チューイングガム

著者 :
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レビュー : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048726153

感想・レビュー・書評

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  • 一言で言うと…精神的にエロいが、恋している人の純粋な文章。

    男女の恋愛というのは、永遠も保障もないから、適当にあしらっていた。
    が、本当に好きだという人を目の前にすると、永遠も理想も見返りすら求めなくなる。

    ただただ、相手に幸せになってもらいたいという気持ちのみ。

    要は恋愛も結婚も、いいぞ~っていう感じかな~。

    情熱的で完成された究極の恋愛話。

    が、個人的には言葉一つ一つがロマンチックすぎてむず痒い)^o^(

  • う~ん、感動しました。落涙ポイント満載の小説、素敵です。
    こんなふうに愛し、愛されたいと思っていた形そのもの。
    これがわかる方と語り合いたい気分。 (2011年7月13日)

    再読、やっぱりいい! (2012年6月6日)

  • 2人の男女が出会い、付き合い、結婚するまでを手紙のやりとりのような語り口で進んでいくお話。
    登場人物(ココとルーファス)のきもちが純粋に素直に書かれていて愛に満ちている。愛の吐露が多く、ことばがとても濃い。
    お互いを自分のからだの一部に思うほど愛し合っているふたりを見て、依存しすぎているとか、幻想だとか思う反面、依存しない関係って果たして関係してると言えるだろうかと思わせた。「自分専用のブランケットのように思える程、ひとりの男をいつくしんだこともない女なんかに色恋の真実など見える筈ないのだ」ということばが胸に来る。この小説に描かれているのは、真実だ。そういうふうに思わせる力を感じた。山田詠美の小説は、いつも読み終わるのが惜しい。この、濃くて純粋なことばたちにずっと包まれていたい。

  • 愛って何?そんな本。
    女性と男性の視点が交互に描かれながら、二人が恋に落ち、結婚するまで、を描く。
    お互いはお互いの一部であるという事が愛なのだ、というメッセージ。

  • I belong to you.
    この言葉がとっても好き。
    あなたに属している。片手がいつもつながっている。
    なんて素敵な関係なんだろう。
    自分の両手で何かをしてあげるのではなく、相手の両手で何かしてもらうのではなく。片手同士がつながっている関係。
    お互いがお互いを愛していて。どちらとも、全然押し付けてなんかなくて。自分が愛したいから愛している。このスタンスが、お互いに見返りを求めないところが、素敵だなと。

    ココとルーファスがお互いに飽きずに、ずっと新鮮な気持ちでいられるのは、お互いがお互いを磨くことを忘れないからだ。常に変化し続けられる二人。大切なものを大切にしている。大切なものを大切にするために、いらないものを捨てていく。本当に大切なものを抱えて生きていく。大切なものを大切にするために、自分を磨くことを怠らない。それも、自分が相手を喜ばせたいから、愛したいから、磨くのである。

    自分のことよりも大切に想えるひとに出逢えることは本当に幸せな事だと思う。わたしは、ココとルーファスが当たり前のことを当たり前と思わないところが好き。感謝する心を忘れていない。出逢わせてくれてありがとう。食器を洗ってくれてありがとう。屋根の修理をしてくれてありがとう。求めるんじゃなくて、与えようとする二人が素敵。

    余裕がなくなるとついついしてもらっていることに感謝する心を忘れてしまう。当たり前になってしまう。相手が自分に与えてくれていることなんて、当たり前じゃないのに。たくさんのこと、してもらっているのに。足りない足りないと言って、求めてしまう。気をつけたいなって思った。感謝のきもち。

  • とにかく、濃い。
    愛するということがぐっと詰まっている本。

    やっぱり、山田詠美さんの本には恋愛観を変えられたり、確認させられたりする。

    濃厚で、読んだあとすこし疲れてしまうくらいだけれど、愛することについていろいろ考えさせてくれてためになった。

  • 夫婦がそれぞれの視点から交互に過去を振り返って語り合うような構成。共感できる点が多く、頷きながら、ニヤニヤしながら一気に読了。

  • こんなふうにだれかをあいすることができるなら...

  • 山田詠美の本って恋愛小説が多い。
    それもとても幸せな恋愛小説が。
    きっと幸せなんだろぉなって心から思う。

    ルーファスがドアを目の前で閉められるのが
    苦手だと言ったら
    ココがだったらあなたが後ろ手で
    閉めればいいじゃないのっていうセリフ
    いつか使わせていただこうと思いました。

    幸せな結婚って人それぞれだと思うけど
    ココとルーファスは最高の形で
    幸せになったんだと思う。

  • 山田詠美の本読むと
    いつも勉強になるし
    自分の経験不足や
    身構えちゃうところ
    視野の狭さを
    もったいなく感じる´・ω・`

    すごく価値観を
    主張してくるし
    その中には結構
    瑞穂みたいな女の子
    批判されてるものもあるし
    ナルシストすぎるし
    苛々もしちゃう笑

    だから読むとき
    ちょっとだけ身構える(笑)

    でもやっぱり
    幸せな気持ちを
    共有して泣ける
    小説を書けるなんて
    すごいなって思う。

    こういう関係に
    なっていける恋愛は
    すごく好きだな。

    今は「生もの」な魅力を
    存分に使わないと
    もったいない!

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著者プロフィール

山田 詠美(やまだ えいみ)
1959年、東京生まれ。明治大学文学部中退。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。同作品は芥川賞候補にもなり、衝撃的なデビューを飾る。87年には『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞受賞。89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年 『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16「生鮮てるてる坊主」で川端賞を受賞している。その他の著書に『無銭優雅』『学問』『タイニー・ストーリーズ』『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』などがある。

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