- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048730181
感想・レビュー・書評
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資料番号:111075594
請求記号:F/クリモ -
装丁の美しさと帯の文句に惹かれて購入。
読んでみれば、百合モノでミステリ要素は薄く、文章が拙いのもあって今ひとつ楽しめなかった。
作品のテーマであろう後半の異常さはなかなかのものなのだが…。
シリーズ物らしいが、他を読む気にはなれない。 -
レズいや百合の話といったほうがいいのかな。最初は気持ちの悪い話だと思ったけど意外と読めたよ。ママンはレズきしょい、げろげーとか言ってたんで読む人を選ぶ本ではありそ。
栗本さんは自殺誘導が好きなんですねー。人間そんな死ね!と言われたぐらいで自殺するとは思えないんですが。どうもマユリだかも魅力的には思えないし。竜子はまともだったけど、何でまともな人間が女の髪を切る虐め加担する真似をするんだとか・・・ようするにただの自分かわいこちゃんかよ!いい子ちゃんぶってるけど同罪の奴ってむかつきますよねー。
どうして毎度、美形強姦って単語を出すんだろう。顔のいい人間に恨みでもあんのか。実際ぶさより容姿端麗な人間は得するもんだ。そうそう、男だからとか綺麗だからとかレイプ、強姦なんて起こるわけない。 -
『大導寺一族の滅亡』で出てきた竜介の妹、笙子が一族の家系から封印されている理由について。『滅亡』はちょっと推理小説チックで面白かったけれど、これはいわゆる真夜中の天使とかあっちの女の子路線って感じだろうか、だからどうしたという類の話だ。<br><br>
大正時代の名家の子女が通う女学院で、エキセントリックでみんなの憧れを集めている薔薇のような少女と彼女に思いを馳せる菫のような笙子が、嫉妬の輩にちょっかい出されて余計に深い仲になり復讐が開始される……。読者の気持ちの一部の代弁者という感じの竜子が彼女たちの異常性を指摘しても「異常のどこがいけないのだ」と開き直る二人は、栗本さんの世界ではよくあるパターンなので、うん、本当によくある話じゃないかと思ってしまうのであった。'97