます。

    ぞっとさせるどんでん返しの多かった野崎さんの作品でしたが、今回はどちらかというととても温かい結末だなあ、と感じました。

    ただ野崎さんの作品を過去に読んだことのある人は、もしかすると少し懐かしい思いに囚われるかもしれません。単体でも十分楽しい作品ですが、他の野崎さんの作品を読んでから読むとかなり楽しめると思います。

  • 素直に一気に読んじゃった小説

著者プロフィール

『[映]アムリタ』が第16回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》を受賞、同作品にてデビュー。『know』が第34回日本SF大賞にノミネート、『バビロン』がTVアニメ化。ほか、TVアニメ『正解するカド』、劇場アニメ『HELLO WORLD』の脚本も手がけるなど、多方面で活躍中。

「2019年 『舞面真面とお面の女 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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