十三番目の陪審員

  • 角川書店 (1998年9月2日発売)
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感想 : 6
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  • 本 ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048731263

感想・レビュー・書評

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  • 冤罪事件の一部始終をドキュメント小説にして出版しないかと持ちかけられて、怪しいと思いつつ夢を捨てきれない鷹見は危ない橋を渡ってしまい…

  • 作家デビューを目論む主人公は、ネタ作りの為に血液DNAを自分とは違うものに入れ替え、冤罪事件を作ろうという提案を受けてしまう。
    本当に起きてしまった事件の容疑者として、逮捕されてしまい、日本初の陪審員制の裁判にかけられることになる。
    じっくり読めば、深くておもしろいけれど、展開スピードが遅く読みづらかった。途中でくじけそうになったけど、最後まで読んで良かったと思えた。

  • 陪審員制度がついに始まった日本で、故意の冤罪によって逮捕されノンフィクションを書くという計画をそそのかされ、実行した鷹見瞭一。しかしそれは真犯人の、ひいてはより大きな存在の罠だった!はたして弁護人森江春策は、被告人を助け出し、この事件の裏に隠された陰謀を暴くことができるのか!?

    すごく面白かったです。一筋縄ではいかないどんでん返しがありました。陪審員制度が現実に始まり、そして先の福島原発事故があったこともありぜひ読んでほしいです。

  • 2008.12.9貸出
    読み応えあり。どうどんでん返しがあるのかとわくわく。
    もう少ししたら裁判員制度も始まるし、興味ありますね。
    生物系トリックあり。

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著者プロフィール

一九五八年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。
一九八六年、「異類五種」が第2回幻想文学新人賞に佳作入選。
一九九〇年、『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞受賞。
代表的探偵「森江春策」シリーズを中心に、その作風はSF、歴史、法廷もの、冒険、幻想、パスティーシュなど非常に多岐にわたる。主な作品に『十三番目の陪審員』、『グラン・ギニョール城』、『紅楼夢の殺人』、『綺想宮殺人事件』など多数。近著に『大鞠家殺人事件』(第75回日本推理作家協会賞・長編および連作短編集部門、ならびに第22回本格ミステリ大賞・小説部門受賞)。

「2022年 『森江春策の災難』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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