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- Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048728959
感想・レビュー・書評
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正直なところ、映画もコミで駄作という評価がよく聞かれる作品です。
でも、僕は好き。
特攻隊って言うとどうしても悲劇的な悲惨なイメージが付きものではあるけど、この作品は最後の最後、特攻に飛び立っていくその瞬間まで底抜けに明るい。
特攻隊員を一人の若者として見ていったらきっとこんな明るい日々を過ごしていたんじゃないだろうかってことにハッとさせられた。
彼らだって20歳前後の若者だったんだから、遊んだり、真剣に何かに取り組んだり、悩んだり、恋をしたり、いろんなことに全力だったに違いない。
その日常の中に特攻という異常な死が含まれていただけで。
彼らのその明るさの中に。あるいは真剣な生きざまの中に。
悲しみという真実がある。
それこそが平和を求める気持ちの芯に必要なものの一つなんじゃないだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『君を忘れない』という映画のノベライズ版。この本のあとがきに映画の真意が語られている。必読。
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