青春ラリアット!!(3) (電撃文庫 せ 3-3)

  • アスキー・メディアワークス
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048708821

作品紹介・あらすじ

長瀬の悪魔の誘導術などに押され、自慢のナンパテクなるものを披露することになった黒木。そして、運命の出会いを果たしたのが-ゆかりだった。きっとお嬢様に違いない、と思うぐらいに、おしとやかで天然なゆかりに黒木は舞い上がる。だが、お約束なことに、彼女は記憶喪失という重すぎるオプション付きだった。下心むき出しに、一人暮らしの自分の家に誘う黒木。宮本たちも監視を兼ねて黒木家に滞在することに。月島と一つ屋根の下に舞い上がり暴走する長瀬など、黒木の家は大騒ぎ。一方で、ゆかりを捜す不審な影が宮本たちの周りに出現し始め…。

感想・レビュー・書評

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  • 評価:☆4.5

    バカ一直線な野郎どもの青春コメディ第3弾。

    今巻は「大食い以外でも特技はあるわい!」と黒木が苦肉の策でナンパをした相手であるゆかりさんが記憶喪失だったというところから話は始まります。

    ギャグのキレは相変わらず。
    宮本と長瀬の掛け合いには思わず笑ってしまうw

    ゆかりさんには許嫁がおり、記憶を失う前には結婚を嫌がっていた。それを阻止するために宮本達が奔走するのだが、途中でゆかりさんは結婚することを受け入れようとする。
    皆が諦めムードの中、黒木は立ち上がる。

    「俺には何もできない、何の力も無いけど・・・助けてぇんだよ!」
    だから俺に力を貸してくれ、と土下座までする黒木のガッツに涙が・・・

    そしてそれに呼応して立ち上がる月島と宮本。
    ダチが困ってるんだから助けるのは当たり前だろうが!と友情の強さと漢の魂を見せてくれる二人にまた涙・・・

    結局ゆかりさんは記憶が戻ってしまって黒木のことを忘れてしまう(これがまた切ない)んだけど、記憶を忘れる前の置き手紙にまた涙・・・この作品ってこんな涙を誘う作品だったっけ?(笑)
    ギャグandバカな青春一直線!ってイメージだったから泣かされちゃった。

    野郎どもの友情はやっぱいいね!次巻にも期待。

  • 清々しいくらいにバカ。でもこの世界観は何か中毒性がある。良作です。

  • バカまっしぐらな青春ラノベの第3弾。
    今回は軽口が幸いして、特技(?)のナンパを披露した黒木だったが、声をかけてしまったのは記憶喪失の少女だった!
    だが、この少女に惚れてしまって…

    相変わらずの皮肉たっぷりの長瀬のコメントは賞賛に値します。
    宮本との掛け合いは漫才をみているよう。
    それだけで満足しますね!
    このラノベはもう少しストーリーに予想外なことが起きればいうことないと思います。

  • 黒木がフルスロットルだった。もう言葉もない。
    個人的には溝口とのあの終わり方は、美しい話だなとは思ったけど、悪役は悪役で終わってくれてた方がスッキリした気はする。むしろ快さんとフラグ立っても良かった。逃がした先でまさかのラブ誕生、愕然とした黒木が崩れ落ちるみたいな流れで。まあそれだと先が読めすぎるか。でも年齢的にも丁度良さげだったので、てっきりそっちのルートに入るかと思ってしまった。うーん、これは完全に私の好みだろうな。
    わかりやすくはなくて、ちょっと意外な展開の気もしたけど、最終的には青春だったのでオッケーです。最後のイラスト、御馳走様でした。次巻も買います。

  • 1巻からスタンスがまったくブレないのがカッコいい。都子の登場はまだですか

  • おそらく話のテーマであったはずの黒木の存在意義がわからない。

    惚れた女のためになら頑張る奴って、誰でも助ける人に劣ってるじゃないですか。

  • 個人的に満足のいく結末だった。なので終わり良ければ全て良し。とはまぁあまりいかないが、これはこれで良いと思う。恋愛沙汰から始まった話が、恋愛方面へまったく向かないところもまたなんとも……。

  • 表紙のとおり黒木メイン。どのポジションになっても黒木は黒木でした。いやまあちゃんとメインはやってましたけどね。変わらぬバカたちの青春ぶりがいいですね。次当たり、そろそろ姑息亭チキンさんの彼女を出してもいいんじゃないかな?長瀬と組むとこっちはこっちでとんでもない化学反応を見せそうだしな…!(笑)

  • 青春感丸出し。今回は黒木メインのお話。徹頭徹尾青春でよかった。
    このシリーズは、物語としてはわかりやすい話だけど、展開とキャラの熱で持っていけるのは強みだなあ。
    欲を言えば、ゆかりと溝口の件はもう一押し何かあって欲しかったけれど。
    とはいえ、三人+長瀬の絆はご馳走様でした。青春ラリアットてのは、友達にかける手のことかなあ、なんて思ったり。
    そして今回も長瀬の罵倒芸最高でした我々の世界ではご褒美です本当にありがとうございました。

  • 黒木と記憶喪失の女がメイン。

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著者プロフィール

東京都在住。第17回電撃小説大賞<金賞>を受賞し、デビュー。軽妙かつ、熱い筆致で注目を集める。格闘技をたしなむ著者ならではのアクションシーンにも注目。

「2015年 『誰も教えてくれなかった 無職から英雄の仲間の商人になる方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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