人獣細工

著者 :
  • 角川書店
3.26
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本棚登録 : 80
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048730525

作品紹介・あらすじ

遺伝子操作によって誕生した人間の臓器、四肢、眼球などを持つ異形のブタたちそのさまざまな器官を異種移植された少女の身も凍る秘密とは。

感想・レビュー・書評

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  • 201711
    人獣細工 オチが読めちゃうので、どんでん返し的な驚きはあんまりないかな

    吸血狩り なかなか面白い

    本 かなり読み応えあったー、わけわからんけど

  • 2016/3/26 読了

  • ホラー中編集。
    SF要素も加え、人間とは何かと自問する主人公を描く表題作が良い。

  • “「何が書いてあるの?」
    「よく、わからない。何だか難しいこと。歴史の本みたいでもあるし、科学の本みたいなところもあるの。本当は外国の本なんだけれど、あの人が自分で翻訳したって言ってたのよ」
    「なんて題名の?」
    「ししょくきょうてんぎ」
    もし、今、僕がその題名を聞いたら、目の玉が飛び出してるだろうが、その時は書名の持つ意味はわからなかったんだよ。もう、あの本は残っていない。あんなことになって、祖父母が処分してしまったのかもしれないな。わからないまでも、少し読んでおくべきだった。もし、そうしていたら、どんなに役立っていたことだろう。しかし、実際にはその本の内容は一言も知る機会がなかった。知っているのはその題名だけだ。
    その夜も僕は眠れなかった。時々、従姉が未知の言語で寝言を言うので、なおさら眠れなかった。”[P.114_吸血狩り]

    「人獣細工」
    「吸血狩り」
    「本」

    井戸の件は何だったのだろう。"僕"のおかしさを表してるとか?
    「本」のグロさに思わず目を逸らした。

    “このハードウェアとソフトウェアの関係は一種の共生関係と考えられないだろうか?わたしはそうとらえる。ただ、生物の共生体とコンピュータの共生体が違うのは増殖機能の点だろう。もちろん、ハードウェアは自己増殖はしない。今のところ、必ず人間が介在しなければならない。もっとも、ソフトウェアの助けがあれば将来的には増殖するハードウェアも夢ではない。工場の機能を内蔵するハードウェアができれば、製造用ソフトウェアをインストールして、自己複製が可能になるだろう。そして、ソフトウェアに関して言えば、ハードウェアの助けさえあれば、今でも簡単に増殖できる。一度、ディスクなどの媒体にロードしたものを別のハードにセーブすれば、それだけで増殖したことになる。あるいは、二つのハードがケーブルで繋がっていれば、直接ハードウェア間でソフトウェアを転送することも可能だ。”[P.153_本]

  • 「人獣細工」「吸血狩り」「本」の3編

    「人獣細工」は良かった。
    どこまでが私で、どこからが別物なのか。
    最後のどんでん返し的なオチが怖いわー。

    「吸血狩り」は消化不良。
    「本」は途中リタイア。

  • (収録作品)本/吸血狩り/人獣細工

  • 『人獣細工(にんじゅうざいく)』
    前回読んだ「ハーツ」と被る単語が出て来てビビった。
    HLA型、サブリミナル、豚の臓器移植、4分の1に分けた卵子。
    何か、もう…豚見られない…(´д`;)

    『吸血狩り』
    吸血鬼モノ〜vV
    と思って読んだけど、これは終わりが何かよく分かんなかった…。
    頭弱い/(^o^)\
    本当に吸血鬼だったの?
    それとも少年の思い込み?
    「小僧!」言われたい(*´д(ry

    『本』
    本の話。
    何か怖い。
    無限ループ…?
    この小林さんってほんと頭良いんだろうな〜と思った。
    理系なのかな。
    ちょっと、キノとかに有りそうな話も有った。

    小林さんの書く話、超好みだわ。
    『狂気』って言葉がよく似合う。

  • 『本』が好きです。

  • 痛みの描写や恐怖を煽るシーンは殆どないのに、それでも怖い。グロい。
    少しのズレがやがて大きな歪みとなっていく。
    ホラーってすばらしい。

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著者プロフィール

1962年京都府生まれ。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。98年「海を見る人」で第10回SFマガジン読者賞国内部門を受賞。『アリス殺し』で啓文堂文芸書大賞受賞。その他の著書に『人獣細工』『肉食屋敷』『家に棲むもの』『脳髄工場』『忌憶』『臓物大博覧会』『人造救世主』など多数。

「2016年 『失われた過去と未来の犯罪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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