- Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048730600
作品紹介・あらすじ
究極の扉がいま開かれてゆく。「脳」。そこには生命の謎、超常現象の根源、死後の世界の正体、そして神の姿が収まっている-。恐るべき新世代の天才が、人類最後の未知の領域を強烈に照らし出す!2年半の沈黙を破り「パラサイト・イヴ」の著者がついに放つ長篇第2作。
感想・レビュー・書評
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この作者の「パラサイト・イブ」を読んだのはもうずいぶんの昔のことでこまない内容は忘れていたが、面白かったことだけは覚えていた。その作者の第二作目というので、古本屋で見つけたときに購入した。脳神経学者が田舎の村の研究所に赴任してくるところから物語が始まる。オカルト的な雰囲気が漂うが、脳神経の立場からの科学的な解説や説明がなされてゆく。その細かさには驚かされる。説明のすべてがすべてをうのみにしてはいけないのかもしれないが、少なくともリアリティはすごくある。ここまでのリアリティが本当に小説に必要だろうかとも思ってしまう。でも物語には引き込まれる。
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面白い
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オカルトに科学を混ぜた語りは好きだが…ちょっと科学の専門用語が多すぎるような。さて、後半どうなるのか。
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少年が■■するあたりまでは「この描写も、この描写も、この描写も……こ、これは活字による特殊効果か!? 展開する仮説もビンビンと琴線に触れるぞ、瀬名秀明万歳! もしかしたら『妖星伝』の上を行く私的殿堂入りSFとなるかも?」 (注:私的殿堂入り小説は『妖星伝』と『獄門島』の二作品だけ) などと盛り上がつてゐたのだが……。 北川との(多分)最後の会見でサンリオSF文庫の某作品が連想されて失速し、エピローグまで辿り着いての結論は、中学校の図書館で読み漁つた星新一のなかの某作品の方が好き、てな感じ。
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「パラサイト・イヴ」著者の二作目、脳についての物語です。
様々な分野の研究を行うブレインテックにヘッドハンティングされた主人公は、悩みを抱えつつ記憶について研究を進めます。
しかし、陰謀が渦巻く施設で現実離れした世界へ引き込まれていきます。
どこまでが科学でどこからが非科学なのか。
下巻にも期待します。 -
記憶のメカニズム。自己。神。進化。後半4分の3まで最高。
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H27.10.10 ずっと積読本だった。専門的な話にも厚みを感じる。アブダクションの話しあたりから、ん?
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う~ん、知識が色々いっぱいいっぱい。
超能力・脳科学・薬学・臨死体験・宇宙人との交信…
多分これからの物語を読み解くのに必要であろう情報は本の中で教えてくれるのですが、確かに興味深いと思いつつも、ちょっと重たい。
きっと一気読みしちゃう方がいいと思います。
知識を忘れないうちに下巻に行くぞ~。 -
下巻に譲る