RIKO: 女神の永遠

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 235
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048728645

感想・レビュー・書評

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  • 第15回横溝正史大賞受賞作。

    性愛小説とか言われるだけあって、主人公緑子の奔放な性生活ばかり。一応警部補なんだけどね。

    少年のレイプビデオが販売されていた。びっくりしたことに、レイプしても、男女どちらに対するかで、刑罰が違うこと。 女性に対する方が重い。それはそれでおかしいような・・・ もう変わったかな?
    それと、緑子の3人の相手、署内のレズ相手が絡む。

    空白行が多いから、読みやすい感じ。見て見たら、規定は原稿用紙の枚数なんだね。文字数じゃないんだね。
    ぱんぱんページめくったわ。

    麻里と茂木の悲恋話は斬新かな。
    シリーズ化されてるようだから、読んでみよ。

  • 読みやすくて一気に読めたけど、個人的にはちょっとどろどろしてあまり好きになれない。
    でもシリーズになっているようで、他の作品も読んでみたいと思う。

  • 柴田よしきさんのデビュー作(?)にして最高傑作!
    ‥20年以上前の作品とは‥とても思えないヽ('ー'#)/
     
    素晴らし過ぎます(・ω・)ノ
    (※但し‥
    少し性描写がキツめです!)
     
    ■□■□■□■□
     
    強い女性が素敵か?
    弱い女性が好ましいか?
    強い女性は得か?
    弱い女性は損か?
     
    主人公を‥
    自分に置き換えるか?
    愛し愛される側に置き換えるか?
     
    苦しくて切ない傑作ですo(^o^)o♪

  • こういうのもアリか、と。
    おもしろかったですよ。

  • これがデビュー作とは恐るべし。

    【図書館・再読・7/5読了】

  • 柴田氏のデビュー作。

    実力でのし上がった女刑事が主人公。美人で肉体的にもたくましい。

    話は、男から屈辱を受けた女性の逆襲。なのかな。

    レイプ、逆レイプ、同性レイプ(男)の話が事件の発端になっているのでその手の話が苦手な方は読むのは避けたほうがよいと思います。

    改行の仕方が独特で慣れるまで少し違和感。
    警察小説、恋愛小説、性愛小説をまぜたようなもの。と解説にありました。どの要素もバランスよく組み込まれた話なのですが、個人的にはそれが裏目に出て推理物を読みたかった自分としては、そこが物足りなく感じてしまいました。

  • 7

  • 第15回横溝正史賞受賞作。
    日本警察を舞台にして奔放な女性キャラがヒロインということでかなり異色なミステリーな気がします。

    扱う犯罪が犯罪なのでちょっと気分悪くなりますし、評価されているようですが改行の多い文章の流れとか選択される言葉はあまり好みではないのですが、ストーリーの勢いに流されます。
    因みに犯人は半分まで読み進む間にわかりましたが、暗号はわかんなかったっす。
    まあとにかくこれがデビュー作というのはすごいですな。
    他の作品もちょっとつまみ食いしてみようと思います。

  • 作家開拓、2冊目。

    少年のレイプビデオが販売されている事実を突き止め、
    捜査をしていた緑子のもとに
    本庁から合同捜査の要請が入る。
    というのも、別件で捜査を続けるうちに
    本庁もそのレイプビデオにたどり着いたからであった。
    ―本庁には緑子が憎んで恨んでいる人物がいる。
    かつての不倫相手で、自分を守ってくれなかった安藤。
    緑子を恨んで陵辱した高須。
    複雑な人間関係を孕んだこのチームで
    事件は解決できるのか?

    ハードボイルド。
    面白かったけど、好きにはなれない1冊ですね…。
    如何とも表現しがたい。
    ドロドロすぎて、嫌悪感を抱いてしまう。

    はじめ、柴田よしきさんを男だと思っていて、
    だからこういう男に都合の良い女が
    主人公になるんだわと思ってたら
    柴田さん、女の人だった!!びっくり。

    実際はちがうんだろうけど
    これ読むと、警察行きたくなくなるよね。
    好きな男のために別の男と寝るってどゆこと?
    わーん、ショック。

    でも、面白かったので、次は違う雰囲気の本を読んでみたいですね。

     「あのビデオね、あれは共食いなのよ」

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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