蒲田行進曲 つかこうへい劇場2 (つかこうへい劇場 2)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048729925

作品紹介・あらすじ

映画『新撰組』で、はじめて主役を演ることになった銀四郎。その恋人で、かつてのスター女優小夏。そして銀四郎を慕う大部屋のヤス。-銀四郎は、あたらしい「女学生のような」女の子に熱を上げ、妊娠した小夏をヤスに押しつけようとし、小夏は銀四郎を諦めてヤスを愛しようとつとめ、ヤスは「大好きな銀ちゃん」の言うままに、お腹の赤ん坊ごと小夏を引き受け、小夏との家庭を築いていこうとする。サディスティックなほどにマゾヒスティックに、傷つき、傷つけることでしか成立しえない「酷薄な愛」を描いたつかこうへいの代表作。第86回直木賞受賞。風間杜夫と山崎銀之丞の対談「銀ちゃんのこと」、深作欣二監督とつかこうへいの対談「若き表現者へ-映画のからだ、演劇のことば」を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 著者、つかこうへいさん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。

    つか こうへい(本名・日本名:金原 峰雄(かねはら みねお)、韓国名:金 峰雄(キム・ボンウン、朝鮮語: 김봉웅)1948年4月24日 - 2010年7月10日)は、日本の劇作家、演出家、小説家。大韓民国国籍。

    福岡県嘉穂郡嘉穂町(現・嘉麻市)牛隈生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科中退。★☆北区つかこうへい劇団主宰。生前は東京都北区に在住し、同区の親善大使も務めた。血液型A型。

    62歳没とのことです。


    で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです)

    映画『新撰組』で、はじめて主役を演ることになった銀四郎。その恋人で、かつてのスター女優小夏。そして銀四郎を慕う大部屋のヤス。-銀四郎は、あたらしい「女学生のような」女の子に熱を上げ、妊娠した小夏をヤスに押しつけようとし、小夏は銀四郎を諦めてヤスを愛しようとつとめ、ヤスは「大好きな銀ちゃん」の言うままに、お腹の赤ん坊ごと小夏を引き受け、小夏との家庭を築いていこうとする。サディスティックなほどにマゾヒスティックに、傷つき、傷つけることでしか成立しえない「酷薄な愛」を描いたつかこうへいの代表作。第86回直木賞受賞。風間杜夫と山崎銀之丞の対談「銀ちゃんのこと」、深作欣二監督とつかこうへいの対談「若き表現者へ-映画のからだ、演劇のことば」を収録。

    本作は、著者が30代前半に書かれた作品になりますか。
    やはり、若くなければ書けないような内容と思えます。

  • 戯曲からの小説化という流れだったらしいけど、小説で書くならこれ以上ないって書き方なんだと思う。ヤス目線と小夏目線で銀四郎を脇にやる。すごい力のある小説。

  • なんだかドタドタしてて息がつまる。銀もヤスも狂ってるし小夏も狂ってる。
    狂いながら生きるのがいいのか?愛せないよ


    でも外国作品だと思うとしっくりくるということは悪くないのかも。

  • 一番最初に見たつか舞台です。
    意味もよくわかってないのに勝手に涙が出まくって本当にびっくりしました。
    むしろこわかったです。

  • 偶然にもこれを読み終えた夕刻。紫綬褒章を受賞されていた。おめでとうございます。デス。なんだか不思議な縁かしら。それなのにサドかマゾかという話は妙かもしれないが本人が書かれた作品だから仕方ない。会社の社長はほとんどプライベートはMである。会社の営業社員はほとんどプライベートはSである。これは想像すれば納得いく話であるが。すべてがそうではない。当たり前の話だが。MばかりでいるとSになりたくなりSばかりでいるとMになりたくなる。時には甘えたくなり時には叱って欲しくなる。叱ってばかりいると可愛そうなので甘えさせてあげる。甘えさせてばかりいると堕落するので叱ってあげる。「私(僕)どっちかというとS(M)かもしれない。」という発言は聞き流した方がいい。「私(僕)そういうのわかんない。」という発言は注意した方がいい。SとMはちゃんと同居している。強弱はそれぞれだがニュートラルにもできる。「私(僕)基本的には両方。」という発言をする方は言い方こそ妙だがまず信頼してみよう。とか。

  • 人間臭さがいい。

  • 愛の形が私にはちょっと複雑すぎてわかりませんでした。

  • 高校生の頃、学校で著者の講演を聞いて大ファンに。
    つか作品はかなり読みました。

  • 代表作

  • つか こうへい / 角川書店 (1996/10)

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。劇作家、演出家、小説家。大学時代から演劇活動をはじめ、73年『熱海殺人事件』で岸田國士戯曲賞を当時最年少の25歳で受賞。70年代演劇界に一大旋風をおこす。82年『蒲田行進曲』で直木賞受賞。現在も国内外で活発な劇作・演出活動を続ける。

「2018年 『小説 熱海殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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